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再読記録「走ることについて語るときに僕の語ること」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今回改めて読んだのは、村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」文藝春秋 (2010) です!

村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」文藝春秋

・あらすじ

もし僕の墓碑銘なんてものがあるとしたら、“少なくとも最後まで歩かなかった”と刻んでもらいたい―1982年の秋、専業作家としての生活を開始したとき路上を走り始め、以来、今にいたるまで世界各地でフル・マラソンやトライアスロン・レースを走り続けてきた。村上春樹が「走る小説家」として自分自身について真正面から綴る。

紀伊国屋書店ウェブサイトより抜粋


先日紐解いた江國香織さんの「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」と同様、2022年8月から4年ぶりに紐解いた1冊。

別に「再読記録」をシリーズ化するわけではなく。たまたま読みたいと思ったのが4年ぶりだっただけのこと。金曜ロードショーにおいてジブリ作品が2〜3年周期で放映されるように。

私事ではあるが、週末の水泳に加えて、最近ランニングも始めた。

平日週3日、概ね仕事終わりのランニング。水泳自体は3か月近く、ランニングは1か月くらい継続できている。

その時、「村上春樹さんが走ることに関するエッセイを書いていたな」と思い出し、本作をまた読みたいと思った次第。


4年前に読んだときも、おそらくランニングを始めたに違いない。あんなに「やってやりますよ感」で文章を締めているのだから。

でも今まで習慣になっていないことを踏まえると、2~3回程度でやめてしまったのだろう。

暑いからとか、仕事終わりでめんどいとか、久しぶりの運動で疲れるからとか。

走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き上げることだけだ。

同著 111頁より抜粋

最初は、週末に泳ぐっての気分が良くて。定期的に運動するのはやっぱり大事だなと。

それが徐々に週末しか運動できないことに対して(プールに行くってのは結構手間がかかる)、物足りなさを感じていた。

だったら走れば良いと気づく。幸いなことに、水泳を通じて有酸素運動はこなしているから、昔ほどツラさを感じないだろうと。

押し入れのこやしと化していたランニングウェアとスポーツ用のパンツを引っ張り出し、初日は軽く3キロ程度と想定する。

思いの外順調な走り出し。息が上がって苦しいというよりも、久しぶりに走ったせいか、主に足への負担が大きい。それでも、最初に決めていたルートを最後まで走り切る。

それから2週間くらいは、筋肉痛やら腿への謎の痛みを感じて、「やっぱり水泳だけで良いかな」と思ったけれども、それを超えたらぜんぜん走れるようになって。

Googleマップを見ながら、どれくらいまで行けば往復何キロくらい走れるかを算出。ある程度ペースを保てるようになったら、信号の一つ先までなど、少しずつ負荷を増やしていく。

タイムとかは測っていないため、早いか遅いかは分からない。でも水泳と考え方は同じ。なるべく、一定のリズムを刻むこと。

後ろから他のランナーに追い抜かされようが、前のランナーに追いつきそうだとかは考えず。ただ黙々と走るということ。

そのおかげもあってか、確実に体力がついている。先々週に1500M泳を達成し、先週は更に早いタイムで完泳することができた。

人間というのは、好きなことは自然に続けられるし、好きでないことは続けられないようにできている。そこに意志みたいなものも、少しくらいは関係しているだろう。しかしどんなに意志が強い人でも、どんなに負けず嫌いな人でも、意に染まないことを長く続けることはできない。

同著 70-71頁より抜粋

どうした川口竜也。自分でもびっくりするくらい健康志向。別に誰からも「走れ」だの「泳げ」だの言われていないのに。

いや、一応健康診断で「週に3日程度、汗をかく運動をしていますか?」と言う質問に対して、「運動しましょうね」という圧は感じる。だからと言って、お医者さんから「運動しましょう」と面と向かって言われたわけでもなく。

むしろ、誰にも言われていないからこそ、一人黙々と継続できているのかもしれない。

これが誰かと一緒にスポーツするのだったら、フットサルとかバドミントンとか、多分ここまで続かないだろう。

ある意味、走ること、泳ぐこと。一人黙々と頑張ることってのが、性に合っている。ただそれだけのことなのです。

そう、誰がなんと言おうと、それが僕の生まれつきの性格ネイチャーなのだ。サソリが刺すように、蟬が樹木にしがみつくように。鮭が生まれた川に戻ってくるように、カモメの夫婦がお互いを求めあうように。

同著 222頁より抜粋

いやはや。これで自転車もやり始めたら、いよいよトライアスロンである。

別の本だが、会社の図書スペースにあった田中宏暁さんの「ランニングする前に読む本」ってのも紐解き、フォームも少し変更中である。

例えば、息が上がらず、乳酸が溜まりにくい速度で走るのが良いだとか。学生時代に兄貴から教わったような、かかとから地面に着地するのではなく、フォアフット(足の付け根あたり)で着地する方が良いのだとか。

まぁ泳ぎ方しかり、走り方しかり。本当はプロに見てもらうのが一番いいのだけれども(特に膝への負担を減らす方法とかはね)。

でも今のところフルマラソンに出ようとか、そういう目標があるわけでもなく。

ただ本作を読んでいると、自分も一度くらいはフルマラソンに挑戦したくなる。来年に向けて何かしらエントリーしてみようかしらん。

まだ5キロくらいしか走っていないくせにね。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家 今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。

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