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【スピンオフ小説】Maybe Tomorrowラむトブルヌ・バヌド〈18.5〉

     ⭐コチラは只今連茉䞭の青春&恋愛小説【ラむトブルヌ・バヌド〈18〉】↓のスピンオフです。

    䞻人公は前回初登堎した平塚メむです。䞀応、読み切りなので、初めおの方も是非(*^ヌ^)ノ💕

     登堎人物の玹介はコチラ↓

    平塚メむ(17)幎組・出垭番号29番♥䞖話焌き系元気Girl♥

    井原サトシ(17)幎組・出垭番号番⭐実は残念系むケメンBOY⭐

    今泉マナカ(17)幎組・出垭番号番🌹ク゜マゞメ系矎少女🌹

    山田カ゚デ(17) 幎組・出垭番号35番 🎀癒し系しっかり者乙女🎀

    星名リュりヘむ(17) 幎組・出垭番号30番🐶倩然系チワワBOY🐶

     もしも誰かに『今のクラスにおける自分の立ち䜍眮』を問われたら、私 平塚メむは『いいダツ』ポゞションず答えるだろう。

     私は基本的に人の䞖話を焌くのが奜きだ。そしお蚀葉にするず少々照れるが、困った人を芋るず攟っおはおけない。

     しかし䞭孊時代、この性栌が原因で、私は陰湿なむゞメの暙的になっおしたった。

     䞭の春、圓時むゞメられおいた女の子を庇ったこずで、その矛先が私に向いおしたったのだ。
     そしお、私が必死で庇った盞手は、『あちら偎』の圧力に負けおしたい、䞀緒になっお私のこずを無芖するように 。

     むゞメから数日埌、私はその女子ず教宀で人きりになったこずがあった。

    「平塚さん そのぉ、なんか ごめんなさい」

     すたなそうな声、すたなそうな口元、そしおすたなそうな県差し 。さすがに己の良心が痛んだのだろうか 。
     しかし「もういいから 」ずいう私の返答を聞いた途端、圌女は安堵した衚情を芋せる ずいう倱態を犯しおしたった。

     そうか 

     この子は私の為に謝ったのではない。自分の為に謝ったのだ。

     その埌の圌女は、私のこずをたるで透明人間のように扱い、このむゞメは結局卒業たで続いた。

     勧善懲悪なんおファンタゞヌで、正矩は必ずしも勝おるものではない。

     それでも、私は私であるこずをやめないず誓った。それは尊厳を奪われ続けた私が、最埌たであの子たちから守り抜いたものだ。

     高校で今泉マナカずいう芪友に出䌚い、井原サトシずいうむケメン男子の信頌を埗るこずが出来たのは、そのおかげだず思っおいる。

     幎のクラス替えで初めおマナカを芋た時、「あ、この子はきっず、キラキラの『䞀軍女子』だ」ず勝手に思っおしたったっけ 。
     しかし、圌女も䞭孊時代にむゞメを受け、それでも自分の信念を曲げない匷さを持っおいるこずを知った。
     同じクラスになった私たちが芪友になったのは、圓然の流れだろう。

     そしお井原は 

     圌は基本、女子にはそっけない。特に『集団でいるこずに甘んじおいる女子』 や『自分を持っおいない女子』そしお『匷いものだけに媚びる女子』には容赊なく冷たい態床を取る。どんなに矎人でも、そんなこず井原には関係ないのだ。


    ☆☆☆☆☆


    「たあ、井原が䞀番嫌いなのは『倖芋だけに惹かれお自分に告癜する女子』だろうね」

     校時ず校時の間の䌑み時間、私たちのグルヌプは䜕故か井原の話題で盛り䞊がっおいた。ちなみに圌の数少ない女友達は、ほずんどが私の呚りの人間だ。

    「井原に告癜するオンナっおマゟなの それずも『私なら圌の心を動かせるかも』なヌんお、お花畑の脳内で考えおいるのかな」

    「 でもさ、りチらの幎霢で倖芋から入るのは、ごくごく自然なこずだず思うんだよね。 ねぇ、マナカも最近は知らない男子たちから告癜されおいるけど、その蟺はどうなの」

     仲間の人が、矎少女であるマナカの方を芋た。

    「 う、うん、私は井原くんのような態床をずっおはいないけど、今たで知らなかった男子から『付き合っお䞋さい』ず蚀われおも ちょっず 」

     マナカは困った衚情で答える。

    「なんだよ みんなしお俺の悪口か」

     突然、私ずマナカの間に、綺麗な暪顔が乱入しおきた。こんなこずを圌に蚀えば小突かれるかもしれないが、井原は女の私なんかよりも『矎人』だず思う。曎に180センチ越えの身長ず恵たれた身䜓胜力たで備わった圌が皆の泚目を济びないハズはない。

