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Photo bynoouchi

いい短歌ってどんな短歌?

    いい短歌ってどういうのだろう。
    巷で人気があると言われる現代短歌を目にしても
    うーん。私にはちょっと良さがわからないな。と思うこともしばしば。

    ディスりたいわけではなくて、どういう歌が人に刺さるんだろうって。
    私にはそれがよくわからない。
    でもそれって本当に好みの問題かな。
    人それぞれ、てことなのかな。

    きっと短歌の専門家の方たちからしたら、こういうのがいい歌です、という決まりがあるのかもしれない。
    私はちゃんと学んでないからよくわからないんだ。

    でもたとえば、私の好きな河野裕子さんの歌なんかだと、短歌の良し悪しの決まりなんてわからなくても、そんなこと関係なく、がっつり心を抉られる。

    ひとことでいうと、とにかく抉られるんだ。
    苦しくなる。
    刺さりすぎて、切なくなるというか。

    私にとってのいい歌、というか好きな歌は、抉られる歌ってことなのかもしれない。
    自分の中の琴線に触れる歌ってことなのかな。

    私の中にもたぶんあるんだ。
    同じ類の感情が。または感性が。

    そこに触れられるとものすごく揺さぶられる。
    たとえそれが自分の体験したことのないことだとしても、そこに置かれている感情には身に覚えがある。というような。

    河野裕子さんの歌にはそれがあるから、喰らってしまうのかもしれない。

    短歌を始めて2ヶ月と少し。
    最初はただただ湧き出るままに、心のままに詠んでいたけど、最近は少し欲が芽生えてきて、いい歌を詠みたいなんて思うようになってしまった。

    素直に詠んだままだとつまらないかなとか、浅いかなとか、面白くないかな、とか思ってしまう。
    もう少し格調高い感じにしたいな、みたいな。

    それがいいのかどうかわからない。

    だけど私は河野裕子さんが好きだから、どうしてもあんな歌に憧れてしまうんだ。
    自分がそこへ行けるとは思わないけれど。

    わかりやすい言葉で思いつくままに詠むだけでは、なんだか足りない気がしてしまう。

    でも何が正解かなんてわからない。
    私が素直にスッと詠んだ歌を良いって言ってくれる人もいる。
    渾身の力作はあまり受けていなさそうだったり。

    どんな歌が人に刺さるかなんてわからないし、
    大勢の人に受ける歌がいい歌なのかどうかもわからない。
    そもそも私は人に評価してもらいたくて短歌を始めたわけじゃないしね。

    私がいいって思う歌、自分でこの歌好きって思える歌を詠んでいけばいいのかな。

    私は私のために詠めばいいのかな。

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