
となりのトップランカー #49 | 持って生まれたもの
どんなお仕事でもそうですが、
自分の身体は大切な資本です。
そしてこのお仕事は、
文字通り裸で触れ合うからこそ、
自分の身体もお客様の身体も、
より大切に扱わなければならないと感じます。
身体が心を変える
お仕事をこなすには技術や努力が必要ですが、
ある程度「持って生まれたもの」
も影響するのは事実です。
けれど、
それをただの才能と呼んでしまえばそこまで。
持って生まれたものは、
活用の仕方次第で結果が大きく変わります。
私はずっと、自分の容姿に自信がありませんでした。
自信がないから、世の中に出ても変に思われない姿を
目指して日々努力してきました。
「見た目を完璧に整えなければ、
私なんて外に出てはいけない」
と、本気で思い込んでいたのです。
毎日ちゃんとスキンケアをして、
メイクをして、髪をセットして、服装も整えないと
生きていてはいけないような、
そんな強迫観念に縛られていました。
周囲には「意識高いよね」と言われても、
自分の中では「生きていける最低レベル」を
目指しているだけ。
そうしないと、とても自分を許せなかったのです。
だからこそ、ベッドに寝転んだときの
自分の顔なんて、とんでもないと思っていました。
けれど、お客様はプレイ後の乱れた姿ですら、
「かわいい」と言ってくださいます。
それは私にとって、とても嬉しいことでした。
私が今までできなかった自己承認を、
お客様がしてくださったのです。
お世辞やその場の雰囲気もあるかもしれませんが、
私は私のネガティブなコンプレックスよりも、
お客様の優しい言葉を信じるようにしています。
『かな』がたくさんの方に愛されることで、
私は『かな』を誇ることができ、
そして、『かな』は私だと承認するようになって、
ようやく私は、
私自身を誇ることができるようになりました。
心の在り方
また、見た目だけでなく、
私の身体は夜の街のお仕事をする上で
恵まれていた部分もありました。
感じやすく、濡れやすく、達しやすい。
それは努力したわけではないので、
才能と呼べるものかもしれません。
けれど、本当に恵まれていたのは
「心」の方だったと思っています。
同じようにお仕事をしていても、
お客様に触れるのも触れられるのも苦痛で、
お金のために仕方なく我慢しているという
女の子の声を耳にすることがあります。
いくらお金のためとはいえ、
心を殺して接客するのはどれほど辛いでしょうか。
私は、お客様と触れ合うことを
嫌々しているわけではありません。
基本的には、お客様との時間を心から楽しんでいます。
触れ合いを楽しめる心を持っていること。
これこそが、このお仕事において
私が持って生まれた、一番の武器だったのだと思います。
努力は才能を凌駕する
最後にもうひとつ、
男性にとって吉報なのかはわかりませんが、
私の気づきをお話しします。
お客様の中にも、ご自身の一物に自信のある方、
そうでない方がいらっしゃいます。
あくまで私がこれまでに接してきた中での傾向ですが、
「大きく立派な方ほど、プレイが雑」
であることが多いのです。
持って生まれたモノの存在だけで、
ある程度女性を悦ばせることが
できてしまったのでしょう。
すでにご自身が満足しているため、
相手を思いやる工夫や向上心が
見受けられないことがあります。
逆に、サイズに自信がない方ほど、
触れるときの手つきを工夫し、
どうにかして女性に気持ちよくなってもらおうと
努力してくださる方が多いのです。
女性に対する姿勢や触れ方の優しさで、
それはすぐに分かります。
これは、女性も同じだと思います。
持って生まれた才能や容姿に
胡座をかいているだけでは、
本当に人の心を動かすことはできません。
大切なのは、
自分が持っているものをどう活かし、
目の前の相手を喜ばせるために
どれだけ心を砕けるかです。
自信のある方は、どうかそれに胡座をかかず。
自信のない方も、どうか悲観せず。
あなただけの可能性を探して、
目の前の相手と向き合ってみてほしいと思います。
皆様が、素敵なひとときを過ごせますように。
2026年8月30日
KANA
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才能が落とす空虚
数多くのお客様に出会ってきましたが、
とてもよく覚えている方がいらっしゃいます。
その方は20代前半の、
とても整った顔立ちをした方でした。
背はそれほど高くはないものの、
細身の体はしっかりと整えられていて、
清潔感もあります。
お話も気さくで、非を感じるところはありません。
見た目のとおり、とてもモテる方のようです。
女性の扱いにとても慣れていらっしゃいました。
若者らしい緊張もなく、スムーズに私を抱きました。
その方の持って生まれたモノはとても立派で、
きっと多くの女性を悦ばせてきたのでしょう。
ご自身のセックスにとても自信を持っておられました。
そして、一度のプレイを終えると、