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【追記あり】山田五郎様へ【エスペランサ・希望】


    2026年7月23日6時。
    葉加瀬太郎の『交響詩「希望」第五楽章 ロード・オブ・ホープ~リフレイン』が僕のスマホから流れる。

    朝の洗面する。

    テレビつける。

    「山田五郎さんがお亡くなりに…」

    眩暈を感じる。

    手中のスマホは滑り落ち、床でバウンスし、
    海、
    ディズニーシーのメディテレーニアンハーバー…
    に落ちていった。


    2年前の11月頃。

    シーに、彼女と、弟とその彼女と行った。
    カーゴ・プレイグラウンドで、僕は真ん中の海を眺めていた。

    五郎さんのご病気のことをお聞きした直後だった。

    物思いから戻ってきて、
    写真を撮ろうとしてスマホを構えた。

    ら、
    スマホが手から滑り落ちた。

    垂直に床に落ちたが、バウンスして、網の隙間から、

    ーー深淵におちていった。

    弟たちがキャストさんを呼んできて、長い網で暫し海を引っ掻き回す。

    僕はショックで黙っている。

    彼女には「アフォアフォ」言われて凹みまくり。

    「床のせいだよ。あんなに弾むんだもの…」

    お子様方が怪我しないように、そうなっている…

    1週間後、スマホは届けられた。
    機械としては、残念なことになっていたが。

    潜水士さんが夜な夜な…
    あの海に潜って、
    誰かの大切な落とし物を、
    とりこぼれそうな命を、
    すくっていらっしゃるのだね…

    山田さんの訃報を伝える公式YouTube。
    医療関係者の方々にも、薬剤師の方々にも、
    感謝をされていた…


    僕は、山田五郎さんをはじめ、糸井重里さん、みうらじゅんさん、いとうせいこうさん、吉田戦車さん。
    そのあたりの激濃いセニョール様方が、好きです。

    『MOTHER2』作者、糸井重里さんから全てが僕の中では始まり、色々彼らの著作に触れてきた。

    『ゆるきゃら図鑑』をブックオフで買った。
    皆に見せた。

    笑われた(笑)

    山田五郎さんの『山田五郎 オトナの教養講座』を、YouTubeでずっと観てきた。

    美術を通して、歴史、画家の人生、風俗、宗教、文化。

    全て繋がってく知識。

    面白かった。

    友人にも随分勧めた。

    美術系の大学ではないし。
    「そうなんだ笑」って。
    多分観てくれてないかな?

    興奮してオタク語り、したもんだけど。

    「バベルの塔がヤバい」
    「なぜ写実的ではないのか。偶像崇拝との関係で…」
    「贋作家のプロっぷりがヤバい」
    「いいから、彼のようつべ、観ろ(圧)」

    彼の著作も沢山借りた。
    原田マハさんも、彼の影響で読み始めた。

    「ここ史実とちょっと違うんだな、でもこの解釈もアリだね。」


    五郎さん。

    あなたは「千の風になって…」


    昨日、弟(真彦)のアカで上記を投稿した。

    noteの皆様の作品を拝読し、交流し、心に浮かんできた歌の数々。
    それを、僕自身が「覚えておく」ためにも(para recordar)。
    ふと思いついて、書いたのだ。

    僕の投稿は、常に「闇鍋化」するから。
    「引き算の美学」を念頭に、説明を省いた。

    「読者の想像する余地を残す」

    「ここ、考察してね★」

    そんな風に注記して、コメントし易く、したのだった。

    一番に考察を期待していたnote民様は、しかしこう、おっしゃった。

    「君の作品は、考察対象ではなく、知らないジャンルの学びとして接している」

    それって、僕の投稿を通じて、リファーした文化、作品の面白さを、感じてくださっていると、いうことですよね…?

    山田五郎さんは、いつも、知る楽しさを、深い世界を教えてくださった。

    彼には遠く及ばないし、僕なぞ浅いものですが、
    少しでも、僕が出会ってきた古今東西の文化の面白さを、
    誰かに伝えることができたなら…。

    「引き算の先生」、ありがとうございます。

    この場で、昨日の上記投稿で説明しなかった、オマージュやパロディを説明いたします。

    ・「またずれ荘」:
    『クレヨンしんちゃん』(臼井義人作)
    アパートの壁の穴を通し、隣のパッとしない浪人生「四郎さん」と交流する。
    僕は、高速道路で、彼が亡くなったお山を通るたびに、彼に思いを馳せている。

    ・プラズマファンタズマ(生霊)
    こちらの、解説欄の「NHKまいにちスペイン語応用編」紹介にて説明済みのポエムの、セルフ・オマージュ。なおプラズマ=幽霊(化学で説明できる。)は『地獄先生ぬ~べ~』である科学者が言っていた説である。

    ・「ザ・ロック錠前」先生:
    『ジョジョの奇妙な冒険』の第四部の小林玉美のスタンドで、罪悪感等を植え付ける能力。ここでは「引き算の美学」のプレッシャー。

    ・SHAZNAの「Pureness」:
    最近クレヨンしんちゃんの映画『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』を観ていたため。最後のぶりぶりざえもんの(幽霊の)雄姿よ。
    レジェンド声優の塩沢兼人さんにも、想いを馳せる。

