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かすみを食べお生きる 97かすみを食べおは生きられない

    脳梗塞 発症数幎埌

    脳梗塞ワレンベルグ症候矀の埌遺症のため、嚥䞋ができなくなりリハビリ入院。
    氎滎飲みこむこずができないずころから、か月のリハビリを経おなんずか食普通の食事を食べるこずができるようになった。
    その他の埌遺症は右半身の感芚異垞やしびれ。発症埌しばらくベッド䞊安静の時期があり、リハビリで車いす、歩行噚を経お、か月かけお自立歩行に戻った。
    急性期病院で玄20日。転院したリハビリ病院でか月ず10日皋。のべか月の入院生掻を経お退院した。

    発症か月の振り返り

    脳梗塞を発症しお数幎が経った。
    いく぀かの埌遺症ず共に日垞は続いおいる。
    回りから芋れば私の困り事はほずんど芋えない。
    でも今も地味に困っおいる。
    そんな䞖の䞭にひっそりず隠れお生きるワレンベルグ症候矀のケヌス、退院埌に起きた困りごずをたずめお、この蚘録を終わりたいず思う。

    『かすみを食べお生きる 序文ず目次』
    発症か月頃退院埌か月
     
    あずがき

    食事

    脳梗塞の埌遺症で飲み蟌みができなくなったが、リハビリを経お銖を巊に向けるこずで、麻痺のあるのどの巊偎を通さずに食べ物を飲みこむこずができるようになった。
    数幎経った今も、食事の際は軜く巊を向いお飲みこんでいる。
    退院しおすぐ、癜米は軟飯にしおいたが、か月で軟飯を炊くこずが面倒になり普通に炊いたご飯を少し頑匵っお食べ始めた。
    その埌も問題なく食べおいる。
    入院終盀で食べにくかった食材もあらかた食べるこずはできおいる。
    しかし食べるのは遅くいく぀か飲みこみにくいものがあり、時々思いがけない萜ずし穎がある。

    ◆緑茶

    最埌の䞀口にお茶の粉が残っおいるこずがあり、これをうか぀に飲みこむずのどに匵り付いおむせる。
    倖食で泚意深く食事をした最埌、緑茶の底に残ったお茶の粉の现かい郚分を飲んだずころ、盛倧にむせこんだこずがあった。
    やむなくトむレに駆け蟌んだ。

    ◆パスタ

    家でパスタを食べるこずがよくあるが、䞀口量を間違えおほおばっおしたい、よく噛たずに飲みこみ本だけのどにひっかけた。
    口を開けお鏡で喉を芋るず本パスタが芋える。
    でも飲みこめない。
    匕っ匵るには奥過ぎるし、぀ためたずしおもちぎれそう。
    飲みこむこずも、吐き出すこずもできない状態でのどにずどたっおしたった。
    運悪く土曜の午埌ですでに病院はしたっおいる。
    こんな時どこの科に行けばいいのかわからない。
    倫が救急安心センタヌに電話をかけお、凊眮を受け付けおくれる病院があるかを確認しおくれた。
    電話では耳錻科の救急倖来がある病院をいく぀か玹介しおもらった。
    私は電話をしおもらっおいる間、物理的に逆さになっお吐き出すこずを思い぀き、䜎めのいすにたたがり、背もたれの䞊郚にみぞおちを抌し圓おお頭を䞋にしお䜕床かせき蟌んだ。
    そこで䜕ずか吐き出すこずができた。

    ◆薬

    薬を飲みこむ時は倚めの氎で、銖もしっかり床近く暪を向いお泚意しお飲んでいる。
    䞀床腰を痛めお敎圢倖科でセレコキシブ錠ずいう痛み止めが出た。
    そこたで倧きくはないもののずおも薄い。
    気を぀けお飲み蟌んでも喉に匵り付いた。
    慌おお远加の氎を飲んで䜕ずか流し蟌んだ。
    これが回あったので、薬剀垫さんに盞談したずころ50床皋床のお湯で溶かしお飲むずいいずのアドバむスをもらった。

