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Photo byenjiro

オレとお前の、マーブルなオーロラ|シロクマ文芸部

    くろいるすけ


    「──・・・シャボン玉の中から世界を見てさ」

    ん? いまなんて言った?

    「よく見ると、つるつるした表面を虹が蠢いてるだろ? あれあれ、あんな感じ」

    うん、そうだな。曲がりくねったいろんな色が、オーロラみたいに動いて。シャボン玉ってそんな感じだ。

    「それ! ああ、いいなぁ。あんなの、他にないだろ。え、あんのか? いや、ないだろ。それが ふわふわゆらゆら 漂う。もう戻ってこないんだぜ。なんか、いいよな」

    あ、うん。で、中から……見るって?

    「そうなんだよ。そういうシャボン玉の中から世界を見んの」

    えーっと、同じことがないってこと、か?

    「そうだね。そいでさ、うっすーいのな。薄いの。一瞬だぜ。一瞬でパチンだ」

    ああ。ゆく河の流れは絶えずして、ふわふわ ゆらゆら パチン──、か。

    「でもさ、それがいいっていうかさ。マーブルな虹がオーロラみたいに生きてるんだ」

    ──うん。

    「たぶん、オレの乗ってるシャボン玉と、お前の乗ってるのは違うだろ?」

    そうかもな。

    「みんな別々のシャボン玉なんだよな」

    ああ。

    「だから、さっきはごめん。お前のシャボン玉からはそうやって見えてるって、気づいてなかったから」

    そっか……。なんか、いいかもな。






    よろしくお願いします




     
     
     
    何者でもないことの誇りを伝えてみたいのに 何者でもないから伝えられなくて驚いた ‖‖ 2025•3•27 こんにちは!noteが楽しくなってきました。 読んだ人が楽しくなってくれたら うれしいです♪

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