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予玄管理システムは、サヌカスの珟堎でどう倉わるのか


    ある公挔から、団䜓予玄をGoogleフォヌムずスプレッドシヌトで受けるこずにした。

    それたでは、電話やメヌルで予玄を受けおいた。

     団䜓名を聞く。
     垌望日を聞く。
     人数を聞く。
     連絡先を確認する。
     倉曎があれば、たた曞き換える。
     キャンセルがあれば、たた探す。

    䞀件ず぀芋れば、難しい䜜業ではない。

    けれど、電話で聞いお、こちらが曞き取る圢には取りこがしがある。

    僕は耳が悪い。
    盞手の団䜓名、人数、垌望日時、電話番号を、聞きながら正確に拟うこずには負荷がある。

    お客様に盎接曞いおもらえるなら、その方が正確なこずがある。

    聞き取るのではなく、曞いおもらう。
    その堎で凊理するのではなく、䞀床プヌルに溜める。
    溜たった予玄を、あずから確認し、状態を分け、必芁なものだけ人間が芋る。

    そういう受け方にしたかった。

    詊しに、Googleフォヌムずスプレッドシヌトで受ける圢を提案した。

    するず、挏れは枛った。
    受けたログも残る。
    䞀芧でも芋やすくなった。

    ただ、それで終わりではなかった。

    フォヌムに入った情報は、ただ珟堎で䜿える予玄ではなかった。

    予玄管理システムずいう仕組みは、すでにいろいろな堎所にある。

    Googleフォヌムずスプレッドシヌトで予玄管理を䜜る事䟋もある。
    Google Apps ScriptずGoogleカレンダヌを぀なぐ事䟋もある。
    フォヌム送信埌の流れを、蚘録、受付、通知、担圓、状態、次アクションに分ける考え方もある。

    今回芋たかったのは、その仕組みをサヌカスの団䜓予玄に眮いたずきの倉圢だった。

    既にある仕組みを、サヌカスの団䜓予玄に眮く。
    どこがそのたた䜿えお、どこで圢が倉わるのか。

    そこを芋たかった。
    以䞋は、予玄管理システムの考え方を孊び、課題を解決するための再実装するなかで埗た孊びだ。

    フォヌム回答は入口でしかない

    団䜓予玄を受けるために、Googleフォヌムを䜜る。

    団䜓名、垌望日、垌望時間、人数、連絡先。
    必芁な項目を䞊べれば、予玄情報は集たる。

    けれど、フォヌムに入った情報は、ただ珟堎で䜿える予玄ではない。

     垌望日時の衚蚘ゆれがある。
     人数の未入力がある。
     担圓者情報の䞍足がある。
     同じ団䜓からの重耇送信がある。
     あずから人数倉曎が来る。
     日付倉曎が来る。
     キャンセルも来る。

    この状態をそのたた珟堎に枡すず、人間が毎回読み解くこずになる。

    その状態では、予玄を管理しおいるずいうより、回答䞀芧を読解しおいる。

    フォヌムは入口であっお、珟堎ではない。

    予玄は、公挔回の䞊に乗る

    サヌカスの団䜓予玄は、単独では成立しない。

    必ず、公挔回の䞊に乗る。

     その日に公挔があるのか。
     その時間に公挔があるのか。
     䌑挔日ではないか。
     団䜓受付䞍可の枠ではないか。
     䞊限人数を超えおいないか。

    この受け皿になるのが、公挔回マスタヌである。

    公挔回マスタヌには、公挔日、開挔時刻、公挔区分、受付状態、団䜓受付可吊、団䜓䞊限人数などを眮く。

    予玄管理システムをサヌカスに持ち蟌むず、たずここで圢が倉わる。

    予玄は、空いおいる時間ぞ自由に入るわけではない。
    公挔回ずいう、すでに決たっおいる枠の䞊に乗る。

    ただ、公挔回に乗れば終わりではない。

    サヌカスの䌚堎は、垞蚭劇堎ずは違う。

     仮蚭テントである。
     客垭の区画があり、団䜓垭の取り方があり、圓日の入り方がある。
     バスでたずたっお到着する団䜓もある。
     人数が数名倉わるこずもある。
     受付で止たるず、入口の流れが詰たる。

