
となりのトップランカー #15 | タナカ様と初めてのパパ活
前店舗からの本指名であるタナカ様から、
お店を通さず外で会いたいとお誘いを受けました。
↓タナカ様のプロフィールと提示されたコース


提示されたコースの中から、
私は『②夕方(夜)〜翌朝までコース:50,000円』を
選択しました。
その金額が妥当であるかは、
あまり考えていませんでした。
自分の費用対効果もよくわからないし、
パパ活自体が初めてだったからです。
ただ、一晩で稼げる額としてはお店に出るより
精神的にもありがたい金額だったので、
私は納得しました。
そして、約束の日
その日は、仕事帰りにそのままの足で
向かうことを伝えており、
タナカ様も了承してくれました。
お店に出勤する時は
綺麗めな服装のことが多いのですが、
この日は仕事帰りなのでパンツスーツです。
どうかな、と思いましたが、
タナカ様は特に気にする様子もありませんでした。
夜8時に待ち合わせをして、先に食事を取りました。
(仕事の都合で夜からになりましたが、
金額の変更はありませんでした)
「なんでも好きなものでいいよ」
と言われましたが、
(あまり食事で時間を取るのもな……)
と思い、すぐに入れそうなお店を
適当に選びました。
食事を取ってコンビニに寄り、
飲み物などを買い込みました。
そこでも「なんでも好きなもの買っていい」と
言われましたが、私は大して選ぶことができず、
デザートなどを少し追加していただきました。
「ホテルはもう取ってあるんだ」
どうやら、馴染みの場所があるようです。
受付で再入室を伝え、2人で部屋に入りました。
そこは、お店で使うホテルより
広くて綺麗な空間でした。
部屋に入るとすぐに、タナカ様は
「はい。ちゃんと数えてね」と
お手当を差し出してくれました。
「ありがとうございます」と受け取ると、
「いいえ〜」と笑って、そして服を脱ぎ始めました。
とにかく服を置くのが嫌なようで、
部屋に触れた服はもう着られないため、
翌朝用の新しい下着とシャツを買い込んで
持参するほどの潔癖さを持っていました。
タナカ様が裸になったので
私も服を脱ごうとすると、
「ちょっと待って」
と、止められました。
「追加で5,000円払うから、
写真撮らせてくれない?」
流石に私も身構えました。
慌ててタナカ様が説明を始めます。
「どっかに流したりはしないよ!
ただ、別れた後や会えない日も
お姉さんを見てムラムラしたいんだよ!
次に会うときには必ず消しておくし。
スマホ確かめてくれていいよ!」
タナカ様はラインも使っていないほど
SNSには縁のない方でした。
私との連絡はいつもショートメールです。
私は、まぁいいかと思いました。
少しどうでも良くなっていたかもしれません。
この時間の価値が5,000円でも上がるのならば、
構いません。
減るものでもないし。
きっと他の人から見たら、
「なんて警戒心のないバカな女だ」と
思われるでしょう。
私もそう思います。
それでも、この時の私はタナカ様を信じました。
禁断の撮影会
スーツ姿でお尻を突き出したり、
ブラウスをはだけたり。
裸になってベッドの上で四つん這いになったり。
言われた通りのポーズをして、
きわどいところまでしっかりと撮られました。
(どうしてこんなところを見たがるんだろう……)
頭の中では、冷静にそんなことを思っていました。
「脚持ってて」
自分の脚を自分で押さえるように促され、
秘めた部分が露わになります。
パシャパシャと、撮影音が響きました。
「ここ、もっと開いて」
さらに、自分で開くように言われました。
「自分の指とか体がちょっとでも入ると
萎えるんだよね。
これだけ撮っててもベストショットって
ほとんどないんだよ」
写真もなかなか難しいようです。
顔は撮られないようにしていたので、
私はタナカ様の様子を見ていませんでした。
そしてふと、
パシャパシャという撮影音が途切れたかと思うと、
唐突にその瞬間は訪れました。
***
激しい応酬の、後。
「ふーーーっ」
と、満足そうな息を吐くタナカ様。
私も、荒くなった息を整えます。
そして、タナカ様が言いました。
「ごめんごめん!
写真撮ったらシャワー行くつもりだったんだけど、
お姉さんの匂い嗅いだら興奮しちゃった!」
私は、「なんですかそれ!」と気持ちを押し殺して
笑って返しながら、
頭の中は「??」でいっぱいでした。
仕事帰りにそのままで来た私。
朝からシャワーを浴びていません。
多少の匂いは、あるでしょう。
でも、それを「興奮した」と言い、
そこに潔癖が発動しないことが、
私にはどうしても理解できません。
私の初めてのパパ活は、
そんな風にして始まりました。
2026年5月3日
KANA
▶あっけなく訪れた、タナカ様とのお別れ。次の記事はこちら
◁前回の記事 #14『タナカ様からのお誘い』はこちら
📖 オートフィクションエッセイ
『となりのトップランカー』目次にもどる
↓以下は、有料の執筆後記です。
表の本編では語れないリアルや、心のさらに内側を公開しています。
表と裏、ふたつが合わさって初めてこの物語は完成します。
※月に4記事以上お読みになる方は、過去分も含めすべて読み放題となるメンバーシップ(月額1,000円〜)へのご加入がお得です。
※以下の記事には一部に性的な描写や、
成人向けの表現を含みます。
18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

「あぁっ!」
撮影音が途絶えた瞬間。