施工管理になって分かった。職人時代の経験は全部つながっていた
施工管理になった時
それまでとは
全然違う仕事を始めたように感じました。
書類を書く。
工程表を更新する。
業者へ電話する。
客と話す。
現場全体を見る。
溶接をしていた頃とは
やることがまるで違います。
でも続けているうちに
気づきました。
整備士も。
溶接も。
組立も。
据付も。
今までやってきた仕事が
意外なくらい使えるんです。
整備士の頃に覚えた「全体を見る」
私の社会人生活は
自動車整備士から始まりました。
車は
一つの部品だけで動いているわけではありません。
何か不具合があった時も
そこだけ見れば
原因が分かるとは限りません。
一つの不具合が
別の場所へつながっていることもあります。
どこがおかしいのか。
何が原因なのか。
一部分だけではなく
全体を見ながら探していく。
整備士をしていた頃に
私はそういう見方を
少しずつ覚えていきました。
施工管理になったあと
一つの作業だけではなく
現場全体を見るようになりました。
その時
整備士の頃にやっていたことと
少し似ているなと思いました。
溶接工として作る側にいたことも残っていた
整備士を辞めたあと
私は溶接工見習いになりました。
鉄を触る。
切る。
合わせる。
溶接する。
実際に物を作る側で
仕事を覚えました。
施工管理になると
自分で全部作る仕事ではなくなります。
でも図面を見た時に
これを実際に作るなら
どうするのか。
職人はどこで困るのか。
そういうことを考える時に
溶接工だった頃の経験が
役に立ちました。
もちろん
職人経験がない施工管理では
できない。
という話ではありません。
私の場合は
作る側にいた経験を
そのまま持って管理側へ行けた。
それが助けになりました。
組立と据付で前後を見るようになった
溶接だけでは
物は完成しません。
部品を組む。
形にする。
運ぶ。
現場へ持っていく。
据え付ける。
ほかの設備と合わせる。
そこには
前と後の工程があります。
組立や機械据付をやるようになって
自分の作業だけでは
終わらないことを何度も見ました。
自分たちが終わったあとに
別の業者が入ることもあります。
逆に
前の作業が終わらないと
自分たちが進めないこともあります。
施工管理になって
工程を考える。
材料を手配する。
業者を動かす。
順番を調整する。
そんな仕事をするようになった時
組立や据付で見ていた
前後の流れがつながりました。
施工管理になって過去の経験の意味が変わった
施工管理を始めた頃は
最初から
現場全部を任されていたわけではありません。
書類整理。
業者への電話。
工程表の更新。
そんなところから始まりました。
そこから少しずつ
工程。
人。
材料。
予算。
客。
職人。
見るものが増えていきました。
施工管理という仕事そのものを
私が面白いと思う理由は
こちらにも書きました。
施工管理になってから
過去にやってきた仕事が
別の見え方をするようになりました。
整備士は整備士。
溶接は溶接。
組立は組立。
据付は据付。
当時は
それぞれ別の仕事としてやっていました。
でも管理側に回ると
全部が一つの現場の中で
つながって見えるようになりました。
キャリアアップは前の仕事を捨てることではなかった
整備士を辞めた時
この経験が
何年後かに施工管理で使える。
そんなことは考えていませんでした。
溶接を覚えていた時も同じです。
組立も。
据付も。
将来のために
計算して経験を集めていたわけではありません。
その時は
目の前の仕事を
覚えることで精いっぱいでした。
でも後から振り返ると
全部
次の仕事へつながっていました。
キャリアアップという言葉を見ると
今の仕事を捨てて
新しい仕事へ進む。
そんな感じにも見えます。
でも私の場合は
捨てたというより
今まで覚えたものを持ったまま
見る範囲が広がっていきました。
高卒で最初から施工管理を目指していたわけでもない
私は高卒です。
漢字も得意ではありません。
最初から
施工管理になろう。
現場を管理する側へ行こう。
そんな道を決めていたわけでもありません。
整備士になって。
溶接を覚えて。
組立をやって。
据付をやって。
施工管理になりました。
分からないことは聞く。
教えてもらったら覚える。
メモする。
できることを一つ増やす。
その繰り返しでした。
高卒だから
誰でも同じように進める。
という話ではありません。
ただ私自身は
そうやって
現場で一つずつ覚えてきました。
やっている時には何が残るか分からない
整備士を辞めた時は
その経験が施工管理で役に立つなんて
思っていませんでした。
溶接をしていた時も同じです。
組立も。
据付も。
その時は
目の前の仕事を覚えるだけでした。
でも今振り返ると
全部つながっています。
何が将来役に立つかなんて
やっている時には
分からんもんです。
だから今でも私は
目の前の仕事を
ちゃんと覚えることは
無駄にならんと思っています。
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最後まで読んでくれてありがとうございます。漢字も書けない高卒の私の言葉が、誰かに届くなんて、昔は想像もできませんでした。チップ不要です!いいね・コメントもらえると励みになります。