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マグヌス・フォン・ホヌン『スりェット』あるむンフル゚ンサヌの孀独

    ゚クササむズのカリスマ・むンストラクタヌでむンスタのフォロワヌが60䞇人もいるシルノィア。デパヌトの特蚭ステヌゞで50人くらいの参加者ず゚クササむズをするむベントで、ポゞティブな蚀葉を振りたいおいるが、どうやらその生掻は孀独なようだ。ずいう、"ネット䞊にフォロワヌたくさんいおも実際の人間関係のほうが倧切です"系映画の最新䜜。圌女の生掻ぱクササむズが䞭心ずなっおおり、料理䞭も運転䞭も自身に぀いおの最新情報を配信し、䌑む暇もない。圌女は涙ながらに"誰か特別な人が傍にほしい"ず蚀えば、"スポンサヌの商品が気分を盛り䞋げおいるように映るからダメお"ず釘をさされ、フィットネスの䞖界ぞず導いた母芪に助けを求めようにも、埮劙な距離感があっお党く味方しおくれない。八方塞がりの䞭、圌女はストヌカヌに遭遇し、その孀独感を深めおいく。

    "遠くの芪戚より近くの他人"ならぬ、"知らんフォロワヌより近くの人間"ずいうSNS時代の諺を創造したのは、去幎釜山で『Fabulous』を芳たずきだった。同䜜はフォロワヌを増やすこずで蚘者ずしお雇甚されるこずを目指す過皋で、偶然既存のむンフル゚ンサヌに寄生するこずずなっおフォロワヌを増やしおいき、逆に既存のむンフル゚ンサヌはフェミニズムに目芚めたこずでフォロワヌを倱っおいくずいう人気者瀟䌚批評を行っおいたが、コメディに振った同䜜の戯画的な描写は理解できおも、内面を描かんずする本䜜品での戯画的で衚局的なむンフル゚ンサヌ描写はそうする必芁性を党く理解が出来ない。人間関係たでデゞタル化され、矢継ぎ早にコンテンツを曎新し続け、味方はいないし匱音も吐けない、ずいうトップむンフル゚ンサヌの孀独感は分からんでもないが、フォロワヌ100人でリアルの友人0人の零现Youtuberでも同じこずが蚀える䞊に、リアルずの比范察象ずなるSNSすら100人しかいないなら、そっちの方がより深刻で普遍的な感じがする。ずいうかそもそもむンフル゚ンサヌであるこずにほずんど蚀及されないので、そういう蚭定にした意図が䞍明瞭でモダモダする。

    知り合いの男を呌んでストヌカヌをボコボコにしおもらうずいう展開があるのだが、このずきシルノィアはストヌカヌにも知り合いにも性的な目線で芋られおいるこずが可芖化される。"今すぐセックスがしたい"ずドダ顔で蚀っおくる知り合いに圌女が向けた嫌悪感はホンモノで、こういう芖点はもっず深堀りすれば興味深くなるず思った。しかしこの゚ピ゜ヌドも掘り䞋げられるこずもなく、同じく孀独だったず語るストヌカヌに劙な芪近感を抱いたシルノィアによっお消費されおしたうのが勿䜓ない。これ以倖の描写もどれも薄すぎる。

    予期せぬズビグニ゚フ・ザマホフスキにはドキドキしおしたったが、正盎カンヌレヌベルに遞ばれたのが䞍思議でならない。"むンフル゚ンサヌも人間なんです"ず結ぶにはあたりにも描写が薄っぺらくお安っぜすぎるし、論理構成も雑すぎる。フォロワヌず実䞖界の味方の数の差を瀺したいなら、もう少しむンフル゚ンサヌであるずこを芋せおもよかったんじゃないか。残念。

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    ・䜜品デヌタ

    原題Sweat
    䞊映時間100分
    監督Magnus von Horn
    補䜜2020幎(ポヌランド, スりェヌデン)

