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🧭ハダトの冒険07 動き出した奜奇心

    ハダトの冒険
    01遞んでしたった䞀歩
    02キキを远ったその先に
    03颚が動く日気を぀けろ
    04颚が動いた日
    05湖のほずりで
    06䜕かが倉だ
    07動き出した奜奇心← 今ここ

    「もしかしお  」 

    胞の奥で、䜕かがゆっくり繋がり始めおいた。

    でも、ただ確信はない。
    ハダトは銖から䞋げおいた銖食りを倖した。

    円盀の䞭倮にあるくがみに、そっず近づける。

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    思ったよりも自然に、ぎたりず圢が重なった。

    「  やっぱり」

    そのたた抌し蟌もうずしお、手が止たる。

    銖食りに぀いおいた玐が匕っかかり、
    最埌たで入らない。

    「ダメだ、ひもが邪魔だ」

    玐はぎんず匵っおいる。結び目を揺すっおも、
    匕っ匵っおも解けそうもない。

    「固  」

    指先がだんだん痛くなる。

    「そうだ、ナむフ  」

    リュックを持る。
    でも、昚日手入れしようずしお、机に眮きっぱなしにしおいたこずを思い出した。

    「あヌ、したった」

    ハダトは頭を抱えたたた、小さく息を吐いた。
    少し考えおから呚囲を芋回し、
    䜕か䜿えそうなものがないか探す。

    なるべく先の尖ったもの。
    ナむフみたいに削れそうなもの。
    そこに萜ちおた薄っぺらい石を手に取る。

    「これで、いけるか  」

    玐ぞ石を圓お、こする。
    ゆっくりだが繊維がほ぀れおいく。

    「よしっ」

    现い毛が少しず぀、ぱらぱらず萜ちおいく。
    最埌は䞡端を持っお匷く匕っ匵った。
    ──プツ、ず小さな音がした。

    「切れた」

    ハダトは銖食りを手のひらぞ乗せるず、
    円盀のくがみに合うように持ち盎した。

    今床は邪魔するものはない。
    そのたた、ゆっくり抌し蟌んだ。

    カチリ。

    「は、はたった  」

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    そしお、──次の瞬間。

    青癜い光が円盀の衚面に走った。

    「うわっ  」

    现い線が、溝に沿っお次々浮かび䞊がっおいく。たるで、眠っおいた暡様が、ゆっくり目を芚たしおいくみたいに。

    ハダトは思わず息を呑む。

    円盀の䞭心郚がドクンず脈打぀。
    青癜い光は、石の衚面をゆっくりず巡りだした。

    期埅が䞀気に広がる。
    思わず䞡手にギュッず力が入った。

    「すごいよキキ 」

    「芋お、この光──」

    そう声を出した盎埌だった。
    その光が、䞍意に匱くなる。

    さっきたで流れおいた線が、
    少しず぀、か现くなっおいく。

    青癜い光は、蛍みたいにかすかに瞬きながら、
    頌りなく薄れおいった。

    「埅っお  」

    ハダトは慌おお円盀を傟ける。

    「消えないで  」

    けれど、光は戻らない。
    円盀はそのたた静かに沈黙しおしたった。

    森の音だけが戻っおくる。
    ハダトは困ったように円盀を芋぀めた。

    壊れたのだろうか。
    いや、それは違う気がする。
    さっきは確かに、光っおいた。

    「なんか、電池が切れたみたいだ  」

    指で暡様をなぞる。

    「電池  切れ」

    䞍意に、石碑の光景が頭に浮かんだ。

    苔の奥に刻たれおいた線。
    わずかに光っおいたような蚘憶ず、
    觊れた瞬間に足元を抜けた、あの小さな揺れ。

    「  あ」

    ハダトは勢いよく顔を䞊げる。

    「ねぇキキ
    こないだの石、これず䌌おなかった」

    口に出した瞬間、頭の䞭で暡様が重なる。

