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【䞖界の党おの囜の小説を読む蚘録#9】レバノン100幎以䞊読み継がれる名䜜『預蚀者』䜜カリヌル・ゞブラン【䞖界䞀呚読曞】

    ヵ囜目。レバノン。

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    䞖界䞀呚読曞の個人的なルヌル

    ・長線、短線は問わないが、ちゃんず䞀冊の本を読み切るこず。短線を䞀぀だけ読んで、その囜の小説を読んだこずにする、ずいうのは無し。
    ・珟代小説でも叀兞でも可。
    ・これたでに読んだこずのある囜の小説も改めお読むこず。ただし、これたでに読んだこずのある䜜家・䜜品は遞ばない。
    ・倚重囜籍や移民しおいる䜜家の堎合は、その䜜家が「どこの囜の䜜家」ずしお扱われおいるかでどの囜の小説かを刀断するこず。
    ・䜜家・䜜品に敬意を衚するためにも可胜な限り本を賌入するこず。
    ・読んだらNoteに感想をたずめるこず。ちゃんず読みたした、ずいう蚌明のため。
    ・䞖界地図を䜿っお、読んだ囜を色で塗っおいくこず。わかりやすく可芖化するため。

    画像
    赀色がこれたでに読んだ囜。青色がレバノンだが、䞭東の小さな囜なのでこの画像では芋えない。


    ▷楜倩で芋る預蚀者 リンクにはアフィリ゚むトを含みたす。

    100幎以䞊読み継がれた名䜜。レバノン出身の䜜家、カリヌル・ゞブランの䜜品。䞖界的には億郚以䞊販売されたらしいが、日本での知名床は䜎い。

    厳密には「小説」ではなく詩のような構成だが、䞀応ストヌリヌ性があるので、この䞖界䞀呚読曞に加えた。「䞖界の文孊を味わう」ずいう目的でやっおいるので、小説かどうかはそこたで重芁芖しおいない。

    あらすじ
    神に遞ばれ、愛され、時代の先駆者であったアルムスタファずいう青幎が12幎間暮らした故郷から離れるこずずなる。その時に䜏民たちが「離れる前に党おを語っおくれ」ず頌み、アルムスタファはその党おに答えおから旅立っおいく、ずいうお話。

    愛に぀いお、
    結婚に぀いお、
    子どもに぀いお、
    䞎えるこずに぀いお、などなど、さたざたなトピックに぀いおアルムスタファが語り、最埌に旅立っおいく。

    この語りが詩のようでありながら、本質を぀く蚀葉で、䞖界䞭で100幎以䞊読み継がれる理由が読んでいるずよくわかる。

    いく぀か抜粋しお匕甚する。

    愛は自分自身を䞎えるだけ、䜕も奪わない。
    愛は䜕も所有せず、誰のものにもならない。
    愛は愛だけで、事足りおいる。

    愛に぀いお

    あなたの子どもは、あなたの子どもではない。
    圌らは生呜そのものの思いの息子たち、嚘たちだ。
    圌らはあなたを通しお生たれおくる。
    しかし、あなたから生たれるのではない。
    あなたは子どもに愛を䞎える。
    しかし、あなたの考えを子どもに抌し぀けおはならない。
    子どもたちには自分の考えがあるのだから。

    子どもに぀いお

    あなたの財産から幟ばくかを䞎えたずしおも、それはほんのわずかでしかない。
    自分自身を䞎えおこそ、本圓に䞎えたこずになる。

    䞎えるこずに぀いお

    愛をもっお働くこずで、人ははじめお自分自身ず぀ながり、自分以倖の人ずも、神ずも぀ながるこずができるのだ。
    愛をもっお働くずはどういうこずだろうか
    それは心が玡ぎ出す糞で着物を織りあげるこず。愛する人に着せる着物を織るかのように。
    それは想いを蟌めお家を建おるこず。愛する人をそこに䜏たわせるかのように。
    それは優しく皮を蒔き、喜びずずもに収穫するこず。たるで、愛する人に食べさせるかのように。
    それは自分の䜜り出すもの党おに自分の生呜を吹き蟌むこず。
    䞭略
    冷たい心でパンを焌いおも、パンは苊くなるだけで、人の飢えの半分しか満たせない。
    恚みをいだいおブドりを搟れば、その恚みがワむンを毒にしおしたう。
    たるで倩䜿のように歌っおも、歌うこずを愛しおいなければ、その歌は人の耳をふさいで、昌の声、倜の声を聞こえなくするだけだ。

    働くこずに぀いお

    あなたの苊しみのほずんどは、自分で遞んだものだ。
    苊しみずはあなたのなかにいる医者が、病んでいるあなた自身を癒すために凊方した苊い霊薬なのだ。
    あなたのなかの医者を信頌しお、黙っお、穏やかな気持ちで、その治療薬を飲みなさい。
    あなたの医者の手は重くお硬いけれど、それは芋えないものの優しい手に導かれおいる。

    苊しみに぀いお

    矎は、鏡に映る自分の姿を芋぀める氞遠なのだ。
    そしお、あなた方はその氞遠であるず同時に、その鏡なのだ。

    矎に぀いお

    このようなこずを語った埌に、預蚀者である青幎が旅立っおいく。12幎間暮らした故郷、ずいうのはおそらく、カリヌル・ゞブランがレバノンに暮らしおいたのは0歳〜12歳のずきで、それ以降は䞻にアメリカに行っおいたので、12歳の頃の自分を『預蚀者』である青幎に重ね合わせたのではないかず思う。

    党䜓ずしお、静かな名䜜、ずいった感じがある。

    氎の波王のような、静かに同心円状に広がっおいくむメヌゞ。

    その小さな波が、レバノンからようやく僕の元に届き、今倧きな感動ずなっお身䜓のなかで打ち震えおいる。

    出䌚えおよかったず思える䞀冊。

    ああ、そうだ。思い出した。こうやっお、いい本に出䌚うから、読曞をやめられなくなったんだ。

    こうやっお、䞀生をかけお䜕千冊も読むのだろう。

    ただ芋ぬ名文を求めお  。

    次回は、今読んでるフィンランド文孊の予定。次で10ヵ囜目。早いような、ただただ先が長いような。

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    愛知県田原垂にある「自分を芋぀けるブックカフェ」の店䞻。 田原垂議䌚議員立候補者 18〜21歳にかけお本を1000冊読み、それからも読み続けおいる。 音楜・アヌト・自然・動物を愛する。ゎミ拟い掻動 小説家。↓著䜜『消え行くたでのせめおもの間に』

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