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となりのトップランカー #50 | もっと洗体を楽しみたい


    いつも『となりのトップランカー』を
    大切にお読みいただき、
    本当にありがとうございます。

    皆様の温かい応援に支えられ、
    本連載もいよいよ節目の
    第50話を迎えることができました。


    100話完結というゴールのちょうど折り返し地点まで
    共に歩んでくださった皆様に、
    心より感謝申し上げます。


    さて、そんな大切な区切りとなる今回は、
    お仕事をする上で密かなこだわりポイントであった、
    「洗体」について綴りたいと思います。


    洗体は最高の脇役


    夜の華としてのお仕事を始めて
    二度目の春がめぐってくる頃には、
    お相手人数は500人に到達しようとしていました。

    お仕事の中で気をつけていること、
    努力していることは数えきれないほどありますが、
    当初から最も形を変え、進化していったのは、
    洗体の時間だったと思います。

    何より私自身が、
    お客様との時間の中でも
    この時間を特に大切にしていたのです。

    洗体のやり方は、
    お店から事細かに教わるものではありません。
    ほとんどがキャスト自身の裁量に委ねられています。

    だからこそ、ベッドへ向かうより早く、
    一番最初に
    「私がどれだけお客様と真剣に向き合っているか」
    が問われる時間でもあります。

    私は洗体の時間を、
    まるで自己紹介の時間のように捉えていました。

    実際のやり方はキャストによって様々で、
    シャワーで軽く流すだけの方もいれば、
    ご自身で洗ってくださいとお客様に促す方もいると聞きます。
    逆に、全身を使って洗うような、
    手練れのキャストもいらっしゃるようです。

    私の洗体を言葉にするなら、
    「丁寧かつ、ほどほどに」でしょうか。

    私は、困っている方に手を差し伸べるのは
    好きですが、
    求めていないことまで踏み込むおせっかいは、
    少し苦手です。
    出しゃばって余計なことをしてしまわないか、
    常に空気を読んでしまうのです。

    そして何より、洗体はあくまで
    プレイ前の前菜のようなもの。
    限られた時間の中でシャワータイムが
    長引いてしまえば、
    お客様が本当に望んでいる
    ベッドの上での時間が短くなってしまいます。
    男性の体はとても繊細で、
    お風呂場で一度ピークを迎えてしまうと、
    いざという時にうまくいかなくなってしまう
    こともあります。

    だからこそ、出しゃばり過ぎず、
    それでいて、

    「こんなに丁寧に洗ってくれるなら、
    ベッドの上ではどんなに素敵な時間を
    過ごせるのだろう」

    と期待を持っていただけるような、
    そんな余白を残すことがベストだということに
    落ち着きました。

    マイナスを作らないために


    お客様が洗体に求めるものも、本当に様々です。

    一番長く通ってくださっている
    本指名のタカダ様(#18)は、
    ご自身で体を洗われます。
    初めて会った時からそうだったので、
    私はタカダ様の体を洗ったことがありません。
    ご自身のしたいようになさるプレイスタイルを
    持った方なので、私もあえて手を出さず、
    従うようにしています。

    一方、 慣れた本指名様には、
    「もっと気を抜いていいよ」と優しい言葉を
    かけていただくこともありました。

    そのお気遣いは本当に温かく、嬉しいものです。
    けれど、私にとって目の前のお客様と過ごす時間は、
    一分一秒が真剣勝負でもあります。
    わずかな気の緩みで
    大切な方からの信頼を失ってしまうかもしれない。
    そのリスクを冒すことは、
    私にはどうしてもできませんでした。

    たくさんのお客様と触れ合ううちに、
    私の洗体スタイルも少しずつ変化していきました。

    #47で述べたように、
    ホテルの備え付けのボディーソープは
    特有の強い香りがお客様の体に残ってしまうのが
    気がかりでした。
    ご家庭のある方なら、なおさらです。

