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🧭ハダトの冒険10眠っおいた入口

    ハダトの冒険
    01遞んでしたった䞀歩
        
    08目芚めの矅針
    09隠されおいた森の秘密
    10眠っおいた入口← 今ここ

    ハダトはしばらく石碑を芋䞊げおいた。

    前に芋぀けた石碑ず姿圢はよく䌌おいたが、
    その倧きさはあたりにも違っおいた。

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    苔の隙間から浮かび䞊がる王様も䌌おいたが、
    よく芋るずそれだけじゃなかった。

    王様の隙間を埋めるように、
    芋たこずのない文字みたいなものが、
    いく぀も刻たれおいる。

    「これ  䜕お曞いおあるんだろう」

    ハダトはゆっくり近付き、石碑に手を圓おた。
    ひやりずした冷たさが手を぀たう。

    「もしかしお、昔のお墓だったりしお」

    小さく呟きながら芖線を䞊げた時、
    ふず、冷たい空気が足銖を撫でた。

    最初は、ただの颚だろうず思った。
    でも、顔には冷気を感じず、
    草朚も揺れおいなかった。

    䞍思議に思っお足銖に觊っおみるず、
    やっぱり足だけが冷たい。

    足元では、萜ち葉が䞀枚カサカサず揺れながら転がっおいった。

    「あれ  」

    その時、初めお気付いた。

    苔に芆われおよく芋えおいなかったが、
    ただの地面だず思っおいた堎所には石畳が敷かれおいた。

    よく芋るず、石畳の䞀郚分に、切れ目のような溝もある。萜ち葉はその溝に吞い寄せられおいるようにも芋えた。

    「え   吞い蟌たれおる  」

    ハダトは䜕かを思い立ったように、
    しゃがんで地面に耳を近付ける。

    息を朜めおいるず、
    遠くの方で空気が流れるような音が聞こえた。

    長い通路の向こうを颚が抜けおいるような、
    かすかな音だった。

    「ねぇこの䞋、䜕かあるかも」

    さっきたでただの石畳だった堎所が、
    䜕かを隠しおいるように思え始めおきた。

    ハダトは小さな溝に手を掛けた。
    だが、石畳はびくずもしない。

    今床はその䞊ぞ立ち、
    思いきりゞャンプしおみた。

    ドンッ。ず䜎い音だけが響く。

    ハダトは立ち䞊がり、
    もう䞀床石碑を芋䞊げる。

    「ねぇキキ、ここ絶察怪しいよね」

    䜕かある。そんな気はするが、
    これ以䞊手立おが浮かばない。

    ならば、ず石碑に目をやる。
    前に芋぀けた小さな石碑は、コンパスを近付けたら光った。この堎所にもきっず䜕かあるはずだ。

    でもコンパスは近付けおも䜕も反応せず、
    埮匱な振動が続いおいるだけだった。 

    「うヌん  」

    石碑は正面から芋おも、暪から芋おも、
    倉わったずころは芋圓たらなかった。

    最埌に裏偎ぞ回った時だった。

    「あ」

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    思わず声が挏れる。

    石碑の陰に、金属のようなものが芋えた。

    「これっお  レバヌ」

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    恐る恐る握っおみる。
    詊しに力を入れおみるが、びくずもしない。

    「くっ  」

    ハダトは䞡手で握り盎した。

    足を螏ん匵り、肩に力を蟌める。

    「固っ  」

    腕がじわじわず痛くなっおくる。

    今床は䜓重ごず抌し蟌むように力を掛けた。

    ギ、ギギ  

    たるで長い眠りから目を芚たしたような、
    重たい音が森に響く。

    「動いたっ  」

    ハダトは䜓重を乗せたたた、
    さらに力をかけお抌し蟌む。

    ギギギギ  

    「動けぇ  」

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    やがお──

    ガコン、ずいう音ずずもに、
    レバヌが最埌たで倒れた。

    その盎埌、足元の地面が倧きく震える。

    「うわっ」

    ハダトは思わずバランスを厩した。

    ゎゎゎゎ  

    䜎い振動が地面の奥から響き始める。

    「なっ  」

    ぱらぱらず土が厩れ萜ちる。

    石碑の前に広がっおいた石畳が、
    ゆっくりず沈み始めた。

    萜ち葉が吞い蟌たれるように滑り萜ち、
    長い幎月隠されおいたものが少しず぀姿を珟しおいく。

    石畳はさらに沈み蟌み、぀いには、
    その䞋ぞず続く石段が姿を珟した。

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    「森に  
    こんな秘密があったなんお」

    石段は䞀段、たた䞀段ず、
    暗闇の奥ぞず続いおいる。
    森の䞭になど、あるはずのない階段だった。

    冷たい空気が吹き䞊がっおくる。
    芋慣れた森だったはずなのに、
    急に知らない堎所ぞ来おしたったようだった。

    キキが静かに階段の方を芋る。
    ハダトも暗闇を芗き蟌んだ。

    䞋はほずんど芋えない。
    光が途䞭で飲み蟌たれおいる。

    コンパスの針は、
    迷いなくその先を指しおいた。


    続く


    ハダトの冒険

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    「暮らしの森」を芋守る管理人🌳 1話2〜3分の小さな連䜜。森の䜏人たちの日垞に、家事・暮らしのヒントや小さな発芋を混ぜお綎っおいたす。 人ずの぀ながりが物語になり、歩いた足跡が森の地図になっおいく。 読む堎所ではなく、垰っおこられる堎所を目指しお🕯

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