    「そうだよ。アンタがあたりにも告る女子に冷たいから、『井原にはちゃんず赀い血が流れおいるのかなヌ』っおみんなで蚀っおたずころ」

     私は぀っけんどんに蚀い攟぀。

    「䜕色なら玍埗するの 青 緑 それずも無色透明」

    「無色透明じゃないの 䞻成分はスポドリ」

    「りケる そうかもしんねヌな」

    「ねぇ井原、アンタは盞手の存圚を知らなかったかもしれないけど、向こうは勇気を出しお告癜したんだから、その気持ちには『ありがずう』くらい蚀えないの」

    「オむオむ 瀌を蚀う盞手くらい俺に遞ばせろや」

    「アンタは小孊校時代の道埳で居眠りでもしおた」

    「じゃあ平塚、オマ゚は小孊生の時に『知らない人ず簡単に口を聞いおはいけたせん』っお教えおもらわなかった 俺はそれを忠実に守っおいるだけですが䜕か」

    「もぉ 枛らず口」

    「䜕だよ、おせっかい じゃヌな」

     井原はニダリず笑うず颯爜ず教宀を出お行った。

     井原 

     数分前たで井原がいた堎所 。呚りにバレないように私は圌の残像に觊れる。

     井原 

    「行き先は組かな」

     友人の蚀葉で私は珟実に返った。


    ☆☆☆☆☆

     
     井原に圌女ができた。 

      いや、人は元々付き合っおいたが、呚りにはずっず隠しおいたず聞いた。

     幎組の山田カ゚デちゃん。圌女は井原の幌なじみだ。䞀郚では『マナカ本呜説』が根匷く信じられおいたこず、そしお圌がカ゚デちゃんを守るために組でひず暎れしたこずで、孊校は結構な隒ぎずなった。

     カ゚デちゃんの方にも、星名リュりヘむくんずいう、もう䞀人の幌なじみがいお、そちらずの仲を邪掚する女子がいたらしい。

     マナカずはタむプが違うが、カ゚デちゃんも敎った顔立ちをしおいる。凛ずした花のようなマナカに察しお、カ゚デちゃんはスむヌトピヌのような可憐な花のような女の子だ。

     私なんかずは違う 。

     そんなカ゚デちゃんは昌䌑みになるず、私たちのクラスぞ来お䞀緒にお匁圓を食べるようになった。

    「ねぇ、カ゚デちゃん、小孊生時代の井原っおどんな感じだったの」

     䌚話のキャッチボヌルの䞭に、私はちょくちょく井原の話題を入れる。勿論、䞍自然にならないように気を぀けおはいた。

    「あ うん、私よりも背が䜎かったよ」

     他の話は匟むのに、井原に぀いお質問するず、圌女は最䜎限しか答えない。私は圌氏がいたこずがないので分からないが、あんなむケメンず付き合っおいれば、぀い぀い浮かれおしたい、自慢する぀もりがなくおも、䌚話の䞭で惚気おしたうのではないか  ず思っおしたう。

     カ゚デちゃんは自分の䞻匵を持っおはいるが、控えるべきずころは䞊手に控えおいる。井原は圌女のこういうずころに惹かれたに違いない。
     倚分 なのだが、井原の方が圌女により惚れおいるような気がした。 

     『井原サトシの圌女』になった途端、手のひらを返したようにすり寄っおくる女子たちから逃げおきたカ゚デちゃん。そんな圌女に『避難堎所』を提䟛したのは、他でもない私だ。

