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フィクション【パラレル世界線】後継者は、姫?若?

    この物語の舞台は地球ではありません。
    地球にそっくりなパラレル世界の出来事です。
     
    その星の辺境にある小さな島国は
    世界史の表舞台に登場するのは遅かった。
    それゆえ奇跡的に大国からの干渉に遭遇することなく。
    長い歴史を有する君主家が続いていた。
     
    その島国は宗教国家で、
    君主は、最高位の祭祀者でもある。
    君主の継承は、男系男子とする不文律の掟があった。
    大昔は、男系の女性君主が数人在位していたが。
    現在は、女性に継承権は認められていない。
     
     
    その島国は、200年前に大躍進を遂げて
    列強となった。
    しかし無謀にも大国と交戦。
    戦争に敗れてドン底に落ちた。
    それでも勤勉な国民性で経済が急成長して
    世界有数の経済大国となる。
     
    数十年が経過して
    戦争を体験した世代が第一線から引退すると
    急激に民度が劣化したことに比例して
    国力が没落し続けている。
    ===============================
    そんな現況にあって
    国論を二分する問題に直面していた。
    それは君主の継承問題である。
     
    君主家の次世代を担う存在は
    君主の娘と
    君主の弟の息子の2名だけであった。
    ゆえに
    君主家の存続が危ぶまれている。
     
    そんな君主家には500年以上前に分かれた
    傍流の家系が存在する。
    その傍流の家系は、民間人の身分にある。
    ===============================
    その星における他の先進国での君主家は
    いずれも性別に関係なく君主を継承する
    ルールとなっていた。
     
    かろうじて先進国の地位を保っている島国では
    君主を継承する掟は、男系男子のままである。
     
    大多数の国民は
    他の先進国の君主家のように、女性にも継承権を
    認めるべきと考えている。
     
    他方において
    少数派ながら政界で隠然とした勢力を有する
    保守派は、男系男子の掟を貫くべきだと、
    国民の声を無視して、500年前に別れた傍流の家系から
    禁止されている養子を解禁して
    王族を増員すべきと主張していた。
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    姫君は、社交的で国民の人気が高い。
    ひるがえって若君は、社交性に乏しい。
     
    ただ社交性のほかに
    巷では陰謀論的な噂が流布していた。
    その噂とは
    若君は、精神面で不安定かつ身体的にも虚弱で
    君主を任せられないだろうとの憶測だった。
     
    さらに噂は重層化しており
    保守派は、表向きは若君を君主に擁立すべきと唱えるものの
    本音では、傍流に君主の王統を移行しようと
    画策しているのではないか?との憶測だった。
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    とはいえ噂を否定できる事実として
    若君は、秀才でしか合格できない
    超難関の名門大学に合格していた。
    ただし身体面で虚弱なのか否かは判然としていない。
     
    姫君と若君の曾祖父にあたる
    戦争当時の君主だった人物も
    青年時代は社交性に乏しくて、
    対話への反応が少ないことから
    「石地蔵のようだ」と重臣たちを心配させていた。
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    さらに高祖父にあたる君主については
    現代の若君と同様で
    心身に対しての噂がつきまとっていた。
     
    ある者は、国会議事堂における
    子供じみた行動をもって
    凡庸な君主だったのではないかとの説を唱える。
     
    他方で、高度な教養が必要な漢詩の名人だった
    事実をもって、
    聡明な君主だったとの説を唱える者もいた。
     
    当時の帝国主義時代は、
    女性に選挙権を認めず
    国民主権の国ではなかった。
    なおかつ君主を生きた神の化身と崇めており
    君主の実像はベールに包まれており
    民衆は真実を知ることはできない。
     
    そのような国家体制だったこともあり
    すでに民主化していた他の君主国の君主に匹敵するような
    開明的な君主だったことがアダとなり、
    帝国主義を邁進していた政治勢力に疎まれて
    凡庸な君主と扱われた可能性さえある。
     
    さらにさらに
    凡庸な一面と、聡明な一面という
    相反する君主の二重性について。
    影武者の存在を指摘する都市伝説まで
    囁かれていた。
     
    そんな高祖父は、体調面で芳しくなく
    20年に満たない在位期間で世を去った。
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    さて、この島国における
    次世代の君主は
    国民の期待を受けて、姫君になるのか?
     
    それとも
    現行制度のまま、若君になるのか?
     
    はたまた
    保守派が目論む、傍流への王統の移行になるのか?
    まだ予断はゆるさない。
     
    最後に言い添えておくと
    およそ500年前に君主家の本流と別れた
    傍流の家系については
    本当に現王統と男系で同じ血筋を保ち続けているのか?
    疑問を呈する声も少なくないのであった。
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    【五択を並べる】
    君主にもっとも期待するのは、どれ?

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    【五択を並べる】
    最も関心ある路線対立は、どれ?

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    【特別警報発令】偽・保守に注意!

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    【投稿者】新屋熊太良の曾孫

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    ライフワークは近代以降の各界著名人の閨閥つなぎ。人脈相関図に関する情報提供のDMを待っています。ライフワーク以外の投稿記事は、妄想妄言や陰謀論や風刺や皮肉などです。尊敬する人物は、徳川将軍が絶対だった時代に異を唱えて、社会変革の礎となった高山彦九郎さんです。

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