
【ほどく時間 #48】照らすとは、ただ在ること
僕は、
誰かの役に立ちたいと思っていたし、
今もそう思っている。
何かを伝えたい。
気づいてほしい。
少しでも楽になってほしい。
そんな思いで、
関わろうとしていた。
そのために、
言葉を探した。
どう伝えればいいか。
どんな言い方がいいか。
できるだけ
わかりやすく、
伝わるように。
でも、
うまくいかないこともあった。
伝えたつもりでも、
伝わっていなかったり、
言葉が届く前に、
閉じてしまうこともあった。
そのとき思った。
伝えることだけが、
関わり方ではないのかもしれない。
何かを言わなくても、
ただ一緒にいる時間があった。
特別な言葉はなくても、
その場にいるだけで
少し落ち着いていくことがあった。
そのとき、
少し感覚が変わった。
照らすとは、
何かを与えることではなく、
ただそこに在ること
なのかもしれない。
何かを変えようとしなくても、
無理に導こうとしなくても、
受け取り方は
その人次第でいい。
以前の僕は、
どうにかしようとしていた。
でも今は、
少し違う。
どう在るか。
それだけで、
関係の中に
影響が生まれているのかもしれない。
照らすとは、
ただ在ること。