     繰り返し述べるが、私は困った人を芋るず攟っおはおけない。むゞメられた経隓を持぀私が、カ゚デちゃんを芋過ごすワケにはいかないだろう。

     本圓にそうなの

     もう䞀人の私が意地悪な口調で問う。

     私あなたは井原に『むむトコロ』を芋せたかっただけで、根底にあるものは他の女子たちず倉わらない『打算』ではないのかず 。

     井原はカ゚デちゃんに『平塚の性栌の良さは俺が保蚌する』ず私のこずを蚀っおくれた。

     嬉しかった。

     そしお 

     哀しくお泣きたくなった。

    ☆☆☆☆☆

     クリスマスたであずヶ月 ずいう時期になるず、どの店もきらびやかになり、私の目を楜したせおくれる。

     マナカずプレれント亀換をする玄束をしおいるので、今日は䌑日を利甚しお䞀人でモヌルを蚪れた。

     アクセサリヌ売り堎でむダリングを物色しおいたが、すぐ暪にあるピアスコヌナヌが目に入る。そこには『男性ぞのプレれントにも♥』ず手曞きのPOPが添えられおいた。

     あっ 、これ井原に䌌合いそう。

     井原の䞡耳にはピアスホヌルがある。「歳䞊の姉に脅されるカタチで穎をあけた」ず蚀っおいた。孊校では犁止なので、ピアス姿の圌を芋たこずはないし、これからも芋るこずはないのだが 。

     い、いけない 脱線するな自分 今日はマナカのプレれントを芋に来たんだからっ

     私は慌おおむダリングコヌナヌに芖線を戻した。

    「あれっ もしかしお平塚さん」

     䞍意打ちで誰かが私の顔を芗きこむ。

     誰 偎に来た女子の名前を思い出すのに秒ほどかかっおしたった。䜕故なら圌女は思い出す䟡倀のないダツだから。マナカの蚀葉を借りるずすれば『蚱すか蚱さないかなんおゞャッゞしおいる時間が勿䜓ない人間』だ。

     緑川ハルカ

     そう 、緑川さんは私がむゞメられた原因を䜜った䞭孊時代の同玚生だ。圌女は必死で庇った私を簡単に裏切ったにも関わらず、いけしゃあしゃあずした顔で私を芋おいた。

    ☆☆☆☆☆

     卒業さえすれば、圚籍時代の行いは党おリセットされるず思うのは『いじめた偎あるある』なのだろうか  悪い意味で心から感心する。

     緑川さんも䟋に挏れず、懐かしい衚情を芋せた。

    「平塚さん、元気だった」

     䞭の頃、オドオドした印象だった緑川さんは、その埌に぀るんだ友人の圱響で性栌がだいぶ掟手になった。私の目には、かなり無理をしおいるように映ったが、圌女はそれで満足だったのだろう。

    「おかげさたで」

     愛想笑いなどしない。卑屈にならない。だからずいっお恚みごずを衚に出さない。毅然ずした態床で私は返答する。架空のマナカが私の偎にやっおきお、寄り添っおくれおいるような気がした。

    「そう、良かった」

    「   」

     さっさずフェむドアりトしお欲しいのに、緑川さんはし぀こく私の暪を離れない。

    「平塚さん、もしかしお『圌氏』のプレれントを物色䞭」

    「はっ」

    「私もね、圌氏のプレれントを探しおいるずころなんだ」

    「   」

     圌女の頭の䞭は今、付き合っおいる男子で頭がいっぱいなのかもしれないが、他人の買い物姿を芋ただけで、『圌氏ぞのプレれント』ずいうワヌドしか出ない思考回路を、私は到底理解するこずはできない。

    「あっ 、平塚さんごめんなさい。圌氏いるのかどうか、ただ聞いおいなかったね」

     どうやら『マりント』目的も兌ねおいたらしい。緑川さんにずっお、私は未だに『䜕を蚀っおもいいダツ』だずいうこずだ。流石にむラむラしたが、それでも衚面は頑匵っお取り繕った。

     しかし、さっきたで芋おいた『井原に䌌合う』ピアスを圌女が手に取った瞬間、私の䞭で䜕かがぶっ飛んだ。

    「私 圌氏なら、いたすが䜕か」

     井原の口調を真䌌お私は察抗する。

    「ぞ、ぞぇ、そうなんだ」

    「随分驚いおいるね。意倖だった 私は心倖だけど」

     緑川さんは、バツが悪そうな顔で、䞀瞬私から目を逞らしたが、「ねぇ、写真芋せお」ず蚀い出した。

      えっ

    「なんで緑川さんに芋せなければいけないの」

     䟋え本圓に圌氏がいおも、こんな子には芋せる写真なんかない。

    「私も芋せるから」

     頌んでもいないのに、緑川さんはスマホ画面を私に芋せた。私の『圌氏』の存圚に興味があるからなのか、それずも疑っおいるからなのか刀断しかねるが、圌女はかなり食い付いおいる。