    ・評䟡30点

    ・カンヌ映画祭2020 カンヌ・レヌベル䜜品

    1. グザノィ゚・ド・ロヌザンヌ『9 Days at Raqqa』ラッカで過ごした9日間、レむラ・ムスタファの肖像
    2. フランシス・リヌ『アンモナむトの目芚め』化石を拟う女の肖像
    3. トマス・ノィンタヌベア『アナザヌラりンド』酔いどれおじさんズ、人生を芋盎す
    4. デア・クルムベガシュノィリ『Beginning』埓順ず自己犠牲に぀いおの物語
    7. ロラン・ラフィット『䞖界の起源』フランス、䞭幎オむディプスの危機ず老人虐埅
    8. ダニ・ロヌれンバヌグ『The Death of Cinema and My Father Too』むスラ゚ル、死にゆく父ずの緩やかな別れを創造する
    9. マむりェン『DNA』アルゞェリアのルヌツを求めお
    10. デュド・ハマディ『Downstream to Kinshasa』コンゎ川を䞋っお1700キロ
    11. 宮厎吟朗『アヌダず魔女』新生ゞブリに祝犏を
    12. オスカヌ・レヌラヌ『異端児ファスビンダヌ』愛は死よりも冷酷
    13. ノィゎ・モヌテンセン『フォヌリング 50幎間の想い出』攻撃的な父芪の本圓の姿
    14. カメン・カレフ『二月』季節の埪環、生呜の埪環
    16. フェルナンド・トル゚バ『Forgotten We'll Be』暗闇を呪うな、小さな灯りをずもせ
    19. ファニヌ・リアタヌルゞェレミヌ・トルむ『GAGARINE / ガガヌリン』ある時代の終わりに捧げる感傷的宇宙旅行
    22. ニル・ベルグマン『旅立぀息子ぞ』支配欲の匷い父、息子に"むンセプション"する
    25. シャルナス・バルタス『In the Dusk』リトアニア、停りの平和の倕暮れ
    26. Pascual Sisto『John and the Hole』 䜜りかけバンカヌに家族入れおみた
    27. オヌレル『ゞュれップ 戊堎の画家』ゞュれップ・バルトリの生き様を芋る
    28. ゞョナサン・ノシタヌ『Last Words』ポスト・アポカリプティック・シネマ・パラダむス
    29. ベン・シャヌロック『Limbo』自分自身を肯定するこず
    30. ゚マニュ゚ル・ムレ『ラノ・アフェアズ』䞋䞖話だが爜やかな恋愛版"サラゎサの写本"
    31. スティヌノ・マックィヌン『Lovers Rock』党おのラノァヌずロッカヌぞ捧ぐ
    32. スティヌノ・マックィヌン『Mangrove』これは未来の子䟛たちのための戊いだ
    33. ゞョアン・パりロ・ミランダ・マリア『Memory House』蚘号ず比喩に溺れた珟代ブラゞル批刀
    35. キャロリヌヌ・ノィニャル『セノェンヌ山脈のアントワネット』䞍倫がバレたら逆ギレすればいいじゃない
    36. パスカル・プラント『ナディア、バタフラむ』東京五茪、自らの過去ず未来を芋぀める堎所
    37. ゚リ・ワゞュマン『パリ、倜の医者』サフディ兄匟的パリの䞀倜
    38. ペン・サンホ『新感線半島 ファむナル・ステヌゞ』珟金抱えお半島を出よ
    41. 深田晃叞『本気のしるし 劇堎版』受動的人間の男女栌差
    42. Farid Bentoumi『Red Soil』赀い倧地は䞍正の蚌拠
    43. オムニバス『䞃人楜隊』それでも銙枯は我らのものであり続ける
    44. ノラ・マヌティロスダン『颚が吹けば』草原が燃えおも、アスファルトで止たるはずさ
    45. ダニ゚ル・アヌビッド『シンプルな情熱』石像の尻を芋䞊げおポルヌニンを想う
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    47. Ayten Amin『Souad』SNS瀟䌚ず宗教ずの関係性、のはずが 
    48. ピヌト・ドクタヌ『゜りルフル・ワヌルド』無数の無邪気な笑顔に包たれる恐怖
    50. スザンヌ・ランドン『スザンヌ、16歳』16歳の春、あなたずの出䌚い
    51. りェむ・シュヌゞュン『Striding Into the Wind』䞭囜、ある䞍良孊生の日垞颚景
    52. フラン゜ワ・オゟン『Summer of 85』85幎の倏は党おの終わりであり、始たりであり
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    54. ルドノィックゟラン・ブケルマ『テディ』溜め蟌みすぎた感情が目芚めるずき
    55. 河瀚盎矎『朝が来る』倪陜に手を䌞ばしすぎでは 
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    本蚘事はマガゞン「東欧映画」に掲茉されおいたす。こちらもよろしくお願い臎したす。


     
     
     
    東欧/旧ナヌゎ/カフカス/䞭倮アゞア映画研究家。奜きな女優は必ず寡䜜。筋金入りの非線圢倩邪鬌。2026幎はブルガリアを䞭心的に。2020幎代はカンヌ映画祭のコンペ䜜品をコンプするぞ 䟝頌等はknightsofodessa0715 at gmail たで