
【おもしろ台本】神様のいう通り?
信者「教祖様、お願いです。助けてください」
教祖「私に助けを乞いたいと?」
信者「はい、教祖様ならきっと助けていただけるかと思いまして」
教祖「それは勿論です。して、どんなことでしょうか?」
信者「え? 私が悩んでいる内容が分からないのですか?」
教祖「……も、もちろん分かる。分かってはおるが、そこはアナタの悩みをアナタの口からきいてこそでしょう」
信者「なるほどです。さすがは教祖様!
実は、私は転びやすいのです。
昨日も転んでしまって、その上頭にたんこぶが出来ました。
これはどういうことでしょうか?」
教祖「なるほど、それはお困りですな。
では、入信しなさい。そうすれば、アナタの悩みは全て解決します」
信者「え? もう、入信はしているのですが」
教祖「……いや、今は一介の信者ですが、さらに上を目指しなさいということです」
信者「ああ、そういうことですか。でも、どうやったら上に行けるのでしょうか?」
教祖「お布施です」
信者「はい?」
教祖「お布施を出すことで、アナタの悩みは解決するのです。
地獄の沙汰も金次第というでしょう」
信者「はぁ……お布施はいかほど」
教祖「それはお志です。
アナタが神様を信じるならば、信じただけの額になる。
その額が、神様の力になるのです」
信者「まさに、地獄の沙汰も金次第ですね」
教祖「もちろんですよ。
助けが欲しければ、ケチってはいけません」
信者「はぁ……では、お布施はあとで払いますから、今助けてください」
教祖「後払いは、受け付けておりません。
ならば、ひとまずこの水をお買いなさい」
信者「これ、前に買いましたけど、カルキの味がしましたよ」
教祖「なんだと?!
それは大変だ! アナタの味覚は悪魔によって壊されているのです!」
信者「はあ? あの~、ひとつお願いがあります」
教祖「なんですかな?」
信者「この水を飲んでもらえませんか?」
ラベルのないペットボトルを渡す。
教祖「これは?」
信者「ここで買った水です」
教祖「なるほど、私に確かめろということですね。
いいでしょう」
ぐびぐびと飲む。
教祖「うまい! さすがは私の力を入れてある水です!
身体の隅々までいき渡り、力がみなぎるようですね」
信者「そうですか……それ、先ほど自販機で買った天然水なんですが」
教祖「……つ、つまり。私が持ったことによって、神力が水に宿ったということですね」
信者「はぁ……」
教祖、急にお腹がぐるぐる言い出す。
教祖「うっ」
信者「どうされました?」
教祖「い、いや。な、なんでもないです」
信者「脂汗が浮いてきましたよ。それにお腹が痛そうです」
教祖「い、いや、そんなことは……うっ。。。。
し、失礼します!」
トイレに駆け込む。
信者「教祖なのに、下剤が入っていることに気が付かないってか。
大した神力じゃないな~」
信者は【インチキ宗教】と書いた紙をトイレに貼り退場。
トイレからは、教祖の声が響き渡っていた。
教祖「う、うおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
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