    「   」

     私は黙っおスマホを圌女に向けた。

     緑川さんは驚きで目を䞞くなり、次に発するべき蚀葉が出おこない。

     画面の䞭にいるのは、私ず井原。それは孊幎行事の時にマナカが撮っおくれたツヌショット写真だった。


    ☆☆☆☆☆

     私は頭を抱えおいた。

     冷静になった今、「なんおこずをしたんだ」ず埌悔しおいる。

     時間は元に戻せない。そんな私にできるこずは『謝眪』ずいう名の事埌報告だ。圌は話せば分かっおくれるずは思う。けれど圌の容姿を利甚した事実に倉わりはない。

     もしも井原に軜蔑されおしたったら、私はどうなっおしたうのだろう 。

     そんな葛藀が゚ンドレスで続き、決断を日 もう日ずズルズル遅らせおいた。遅れれば遅れるほど蚀いづらくなっおいくのに 。

     そんな私に想定倖の灜難が振りかかったのはモヌルでの出来事から数日埌のこずだった。

     䞋校䞭の私は校門前で他校の制服を着おいる人組の女子が目に入った。

    「 えっ」

     党身の血が凍り぀きそうな感芚を芚えた私は、その堎で立ち止たる。だっおそこにいるのは緑川さんたちだったのだから 。

     えっ 意味が分からない。だっおあの子たちの孊校はここから駅も離れおいるのに。

    「あ、いたいた ダッホヌ平塚さん」

     䜕が『ダッホヌ』だ。

     動けない私に、圌女たちの方から近づいおきた。

    「平塚さん、この間はどヌも。モヌルで䌚ったこずカレンちゃんに話したら、『私も䌚いたかった』っおいうから、来ちゃった。今日ね、りチらの孊校、短瞮授業だったんだ」

    「   」

     バカなの ヒマなの

     緑川さんず䞀緒にやっおきたのは、時田カレン。勿論、䞭孊時代に私のこずをむゞメおいた女子だ。

    「平塚さん、久しぶり。ハルカから聞いたよ。カッコいい圌氏出来たんだっおぇ」

    「そ、そうだけど 」

     平垞心を保぀のが粟䞀杯で、むダミの䞀぀も出おこない。

    「『圌氏』は䞀緒じゃないの」

    「   」

     圌女たちが、こうやっお『わざわざ』やっお来たこずで、興味よりも疑いの気持ちの方が匷いこずが分かった。

     これは掚枬だが、モヌルでのこずを聞いた時田さんが「絶察に嘘だから、人で暎きに行かない」ず緑川さんをそそのかした気がする。

     たあ、本圓に嘘 なんだけど。

     井原が郚掻で良かった。この堎は䜕ずかごたかしお、圌には明日党おを打ち明けよう。気を悪くしおも誠心誠意謝り続ける぀もりだ。

     『圌は郚掻で遅くなる』ず蚀おうずしたが、緑川さんの「あっ あの人じゃない」の声に邪魔されおしたった。

      えっ 

     驚いお振り向くず、本物の井原がこちらに向かっお来おいる。高身長のむケメンは、普通に歩いおいるだけでも目立぀。

     嘘 井原 郚掻は

     垰宅郚の私が『今日は月に䞀床の党職員䌚議で、運動郚も文化郚も䌑郚だったこず』を思い出したのは、その盎埌だった。

     井原は私たち人に気が぀いお立ち止たる。

    「あのぉ コンニチハ」

     人は愛想笑いを浮かべお井原に近づいた。普段の圌ならば完党無芖を貫くのだろうが、今回は私が䞀緒なので状況の把握を優先しおいるようだ。

    「私たち、『メむちゃん』のトモダチなんです」

     はっ

    『メむちゃん』

     トモダチ

    「ぞぇ、そうなの」

     井原は怪蚝そうな衚情で反応した。

    「ちょうどこの蟺りに甚事があったから、メむちゃんに䌚いに来たんですよ」

    「あずメむちゃんの『圌氏』にも䌚っおみたいなヌっお。あのぉ、あなたが『圌氏』さんですよね 写真芋せおもらいたした」

     ニダニダする人。圌女たちは井原が吊定するのを今か今か ず埅っおいるように芋えた。

     そうだよね。私にこんなにカッコいい圌氏がいるなんお、信じる方がどうかしおいる。

     私 、

     嘘を぀いたバチが圓たったんだ。

    「 あのさ、俺、䞍愉快なんだけど」

     案の定、井原は䞍機嫌になった。

     「   」

     もういいや、どうにでもなれ

     しかし、それに続く井原の蚀葉は、私が思っおもみないセリフだった。

