
【ほどく時間 #45】子どもの自立って、なんだろう
子どものことを考えるとき、
どこかで「自立」という言葉が出てくる。
自分で考えること。
自分で決めること。
自分でできるようになること。
そんなイメージを持っていた。
以前の僕は、
子どもが早く自立できるようにと
関わっていた。
できるだけ手を出さない。
自分でやらせる。
考えさせる。
それがいいことだと
思っていた。
でも、
うまくいかない場面もあった。
任せたつもりでも、
ただ放してしまっていたり、
見守っているつもりでも、
関わることを避けていたり。
あとになって、
それに気づくこともあった。
自立させる、
という言葉の中に、
どこかで
距離を取ることを
正当化していたのかもしれない。
最近は、
少し違う見方をしている。
自立は、
一人でできることではなく、
関係の中で育つものなのかもしれない。
誰にも頼らずにできることより、
必要なときに頼れること。
うまくいかないときに、
戻ってこられる場所があること。
そういう関係がある中で、
少しずつ自分で動けるようになる。
自立は、
切り離すことではなく、
つながったまま
立てるようになることなのかもしれない。
子どもが一人でできることを
増やすことより、
子どもが安心して
関係の中にいられること。
そのほうが、
結果として
自分で動く力につながっていく。
自立って、なんだろう。
まだはっきりとは言えないけれど、
少なくとも、
一人になることでは
なかった。
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