    ・Amanecióアマネ・シオ.(夜は明けた)→ごぼごぼっ!口にしょっぱい水:
    くだらないが、シオ➡塩にかけている。
    なお、涙を流したら当然のように洪水になっているシュールなこの場面は『赤い薔薇ソースの伝説』(原題: Como agua para chocolate)メキシコの作家ラウラ・エスキヴェルの小説のオマージュである。
    『百年の孤独』『妖精たちの家』『ペドロ・パラモ』等の長文で割と難解な南米文学と比べると、短く、分かりやすいうえ、しっかりマジック・リアリスムが効いているのでお勧めです。

    ・「もう、さんぷん、すぎてる・ぷ~。」「Bienvenida~ようこそ~」:
    『MOTHER2』のグレートフルデットの滝裏では、物理的に3分待つことにより扉が開く。それのパロディです。「Bienvenida~ようこそ~」は、おもしろ武のセルフ・オマージュです。

    ・彼の部屋は、隅部屋である*。:
    「2050年からの推薦状」で、僕の彼女の真砂は「Tarzan」の歌詞超訳の中で唐突にアリーナ姫の如く、部屋の壁を破ってくる。
    隅部屋なのに、どこを足場として、どうやって破ったのか。
    それが謎。

    ヒントは「筋トレ」と「ジョジョのスピンオフ」。
    さあ、当ててみなされ。

    さらにもう一つある漫画作品にもかけているが、内容が(よいエピソードはあるものの)センシティブでコントロバーシャルのため本記事では自重する。

    ・げんきn・だしな*(*元ネタなんでしょォか!当ててね!ヒント:タイトル「コジコジつけ音楽祭」):
    『コジコジ』(さくらももこ作)より。
    コジコジがジョニー君に贈った御手紙には「ジョニー げんきん  だしな」と書かれていた。
    ジョニー君を僕自身になぞらえたことがある。ハレハレ君との「ブロマンス」的友情が尊い。

    ・『夜明けの風』(サトクリフ作):
    サトクリフの作品では主人公の多くが過酷な奴隷生活を経験する。
    ガレー船の経験が特に悲惨だ。

    だが彼らは、不屈の精神と優しい人々に勇気づけられ、再生する。


    "Should old acquaintance be forgot, and never brought to mind?"
    ふるき友人は忘却の彼方へ行き、二度と意識の海に顔を出さぬもの?

    ――No, nunca. Jamás te olvidaré. Vivirás en mi corazón como una eterna esperanza.
    いいえ、決して。あなたを忘れることは絶対にありません。あなたは永遠の希望(エスペランサEsperanza)として、私の心の中で生き続けます。



    萩尾望都作の『あぶな坂ホテル』の最終話にて、弟が山で遭難し、兄が彼を捜して雪山をピッケルで刺し続ける、というお話がございます。

    遭難した兄を、弟は「兄さんはまだ死ぬな。」と送り返しました。

    雪の山脈に、弟の横たわる姿が重なり。
    かつて弟の恋人であり、いまは兄の妻となった彼女が。
    泣きながらフルートで奏でます。


    山田五郎さん

    知の山脈を築いてくださって。
    知ることの楽しさ、面白さを教えてくださって。
    どうもありがとうございました。

    僕はこちらで、死者の国を離散させてしまいましたが。

    あなたは、ダンテのようなショロ犬に導かれ、
    ミクトランの女王「ラ・カトリーナ」に迎えられ、
    『リメンバー・ミー』の死者の国にて、
    死者に講義をしてくださいませんか。

    あなたは、僕の月臍国墨祭市の、リバース・メキシコ・メキシコシティの、
    名誉市長です。


    ◇

    「アズちゃん、明日は早いんだよ、4時起きだよ。またブログかいてんの?もうやめな。8時には寝ないと。それより俺の作った時程ちゃんと見てくれよ。バッファを持たせてるけど、東京駅で…」

    「グラシアス、まひこ…」

    「まひ?…マイアヒ?」
    「まいやひー、まいや・はっはー?」
    「あ。『ミッチェル家とマシンの反乱』?」
    「あれ。『リメンバー・ミー』ぽかったしな?」

    「…いや。コウくん、ありがとう。」

    明日、僕らは、三重に行く。一泊二日の旅行へ行く。
    三家族で。
    90歳過ぎた、ひいおばあちゃんにも会う。

    本当は弟と駅で落ち合う予定だった。
    だが僕が山田さんの訃報でショック受けてたんで、弟が泊りにきた。

    僕らは行くよ。

    二重、三重に思いを重ねて。

    Ken梓


    追記

    本記事を執筆する際に思い出した、nao46222様の作品を貼らせていただきます。いつも歴史、風俗、時代の空気感を鋭く分析されていて勉強させていただいています。

    また、山田さんの思い出を共有くださるような、素敵なコメントの数々を、皆さまどうも有難うございます。





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