
【ほどく時間 #39】うまくやれなかった日を、隠さない
子どもと過ごしていると、
うまくやれない日がある。
言いすぎた日。
余裕がなくなった日。
あとから思い返して
少し後悔する日。
そんな日が、
ときどきある。
以前の僕は、
そういう日を
あまり人に見せないようにしていた。
親として
ちゃんとしていたい。
そんな思いが
どこかにあった。
うまくやれている日を
表に出す。
うまくやれなかった日は
あまり触れない。
そんなふうに
振る舞っていた。
でも最近は、
少し違う見方をするようになった。
うまくやれない日は、
なくならない。
子どもと関わる限り、
きっとこれからもある。
だからこそ、
それを隠すよりも
「そんな日もある」
と、そのまま置いておくほうが
自然なのかもしれない。
うまくやれなかった日を
なかったことにすると、
自分の中で
何かが固まっていく。
でも、
その日を
そのまま見てみると、
そこには
いろいろなものが見えてくる。
余裕がなかったこと。
疲れていたこと。
焦っていたこと。
うまくやれなかった日は、
失敗というより
自分の状態を
教えてくれる日なのかもしれない。
完璧な親ではいられない。
でも、
うまくやれなかった日も
そのまま受け止めながら、
また次の日
子どもと向き合うことはできる。
そうやって
続いていく関係の中で、
少しずつ
親になっていくのかもしれない。
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