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NICE TRY『おにんぎょさん。』と「文学フリマ大阪14」

 帯を持って来ていただいて、9月13日発売予定の中納直子さん作品『おにんぎょさん。』が完成しました。前回(『夏を待つ』の時)もそうですが、予定日に間に合うと、嬉しさよりホッとする気持ちの方が先にきます。あぁ良かった、今度も間に合った。

『おにんぎょさん。』はPuolukka Mill Booksからのリリースです。今回僕はサポート役に徹しており、中納さん主体での本づくり。情報だけはいっぱい持っていたので、半年ぐらい、ああだこうだ言っていただけの楽しい毎日でした。中納さんほんとお疲れ様。

そもそも中納さんとは長い付き合いで、確か町の子ども関連のイベントの時に知り合いに。その後、彼女が「かみしばい」をやっているのを見に行ったり、みんなでやる本屋企画(残念ながら実現せず)を相談したりして、たまに一緒に遊んだり、ばったり会った道端で、近況を話したりしていました。

そして、お互いに小説を書いていることを知った時「やっぱりか」と思いました。一度、ご自宅に伺った時に、本棚の本の量と種類に「これは、ひょっとして、小説を書く人かもしれないな」と思ったものです。

せっかくなので、これまで書いたものを見せあいましょう、あわよくば作品の質の向上につながればいんじゃないか、ということで、2年ぐらい前から、互いに書いたものを見せ、原稿に赤線引いてダメ出しなども。
途中で、面白半分にコンビ名でもつけましょうか、じゃあ「NT」(鳴かず飛ばず)ではどうですか?というと怒られましたが、未だに僕のパソコンにはファイル名が「NT」となっている、書きかけ小説置き場があります。

そこから今年は一冊づつ本を作りました。僕は短編集『夏を待つ』です。短編と言いながら100ページある作品もありますが、自分らしい本と言えば、この本になると思います。時々自分でも読むことがある好きな話がいくつかあります。

彼女はこの『おにんぎょさん。』です。互いに作家・編集という役割を代わりばんこにして、単語レベルで意見を言うこともあり、この『おにんぎょさん。』でも、僕は多少意見を言っています。が、もともと完成度が高かったので、僕の意見はちょっとしたお直しレベルです。まだ読んでない人がほとんだと思いますが、ラストシーンがとにかく好きです。彼女の書くものは僕のとタイプがぜんぜん違いますが、『おにんぎょさん。』はラストが素晴らしいと思います。

というわけで本を作った我々「NT」は、泣かず飛ばずではなく、「NICE TRY」ぐらいにはなったかもしれません。よくやっていますよ、と思います。お互いに。

9月13日(日)は発売と同時に「文学フリマ大阪14」に参加予定です。「文学フリマ」は、二人とも本を作ったら出てみようと、なんとなく目標としていたものです。ちょうど大阪会場で開催される今回がベストタイミングでした。

会場では「NT」ではなく、レーベル名の「Puolukka Mill Books」での参加です。その日は、二人で、一日中「にこにこ」していられたらいいなと思っています。楽しみです。

【文学フリマ大阪14】
📍ブース:そ-73
9/13(日) 12:00〜開催
✅入場無料🏢インテックス大阪







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