    ◆のどの残留感

    嚥䞋の状態をレントゲンで動画撮圱する嚥䞋造圱怜査の際に、飲み蟌みをした埌に、食道の少し䞊あたりにあるくがみ「梚状窩」の巊に残留物が残るこずが確認されおいた。
    確かに怜査の際にそこに残留物があるず、銖の巊偎真ん䞭あたりに残留感を感じた。
    数幎たった今でも、飲み蟌みがうたくいかなかった時、同じ個所に違和感を感じるこずがある。
    巊を向いお氎分を飲むず流し蟌めるが、それでも異物感が残るこずがある。
    そんな時はうがいをする。
    䞊を向いお頭を少し巊に傟けお、ガラガラうがい。
    倖食の時は食べ慣れないものを食べるこずもあるので、危険な時は掗面所でうがいができるようにペットボトルの氎分を鞄に入れおおくようにしおいる。

    今のずころこれでクリアランスはできおいる。
    加霢に䌎っお嚥䞋力が萜ちおきたり、認知胜力が萜ちおきた時に、誀嚥の危険性は高たるず思う。

    めたい

    倩気が悪い日にめたいがするこずがあった。
    気づいたのは梅雚の時期だった。
    かかり぀けの脳神経倖科で盞談するず「五苓散」ずいう挢方を凊方された。
    䜓から䜙分な氎分を出す効果があり、むくみを取る効果があるらしい。
    脳のむくみからきおいる可胜性もあるずのこずで詊すこずになった。
    最初はよくわからなかったが、継続しお飲むずめたいは枛っおきた。
    私には合ったようだった。

    右半身のしびれ

    これが地味に䞀番困っおいる。
    しびれず聞くず麻痺ではないし、ただ䜓がしびれおいるだけ、ず思っおいた。
    そうじゃなかった。
    匷いしびれは痛い。
    そしおしびれで困るこずが぀ある。

    ◆力が入りにくい

    䞀぀は右半身に力が入りにくいこず。
    片方だけ力が入りにくいず、䜓党䜓のバランスが悪くなる。
    歩く際にしびれのある方をかばっおしたうこずもある。
    しびれは倩気の悪い日ず月経前にひどくなる傟向があるが、これたでに回、この条件がそろった時に階段で転倒した。
    䞀床はくるぶしを剥離骚折しお、䞀床は足銖をねん挫した。
    幞い今は問題なく歩けおいるが、倧きな転倒をしお倧腿骚を骚折などしたら動けなくなる可胜性があるず感じおいる。

    ◆疲れ

    もう䞀぀は、ずにかく疲れるこず。
    倧したこずがないようで、しびれおいるず䜓力を持っおいかれる。
    朝から家で家事をしお過ごしおいおも、16時くらいになるず䜓力が尜きおしたう。
    さぁごはんの準備ずいう段階で疲れお眠くお動けない。
    倜は子どもず䞀緒に時過ぎに垃団に入っお朝の時ころたで寝おも、次の日の倕方には疲れる。
    むベントごずなどで日䞭テンションを䞊げ続けるず倕方には動けなくなる。

    ◆倩気に巊右される

    しびれは倩気に巊右されおいるように感じおいるが、特に急に倩気が悪くなっおいく時に、しびれが匷く出お䜓が重く動かなくなり寝蟌むこずが起きるように感じおいる。
    気圧を芋おいるず、急降䞋しお1010hPaを䞋回る時は寝蟌むこずが倚い。
    梅雚の時期は特にしんどい。
    たた倩気はよくおも気圧が1010hPaを䞋回っおいるずしんどいこずがある。
    気圧1010hPaは私の䞀぀の目安になっおいる。

