このミス、本格ミステリ・ベスト10など4大ミステリランキング制覇|青崎有吾『地雷グリコ』
「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」などが発表されると年末になったなと感じるあなたはミステリー好きですね?
今年もさまざまなミステリランキングが発表になりました。その中でも特筆すべきは、青崎有吾さんの『地雷グリコ』!このミス1位になるという予想が多かった作品ですが、なんと4大ミステリランキングを制覇するという快挙を達成しました。
今回、1位になったという4大ミステリランキングのタイトルは以下の通り。
■「ミステリが読みたい! 2025年版」(ハヤカワミステリマガジン2025年1月号)国内篇 第1位
■『このミステリーがすごい! 2025年版』(宝島社)国内編 第1位
■「週刊文春ミステリーベスト10」(週刊文春2024年12月12日号)国内部門 第1位
■『2025本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 第1位
もともと、こちらの作品は数々の受賞、ランクイン歴があり、かなり注目を集めていました。
これまでに受賞、ランクインしたのは以下のような文学賞です。
■「第37回山本周五郎賞」受賞
■「第77回日本推理作家協会賞」〈長編および連作短編集部門〉受賞
■「第24回本格ミステリ大賞」【小説部門】受賞
■「第7回飯田賞」受賞
■「2023年SRの会ミステリーベスト10」【国内部門】第1位
『地雷グリコ』のあらすじ
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。
『地雷グリコ』の著者 青崎有吾さんはどんな人?
1991年生まれ、明治大学在学中にミステリ研究会に所属していたというミステリ好きの作家さんです。
2012年、『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞して小説家デビュー。同賞史上初の平成生まれの受賞者となりました。
2024年、『地雷グリコ』で第24回本格ミステリ大賞(小説部門)、第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、第37回山本周五郎賞を受賞。1週間で3つの文学賞を受賞し、話題となりました。
X(旧Twitter)のアカウントでは2.4万人のフォロワーがいます。
シリーズものでの刊行が多い青崎さん。『体育館の殺人』、『水族館の殺人』、『図書館の殺人』などが含まれる「裏染シリーズ」は裏染天馬という男子高校生が探偵役のストーリーです。
2023年にアニメ化されて話題になった「アンデッドガール・マーダーファルス」シリーズも人気。
2023年には『ノッキンオン・ロックドドア』が松村北斗さん(SixTONES)と西畑大吾さん(なにわ男子)のW主演でテレビドラマ化。こちらもシリーズものです。「ノッキンオン・ロックドドア」という名前の探偵事務所にいる2人の探偵が活躍するミステリー。不可能〈HOW〉な状況のトリックを推理する御殿場倒理と、不可解〈WHY〉な状況から理由や動機を考える片無氷雨が、二人で力を合わせ謎を解決していきます。
2024年現在、33歳の青崎さん。まだまだたくさんの作品を執筆してくれそうですね。
青崎有吾さんの人気作品ラインナップ
■『地雷グリコ』
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。
■『体育館の殺人』
“平成のエラリー・クイーン”衝撃のデビュー作。第22回鮎川哲也賞受賞作。
風ヶ丘高校の旧体育館で、放送部部長の少年が何者かに刺殺された。放課直後で激しい雨が降り、現場は密室状態だった!? 早めに授業が終わり現場体育館にいた唯一の人物、女子卓球部の部長の犯行だと、警察は決めてかかるが……。死体発見現場にいあわせた卓球部員・柚乃は、嫌疑をかけられた部長のために、学内随一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。内緒で校内に暮らしているという、アニメオタクの駄目人間に――。しかしなぜ彼は校内に住んでいるのだろう? “平成のエラリー・クイーン”が単行本版より大幅改稿で読者に挑戦!
■『水族館の殺人』
夏休み最中の八月四日,向坂香織たち風ヶ丘高校新聞部の面々は,取材で市内の穴場スポットである,丸美水族館に繰り出した。館内を館長の案内で取材していると,B棟の巨大水槽の前で驚愕のシーンを目撃。な,なんとサメが飼育員と思われる男性に喰いついている! 駆けつけた警察が関係者に事情聴取していくと,容疑者は11人にもおよぶことに。しかもそれぞれに強固なアリバイが……。袴田刑事は,仕方なく妹の柚乃へと連絡を取った。あのアニメオタクの駄目人間・裏染天馬を呼び出してもらうために。“若き平成のエラリー・クイーン"が,今度はアリバイ崩しに挑戦。
■『アンデッドガール・マーダーファルス 1』
吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。
異形が蠢く十九世紀末のヨーロッパで、人類親和派の吸血鬼が、銀の杭に貫かれ惨殺された……!? 解決のために呼ばれたのは、人が忌避する怪物事件専門の探偵・輪堂鴉夜と、奇妙な鳥籠を持つ男・真打津軽。彼らは残された手がかりや怪物故の特性から、推理を導き出す。
生首探偵・半人半鬼・メイドが体を取り戻すためヨーロッパを巡る
謎に満ちた悪夢のような笑劇(ファルス)……ここに開幕!
■『11文字の檻 青崎有吾短編集成』
なんと、『体育館の殺人』の衝撃から10年!
平成のエラリー・クイーンは、短編もここまですごかった
本格ミステリ、SF、人気コミックのトリビュートまで、全8編
傑作「11文字の檻」(書き下ろし)収録
大事件に遭遇したカメラマンが感じた違和感を描く「加速していく」、全面ガラス張りの特異な屋敷での不可能殺人の顛末「噤ヶ森の硝子屋敷」、人気コミックのノベライズ「前髪は空を向いている」、どんでん返しの切れ味鋭い「your name」、百合小説として評判となった「恋澤姉妹」などに、力作書き下ろし「11文字の檻」を加えた全8編。『体育館の殺人』で衝撃のデビューから10年、著者の集大成ともいえるノンシリーズ短編集。
■『早朝始発の殺風景』
青春は、気まずさでできた密室だ。始発の電車で遭遇したのは普段あまり話さない女子。二人は互いに早起きの理由を探り始め……(表題作)。部活の引退日、男同士で観覧車に乗り込んだ先輩と後輩。後輩には何か目的があるようだが(「夢の国には観覧車がない」)。不器用な高校生たちの関係が小さな謎と会話を通じて少しずつ変わってゆく。ワンシチュエーション&リアルタイムで進行する五つの青春密室劇。
■『ノッキンオン・ロックドドア』
密室、容疑者全員アリバイ持ち――「不可能」犯罪を専門に捜査する巻き毛の男、御殿場倒理。ダイイングメッセージ、奇妙な遺留品――「不可解」な事件の解明を得意とするスーツの男、片無氷雨。相棒だけどライバル(?)なふたりが経営する探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」には、今日も珍妙な依頼が舞い込む……。新時代の本格ミステリ作家が贈るダブル探偵物語、開幕!
まとめ|このミス、本格ミステリ・ベスト10など4大ミステリランキング制覇|青崎有吾『地雷グリコ』
今年のこのミスはきっと『地雷グリコ』だろうなと思っていました!話題性抜群の本は、4大ミステリランキング制覇というさらなる話題を提供してくれましたね♪
まだ読んでいない人はぜひ、この機会にぜひ手に取ってみてくださいね。
