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Photo byeiitiaoki

難治性悪性リンパ腫を乗り越えて 第1話 まさか僕が…

    34歳の夏、「なんか今年の花粉症は酷いな、いつまで続くんだろう」と思いながら、耳鼻科に通う日々。仕事もリーマンショックの影響は受けるが、元々ポジティブな性格なので、自身が所長として任されていた営業所の数字も順調だった。
    仕事仲間と楽しく過ごしていたその時間に、僕の身体は蝕まれていた。

    営業所の責任者を任されていたため、朝は皆を笑顔で送り出し、問題を解決しながら仕事に勤しんでいた。しかし周りには熱が毎日38℃あることは隠していた。
    不思議なもので熱も2ヶ月38℃あると身体も慣れてくる。もちろんしんどい時もある。そんな時は、営業所の2階の会議室で休んでいた。

    そんな日々が続いたある日、病院から着信があった。実は仕事が忙しくて着信が何度もあったのは知っていたが、あまり気にしていなかった。

    その日はたまたま時間があったため、電話に出てみた。
    病院「今すぐに病院に来てください」
    僕 「仕事が忙しくて行けません。病院から遠くにいるので、明後日くらいなら時間が空けれます」
    そう答えて電話を切った。
    (あーまた蓄膿の手術かなぁ 仕事休みたくないなぁ)
    実は一年ほど前に、突然40℃の熱が出て、とにかく顔の中が痛い。歩くだけで涙が出てくるくらいの痛みで、緊急手術をしたことがある。
    その際は左の目が半分飛び出てしまい。
    他の入院患者から気持ち悪がられていた。

    この鼻詰まりもまたあの時の前兆かなと思うと
    早めに治療しようかなと思い、翌々日に病院に向かった。

    当日、病室に入るなり
    医師 「悪性リンパ腫です」
    僕  「えっ?なんですかそれ」
    医師 「がんです 早急な治療が必要です」
    その後の説明は頭が真っ白で頭に入ってこない
    診察室の声は待合室まで聞こえる状況だったので
    部屋を出た時の他の人の同情の眼差しは今でも忘れられない。

    車に乗り込みドアを閉めた瞬間
    「なんでだ!なんで僕なんだ!なんでがんなんだ!うわぁぁ!」声の限り泣き叫んでいた。

    2に続く

     
     
     
    大切な人ががんと向き合い どう支えればいいのか分からず、ひとりで抱え込んでいませんか。 このノートでは、そんなご家族の心に寄り添いながら、 少しでも気持ちが軽くなる言葉を届けています。 がんと向き合いながら今も定期検査を続けています。 その経験から見えてきたことも綴っています。

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