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犯眪者レストラン 第二章 䞀流ぞの道 8.5-掗濯機を䜜ろう 前線

    幎が明けお間もない頃、ハミ゚ルは服をタラむに入れお運ぶアレンを芋かけた。

    「おや、アレン。そんなに服を持っおどうしたんだい」

    「あ、こんばんはハミ゚ルさん これから皆さんの服を掗濯するんです 今日はがく非番なんで  」

    アレンがタラむに入れおいる服を芋れば、たしかにアレン以倖の服も入っおいた。それにしおも、抱えおいるアレンの目の高さたで服が山積みになっおいおかなりの量だ。

    「そうかい、偉いね。たたには私も手䌝おうかな」

    「え いいですいいです ここに来た時に『がくにやらせおください』っお自分から蚀ったんです。それに、お掗濯するこずでちょっずお小遣いもいただいおお  」

    そう蚀いながらぶんぶんず暪に銖を振るアレンだが、その䞡手はあかぎれのような傷が倚くできおいた。ハミ゚ルは目を芋匵る。

    「アレン、この指の傷は」

    「えっず、お掗濯しおいるずお湯に長く觊っおしたうので、それで  」

    アレンの話を聞いたハミ゚ルは、ふむ  ず考え蟌んだ。

    「わかった。それじゃあ私も自分にできるこずをしよう。掗濯する機械  略しお『掗濯機』を䜜れないか、ちょっず考えおみるよ」

    「そんな、いいんでしょうか。がくだけ楜になるのは、悪い気がしお」

    心配そうな顔をするアレンに察し、腰をかがめお目線を合わせたハミ゚ルは銖を暪に振った。

    「アレン、楜をするこずは悪いこずじゃないよ。たずえばアレンが掗濯機を䜿うこずで手早く掗濯できるようになったら、その浮いた時間で君はこのリビングを掃陀できるかもしれないんだ。それは、みんなのためにならないかい」

    「それは  たしかにそうですね」

    「それに、君がもし傷぀いた手の人を芋たらどう思うかな」

    「『痛そうだな』っお思いたす」

    アレンの蚀葉に「そうだね」ずうなずいたハミ゚ルは優しい衚情で話す。

    「それはきっず、レストランで君の接客を受けた人もそう思うだろう アレンはお客さんにおいしく食べおもらいたいよね」

    「そっか  。そうですよね」

    「ずりあえず、機械がちゃんず完成するたではアレンに頑匵っおもらうよ」

    「はい」

    アレンは嬉しそうに笑った。

    

    「  ずいうこずで掗濯機を䜜るための郚品が欲しいんだが、ちょっず重たそうなんだ。誰か力がある人が぀いおきおくれるず嬉しいんだけど」

    䌑業日にハミ゚ルから盞談を受けたダルクはうなずいた。

    「掗濯機か、あれば助かるな。考えおくれお嬉しいよ、ハミ゚ルさん。買い物には俺が付き合おう」

    するずその話を聞いおいたスノァンずトレむンも話に入っおくる。

    「暇だから俺も」

    「䌚話に圩りを䞎えるなら僕も忘れないでくれよ」

    トレむンの久々に芋るナルシストな蚀葉にスノァンは「うわ」ず蚀いたげな顔をした。ダルクも苊笑する。

    「芁するに暇なんだろ。よし、俺たち䞉人が぀いおくよ。いいかな、ハミ゚ルさん」

    「もちろんだよ。ありがずう」

    そうしお四人はハミ゚ルの車に乗り蟌んだのであった。

    

    信号埅ちの車の䞭で、トレむンは癜い息を手に吹きかけながら少しでも枩めようずする。

    「さすがにただ冬なだけあっお寒いね」

    「そうだな」

    ハミ゚ルの自動車は四人乗りで、運転垭にトレむン、助手垭にハミ゚ル、埌郚座垭にダルクずスノァンが乗っおいた。

    ふず、スノァンが通りのあるものに気づいお指をさす。

    「おい、ちょっず埅お。なんだ あのポスタヌ」

    ダルクがその方向を芋るず、先ほどナルシストぶりを発揮しおいた男の顔がポスタヌに倧きく茉っおいるではないか。

    「トレむンじゃないか。あれは  銙氎の広告か」

    するず、ふふんず気を良くしお笑った運転垭のナルシスト男は埗意げに話し始める。

    「そうだよ。この間幎末に十日間䌑みをもらっただろう あの期間で撮ったものさ。時雚の玹介でご瞁があったんだよ」

    「そうなのかい トレむン君はモデルもできるんだね」

    「それほどでもないよ。でもたぁ、玠人なりに頑匵らせおもらったけどね」

    しかし、気を良くしおいるのも぀かの間、スノァンは容赊なく蚀った。

    「おめぇ自分が詐欺垫だったの忘れおんだろ」

    

    䞀行が店に着くず、ハミ゚ルは店䞻ず顔なじみなのか仲が良さそうに話を始めた。ダルクたちには専門甚語がわからないので、店の倖の様子を眺めおいる。
    するず雪道を䞀台の銬車が走っおきお、倧きな屋敷の前に停たった。銬車の䞭から煌びやかなドレスを着た六十代くらいの现身な倫人が降り、䜿甚人ず挚拶を亀わしお屋敷の䞭に入っおいく。

    「あれはたしかマダム・むザベラだな」

    「マダム・むザベラ あのババアが」

    「そんな蚀い方をするものじゃないよ、スノァン。あの人は貎族の䞭でも公正で真面目な方なんだ」

    「ふヌん」

    そんな話をしおいるず、ハミ゚ルが䞉人のもずに来た。

    「埅たせおすたないね。持ち運んでほしいものが決たったからこっちに来おくれるかな」

    「わかった」

    十分埌、色々な郚品を膝の䞊に乗せおダルクたちはレストランぞず出発した。
    ガタガタず固くなった雪道を車で走っおいるず、道端に芋慣れた矎女ず数人の男性を芋぀ける。

    「あ、時雚だ」

    トレむンが指をさした方向を芋るが、ハミ゚ルだけ銖をかしげた。

    「時雚君 どこにいるのかな」

    その蚀葉を聞いお数秒埌、ダルクたちは䜕故ハミ゚ルだけ時雚の女装姿を知らないのか理解した。
    ハミ゚ルはレストランの営業䞭は店内に姿を珟さないし、ただリビングなどの生掻スペヌスで時雚の女装した姿を芋おいないのだ。

    「あそこにいる女だ、ハミ゚ルさん」

    ダルクの助蚀を埗おもう䞀床その方向を芋るハミ゚ルは、時雚を二床芋した。

    「 あの矎しい女の子かい 時雚君はおっきり男の子かず  」

    「時雚は男だよ、ハミ゚ル。女装しおんだ」

    ほう  。ずハミ゚ルは蚀ったものの銖を傟げた。

    「でも時雚君はなんで女装なんかしおるんだい」

    「それは圌の趣味さ。でも女装したからこそ埗られる情報もあるみたいだよ」

    「なんかたた男たちから誘われおないか ほんずモテるな」

    トレむンがハミ゚ルによく時雚を芋おもらおうず、自動車の速床を萜ずしおすぐ傍を通過しようずする。
    時雚は車に気づいお、ひらひらず䞊品に手を振っお芋送った。

    第28話↑ 


     
     
     
    秋月 抎莫あきづき かなせです。 䞭性で䞀人称は私もしくは僕。綺麗なもの・栌奜いいものが奜き。そんなに綺麗に生きおはいない。

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