    そこで、肌に優しく無香料で、
    泡立ちの良いボディソープを持参するように
    なりました。
    質の良い泡立てネットも用意し、
    もっちりとした泡で全身を包み込むように洗うと、
    皆様とても喜んでくださいました。

    ある時、そこに少量のローションを混ぜると、
    泡がとろとろになってさらに心地よい
    と教えていただき、
    試していた時期があります。

    けれど、仲の良い本指名様とのお時間で、
    つい油断してしまったことがありました。

    お風呂場にローションを置き忘れてしまい、
    優しいお客様が「俺が取ってくるよ」
    と自ら取りに行ってくださったのです。
    そしてベッドの上でプレイを再開し、
    ご自身でローションを垂らされたのですが……

    私が触れていくうちに、
    なぜかどんどん泡立ってきてしまいました。

    似たようなボトルに入れていたため、
    ボディソープとローションを間違えて
    持ってきてしまっていたのです。
    (ローションも支給品ではなく、
    落としやすい天然素材のものを使っていました)

    もちろんプレイは中断となり、
    シャワーで洗い流しているうちに
    お時間となってしまいました。
    平謝りする私をその方は笑って許してくださり、
    その後も変わらず通ってくださいました。

    その優しさに救われると同時に、私は猛省し、
    それ以来ローションをお風呂場に持ち込むことは
    やめました。

    夜の華としてお客様に喜んでいただくことは
    もちろんですが、
    「マイナスを作らない」ということも
    同じくらい大切なことだと思っています。

    人はどうしても、嫌なことの方が
    頭に残ってしまうからです。


    洗体が伝えるもの


    洗体の中で私が密かに楽しみにしていたのは、
    お客様に後ろを向いていただき、
    背中から洗う時間でした。

    後ろからそっと手を回し、胸や腹部、
    そして下半身へと触れていく。
    背中越しにぴったりと体を寄せると、
    「どきどきした」と後から照れくさそうに
    教えてくださる方が多くいらっしゃいました。

    手探りで触れる辿々しさも、
    あえて残した余白の一つです。

    私の手が触れるたびに、
    お客様の体が熱を帯び、
    言葉を交わさずとも伝わってくる反応が、
    たまらなく愛おしい瞬間でした。

    初めましてだったり、お店自体に慣れていない方は
    恥ずかしがって体を固くしてしまったり、
    手をぎゅっと握りしめたままだったり
    することもあります。

    そんな緊張を一つひとつ、
    お湯と泡で優しく解きほぐしていくのも、
    この時間の醍醐味です。

    肌への触れ方で
    「私はこういうものです」と伝える、
    洗体の時間。

    それは私が、これから始まる
    あなたとの特別な時間を
    とても楽しみにしているという、
    最高のサービスタイムへの招待状でもありました。


    2026年9月2日
    KANA


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    洗体は私からお客様へ送る
    最初のサービスタイムではありますが、
    本来その目的は、
    安全にプレイを行うためのマナー
    でもある大切な儀式です。

    なので、基本的にはキャストに身を任せたまま、
    できるだけ力を抜いてリラックスしていただきたい
    というのが本音です。

    シャワーの中でも楽しくお話してくださったり
    するのはいいのですが、
    あまり密着されると細かなところが
    きちんと洗えません。

    洗い残したところがあると、
    プレイ中にさえ気にかかってしまいます。
    ベッドの上でさえ
    キャストは様々なことに気を配りながら、
    頭をフルに働かせています。
    小さな雑念があっては、
    プレイに集中することができません。

    紳士の嗜みとして、

     
     
    36歳未経験から、副業として2年半で総売上1,000万円を達成した元トップランカー👑 「最高のサービスタイムはキャストお客様、二人で創り上げるもの」 信念と成長、再生を綴るオートフィクション✍️ 【全100話連載 毎週水・日曜日21時更新】 (有料記事 累計230回超購入/感謝)

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