    あの石碑もうっすらず光っおいた。
    光の色も䌌おいる気がする。

    そうかもしれない。でも、違うかもしれない。

    ただ、確かめたい気持ちだけが、
    ふ぀ふ぀ず湧き起こった。

    「行かなきゃ  」

    立ち䞊がり、垰り道の方向ぞず芖線を向けた瞬間、湖にいるモコのこずを思い出した。

    「あっ」

    ハダトは慌おお振り返る。

    「やば戻んなきゃ」
    「モコのこず、眮いおきちゃった」

    キキは少し先で、静かにこちらを芋おいる。

    「  キキ、䞀回戻ろう」

    そう蚀っお歩き出すず、
    黒い背䞭も静かに向きを倉えた。

    ◆

    「あヌ ハダトヌ」

    岞蟺からモコの声が飛んだ。芋るず、
    モコがぷんすかした顔で仁王立ちしおいる。

    「探したモコ」

    「え」

    「いないからびっくりしたモコ」

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    「  ごめんね。その  キキがいおさ」

    そう蚀いながら振り返る。
    でも、そこにはもう誰もいなかった。

    「  あれ」

    ぀いさっきたで䞀緒に歩いおいたはずなのに。

    「キキっお䜕だモコ」

    「いや、黒い猫  なんだけど」

    モコは䞍思議そうに銖を傟げる。

    「芋おないモコ。いたら分かるモコ」

    「そう  だよね」

    ハダトはもう䞀床だけ森の奥を芋る。
    でも黒い圱は、どこにも芋぀からなかった。

    「垰った  のかな」

    少し䞍思議そうに呟いお、それから思い出したように手の䞭の円盀を持ち䞊げる。

    「あ、そうだ。モコこれ芋およ」

    モコの目が䞀気に茝いた。

    「わぁ」
    「なにそれヌ」

    ハダトは少し埗意げに、円盀を持ち䞊げる。

    「さっき向こうの方で芋぀けたんだ」

    「たた宝物モコ」

    モコは身を乗り出しながら、じっず芗き蟌む。

    「倚分ね」

    突然、ぷくっず頬を膚らたせる。

    「ハダトばっかりずるいモコ」
    「䞀緒に行きたかったモコ」

    「ご、ごめんっお」

    ハダトは苊笑いしながら頭をかく。

    「急だったし  モコ寝おたから」

    「ボクも時蚈、ほしいモコ〜」

    そのセリフでハッずした。
    ハダトはもう䞀床、円盀を芋る。

    䞞い圢。方角を瀺すような線。
    差し蟌んだ銖食りは、
    今芋るず、たるで針みたいだった。

    「これ、やっぱり動くんじゃ  」

    小さく呟く。
    ハダトの芖線がゆっくり動く。

    「モコ、これ時蚈じゃないかも」

    その瞬間、石碑の暡様ず、森の奥の景色が頭の䞭で繋がる。

    「あの石  」

    ハダトは思わず森の方を芋る。

    「やっぱり、もう䞀回行かなきゃ」

    「」

    「あのさ、モコ。
    明日こそ、䞀緒に探怜しようよ」

    モコの耳がぎくっず動く。

    「ほら、今日はもう暗くなるだろ」

    ハダトは湖の向こうを芋る。
    森には少しず぀倕方の色が混ざり始めおいた。

    「だからたた明日さ。パンずか氎筒ずか持っお、ちゃんず準備しお行こうよ」

    モコの顔がみるみるうちに、
    ぱぁぁっず明るくなる。

    「わぁ、やったモコヌヌ」

    湖に声が響く。
    モコは嬉しそうに、その堎で飛び回った。


    続く


    ハダトの冒険

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    「暮らしの森」を芋守る管理人🌳 1話2〜3分の小さな連䜜。森の䜏人たちの日垞に、家事・暮らしのヒントや小さな発芋を混ぜお綎っおいたす。 人ずの぀ながりが物語になり、歩いた足跡が森の地図になっおいく。 読む堎所ではなく、垰っおこられる堎所を目指しお🕯

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