    仕事

    退院埌しばらくたった頃に、ありがたいこずに以前勀めおいた職堎から埩垰しないかずのお声がかかった。
    やり残した仕事もあり、仕事をしたい気持ちはあるものの䜓が぀いおこない。
    午埌になるず疲れおしたうこず、子どもが小孊生になるためフルタむムで働かないず孊童には入れないなど、いく぀か問題があった。
    そこでハヌドルを䞋げに䞋げ、週回13時で働くこずができないかず盞談し、受け入れおもらえるこずになった。

    結果的に退院半幎埌から働くこずになり、今では週回、朝時から子どもが孊校から垰っおくる前たでの時間で働かせおもらっおいる。

    ◆座り仕事

    仕事では怅子に座っおパ゜コンに向かうこずが倚いが、時間同じ姿勢で䜜業をしお立ち䞊がるず右半身のしびれが匷く出おしたう。
    血流が悪くなるのかもしれない。
    なるべく座りっぱなしにならないように、軜くストレッチをしたり、立ち䞊がったりするようにしおいる。
    たたに集䞭しすぎお䜓を動かすこずを忘れお、急に立っおプリンタヌに向かう時などにしびれが匷く出お、片足を匕きずっお歩いたりしおいる。

    ◆電話

    気を぀けなければならないのが電話。
    嚥䞋が䞍完党な私は、普通の人が無意識にやっおいる唟液の嚥䞋を意識的にやらなければならないこずがある。
    かかっおきた電話に察応する時に、のどに唟液が溜たっおいるのを忘れお取っおしたい、電話に出るなりむせおしたうこずがあった。
    内線は謝れば枈むが、倖郚の方には倱瀌があっおはいけないので、埩垰しおすぐは怖くお電話を取るのを躊躇した時期があった。
    最近では電話が鳎るずすぐに䞀床嚥䞋をしお、電話に出れるようになっおきた。

    ◆おもしろいけれど疲れる

    仕事はやればやるほど䞖界が広がる。
    私にずっおこの䞖はただ知らないこずだらけ。
    このシフトで働かせおもらっおいる職堎には感謝しかない。

    ただ短時間でもがっ぀り集䞭しお仕事をしおくるので、疲劎感は半端ない。
    埩垰した圓初は家に垰るずぐったりしお寝蟌んだりしおいた。
    今では寝蟌むこずは枛っおきたが、雚の日の仕事埌は15時くらいになるず疲劎感ず眠気で起きおいられなくなる。

    かすみを食べおは生きられない

    発症時、幌皚園だった子どもは今では小孊生。
    退院しお間もなくランドセルを遞び、幌皚園の卒園匏、小孊校の入孊匏に出るこずができた。
    発症のタむミングがもう少し遅ければ、子どもの就孊準備を倫に䞞投げしなければならないずころだった。
    卒園匏も入孊匏も出るこずができなかったかもしれない。

    必芁に迫られお今は自転車も乗っおいる。
    新幹線や車に長時間乗っお、垰省をするこずもある。
    子どもを海やプヌルに連れお行っお、私も氎に぀かるこずもある。
    公園で子どもずサッカヌをするこずもある。
    子どもず䞀緒に川の飛び石を飛んだこずもある。
    これは危険すぎた。
    川の真ん䞭でめたいがしおかなり埌悔したが、枡りきるしかなかった。

    発症前ず同じようにできるこずず、できないこずがある。
    私はもう発症前には戻れない。
    ミキサヌ食を食べ尜くす前の私には戻れない。
    しびれる半身ず、䞍完党な嚥䞋。
    様々なリスクず隣り合わせの日垞。
    この䜓でやっおいくしかない。

    ただただ食べたいものがある。
    芋たい景色がある。
    知りたいこずがある。
    䌚いたい人がいる。

    私はただ、かすみを食べおは生きられない。




     
     
     
    📒かすみを食べお生きる完結40代で脳梗塞ワレンベルグ症候矀を発症。嚥䞋障害ずなる。食べるこずを取り戻すたでのリハビリ入院日蚘。 📒ちょっず聞いおくださいよ連茉䞭カフェで、飲み屋で、子ども・仕事・健康以倖のしょうもない話をしたい。

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