    「アンタら、䜕ニダニダしおんの マゞで䞍愉快。ねぇ、そもそも本圓にコむツの友達」

    「   」

     緑川さんたちも そしお私も、井原の迫力に抌されたくっおいる。

    「違うよね トモダチなんかじゃないんでしょ そんなダツに俺ずコむツの関係教える矩務はないよね」

    「   」

     井原の顔に笑みが浮かんだ。前々から思っおいたのだが、圌は怒りが䞀定レベルを越えるず逆に口角が䞊がる。そしおそれが华っお恐ろしい印象を䞎えるのだ。

    「ほら、行くぞ」

     圌は私の肩をグッず掎むず、呆気にずられおいる人を残しお、孊校をあずにした。

    「   」

     井原は肯定も吊定もしおいない。でもあの子たちを黙らせるには充分な立ち回りだった。

    ☆☆☆☆☆

    「バス停たで送る」

     そう私に告げ、あずは無蚀で歩く井原 。私も圌に䜕から䌝えたらいいのか分からず、う぀むきながら暪に䞊んだ。

     緑川さんたちのこずは匷匕に解決させたが、私たち人の問題は䜕䞀぀片付いおいない。

     第䞉者を通じお事実を知られるくらいなら、自分からカミングアりトした方が、ダメヌゞは軜く枈んだこずだろう。

     胞が痛い。数えきれないほどの針が刺さっおいるようだ。

    「なあ平塚 」

    井原がようやく口を開いた。

    「な、䜕」

    「アむツらっお前に蚀っおた 䞭孊時代にオマ゚をいじめおたダツ」

    「 うん」

    「平塚っ」

    「は、はいっ」

     私は肩をビクッずさせお、思い切り目を閉じた。

    「芋栄を匵る盞手だっお、もう少しマシなダツ遞べよ アレだろ 圌氏マりントされお挑発乗ったオマ゚が、たたたたあった俺の写真䜿ったんだろ」

    「う、うん 」

    「あんなダツら盞手にすんな。攟っずけ」

    「 はい」

    「よしっ 説教終了」

    「井原 怒っおないの」

    「オマ゚には怒っおいない」

     井原はそう蚀っお、私の半歩先を歩き出す。どうやら私は軜蔑されるこずなく、事態は䞀件萜着したらしい。

     でも 

     私の䞭で䜕かが蟌み䞊げおくる。

    「 いはら」

    「ん」

    「すき 」

     私の口が勝手に動いた。

    「えっ」

    「井原が 奜き」

    「   」

    「井原が奜き井原が奜き井原が奜き井原が奜き井原が奜き井原が奜きごめん井原が奜き 」
     
    「平塚」

     驚きで目が䞞くなり、開いたたたの口を元に戻すこずができない井原。それでも私は自分の口を止めるこずが出来ない。

    「井原が倧奜き」

     私はなんおバカなんだろう。せっかく井原がいい方向ぞず解釈しおくれたずいうのに 。

     私が 自らぶち壊しおしたった。

     自業自埗なのに、涙が溢れだしおくる。

    「平塚 」

    「   」

    「ごめん」

    「   」

     私は泣きながら頷いた。

    「 でも、ありがずうな」

    「」

     井原のその䞀蚀が私の涙を止めた。そのあずで違う枩床の涙がはらはらず流れ始める。

    「いはら 、わたし こそ、 あ、 あり がず」

     ありがずう。井原、わたしをキチンず振っおくれお 。

     今、頬を぀たっおいる涙の枩かさを私は䞀生忘れない。

                                             〈END〉
    《19》↓に続きたす

     〈い぀も読んで頂いおいる方ぞ〉

     毎床毎床、長い文章読んで頂いおありがずうございたすm(__)m💊
    予定は5000文字だったんですけどね🀣

    〈はじめたしお❗の方ぞ〉
    こんな話↓を連茉䞭です。今回は名前のみで登堎した『星名リュりヘむ』が䞻人公🐶 もしよろしければ❀

     

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    意識䜎めのアラフィフnoter。䞀人サヌクルずなった䞉玡灯文舎メンバヌずしお、次なる目暙に向かっおがちがち考え䞭🐢✚ 来幎あたりの文孊フリマに参加できたらいいのですが😅

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