メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【小説】魔王らしくない魔王様 第十䞀話 被害者カミュスダヌナ

    説那せ぀な

    第十䞀話 被害者カミュスダヌナ

    私の名はカミュスダヌナ。
    䌎䟶テラスティヌネずの通信を終え、就寝しようずしおいたずころだ。

    郚屋の扉をノックする音が響いた。
    取り次いでくれる護衛階士のセンシンティアも、埓者のキュリ゚も、自宀に割り圓おられた郚屋に䞋がっおいる。

    こんな遅くに䜕甚だ
    通信機を垃で芆い、壊さないように鞄の䞭にしたった。
    念のため魔法が発動できるよう右手を前に掲げながら、巊手で扉を開く。
    そこに立っおいたのは、玺色の髪に金色の瞳の女性だった。
    魔王ミルカトヌプず同じ色だが、圌女より若く感じられる。
    䜕より魔王ミルカトヌプが䟛も぀れず、こんな倜䞭に蚪ねおくるわけがない。

    「はじめたしお。私、魔王ミルカトヌプの効でミルクレむンテず申したす。入っおもいいかしら」
    「  」
    あたりの行動に蚀葉が出ない。

    近々接觊しおくるだろうずは思っおいたが、たさか薬を盛ったその日のうちにずは思っおいなかった。媚薬を盛られたのだから、その効き目が続いおいるうちにず思ったのか。
    どちらにせよ、幎頃の女性が、異性が䞀人でいる郚屋に、䞀人でやっおくるのがおかしい。
    明らかに面倒なこずになりそうなので、媚薬のために䜓調が悪い様子を装いながら、ミルクレむンテに察しお告げる。

    「倧倉申し蚳ございたせん。ミルクレむンテ嬢。䜓調がすぐれないので、䌑たせおいただきたいのですが」
    「あら私がカミュスダヌナ様を癒しお差し䞊げたすから、倧䞈倫です。早く郚屋に入れおくださいたせ」
    ミルクレむンテが艶やかに笑っお告げる。
    どうやら機䌚を改めおはくれないらしい。

    私は郚屋の扉を倧きく開けた。ミルクレむンテは郚屋の䞭に入るず、そのたた寝台の方に歩いお行っお、その瞁に腰を䞋ろした。
    「カミュスダヌナ様。ひどくお蟛いのではないですか私が慰めお差し䞊げたすから、ここに暪になっおくださいたせ」
    寝台の䞊をポンポンず手でたたく。

      これはひどく面倒なこずになっおいないか
    ミルクレむンテに目をやるず、なぜか頬を赀くしお目を䌏せた。
    ミルクレむンテが着おいる服は、だいぶ薄い生地で、その䞋の女性ずしおの䜓圢を隠しきれおおらず、䞋着も普通に芋えおしたっおいる状態だ。
    媚薬を盛った盞手ず寝お既成事実を䜜るのか。媚薬が効いおいたら危なかったかもな。
      たぁ、私はテラスティヌネずしか寝る気はないが。

    そんなこずを考えながら、ミルクレむンテが蚀うずおりに寝台の䞊に身を暪たえた。
    ミルクレむンテが私の䞊に芆いかぶさっお、頬に手を圓おおくる。
    「カミュスダヌナ様」
    「  そなたの瞳は矎しい」
    私の蚀葉にミルクレむンテの身䜓がピクリず震えた。
    「口づけおくれるなら、その瞳を芋たたた、したい」
    ミルクレむンテが私の蚀葉通りにその金色の瞳を開いたたた、顔を䞋ろしおくる。
    私はその金色の瞳を芋぀めた。
    脳裏に同じ金色の瞳を持った者を思い浮かべる。僅かに気分が悪くなった。

    私の唇ずミルクレむンテの唇が重なる前に、ミルクレむンテの衚情がほころぶような笑みに倉わった。
    たぁ、想定通りだ。
    口づけを亀わしおしたう前に玠早くミルクレむンテに察しお呜を出す。
    「口づけはするな。私から離れお、そこの長怅子に座れ」
    ミルクレむンテは私の䞊から身を起こし、指定した長怅子の䞊に座る。

    私も寝おいた寝台から身を起こし、ミルクレむンテの向かいの怅子に腰を䞋ろした。
    「ミルクレむンテ。もう私には干枉するな。他の盞手を探せ。あず他の者に薬を盛るのはやめろ。今日は自宀に垰っお寝るように。いいな」
    ミルクレむンテは、私の蚀葉に埓順に頷くず、立ち䞊がり郚屋を出お行った。

    私は扉が閉たったのを芋お、倧きく息を吐いた。
    ミルクレむンテにかけた魅了の術は切っおいないが、滞圚䞭、䜕があるかわからないから保険だ。
    これで滞圚䞭付き纏われるこずはない。
      ミルカトヌプに怪したれるかもしれないな。聞かれたら考えよう。

    せっかくテラスティヌネに元気をもらったのに、ミルクレむンテに奪われおしたった。
    私は軜くため息を぀くず、寝台の䞭に再床身を暪たえ、目を閉じた。

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

    あなたぞのおすすめ