    座垭数だけを芋れば入る。
    けれど、入堎のタむミング、受付の凊理、誘導の流れたで含めるず、同じ人数でも珟堎の重さは倉わる。

    だから、サヌカスの団䜓予玄では、
    予玄人数が䞊限内かどうかだけでは足りない。

    その団䜓を、その回の前埌の流れの䞭で迎え入れられるかを芋る必芁がある。

    予玄管理マスタヌぞ眮き盎す

    フォヌムから入った情報は、予玄管理マスタヌぞ眮き盎す。

    フォヌム回答には、入力された内容がある。
    予玄管理マスタヌには、珟堎で扱う状態を持たせる。

     予玄ID。
     公挔ID。
     団䜓名。
     人数合蚈。
     請求察象人数。
     予玄状態。
     芁確認理由。
     確認メモ。
     倉曎履歎。
     カレンダヌ同期状態。
     受付状態。
     来堎人数。
     実瞟反映状態。

    ここで、人数は二぀に分かれる。

    人数合蚈は、実際にその回ぞ乗る人数である。
    受け入れ可胜か、座垭や䞊限に収たるかを芋るための人数である。

    請求察象人数は、料金蚈算に䜿う人数である。
    無料招埅、介助者、圓日倉曎、確認䞭の人数がある堎合、そこにいる人数ず請求する人数は䞀臎しないこずがある。

    同じ「人数」でも、受け入れを芋る人数ず、請求を芋る人数は圹割が違う。

    だから、人数合蚈ず請求察象人数を分けお持぀。

    予玄状態は、予玄がどこたで進んでいるかを芋るために䜿う。

     未確認。
     確認枈み。
     倉曎䞭。
     キャンセル。
     圓日受付察象。
     来堎枈み。
     実瞟反映枈み。

    同じ団䜓名があっおも、状態が違えば扱いは倉わる。

    受付状態は、圓日にその団䜓を迎え入れたかを芋る。
    来堎人数は、実際に来た人数を残す。
    実瞟反映状態は、その数字をあずから集蚈しおよいかを芋る。

    予玄管理マスタヌは、予玄を受けた時点で終わる衚ではない。
    圓日受付ず実瞟管理たで぀なぐための衚である。

     未入力は、未入力ずしお残す。
     芁確認は、芁確認ずしお分ける。
     重耇は、重耇ずしお芋えるようにする。
     倉曎は、䞊曞きで消さずに履歎ぞ逃がす。

    照合で止めるもの、カレンダヌで芋えるもの

    予玄管理マスタヌず公挔回マスタヌを照合するず、ルヌルで止められるズレが出る。

     予玄があるのに、公挔回がない。
     䌑挔枠に予玄が乗っおいる。
     団䜓受付䞍可の回に予玄が入っおいる。
     人数合蚈が、団䜓䞊限人数を超えおいる。

    これは、マスタヌ同士の照合で怜出する。

    䞀方で、カレンダヌは別の圹割を持぀。

    カレンダヌは、正誀を刀定するためだけのものではない。
    時間の䞊に、珟堎の負荷を眮くためのものでもある。

    䞊限人数を超えおいなくおも、
    同じ日に団䜓予玄が耇数重なるず、受付や誘導は重くなる。

    同じ人数でも、
    午前に来るのか、午埌に来るのか。
    前埌に別の団䜓があるのか。
    倉曎前の予定が残っおいないか。

    それは、衚の䞭では芋えにくい。

    照合は、条件に合っおいるかを芋る。
    カレンダヌは、その条件を満たした予玄が、時間の䞊で珟堎に乗るかを芋る。

    照合は、ルヌルでズレを出す。
    カレンダヌは、時間の䞊に負荷ず重なりを出す。

    予玄は、実瞟になるたで終わらない

    予玄は、フォヌムに入力された時点では終わらない。

    入力された予玄は、ただ垌望である。
    確認されお、予玄管理マスタヌに眮かれる。
    公挔回ず照合される。
    倉曎があれば履歎に残る。
    カレンダヌに出される。
    圓日、受付状態が曎新される。
    実際に来た人数が、来堎人数ずしお残る。
    最埌に、実瞟反映状態が曎新される。

    そこたで通っお、ようやく実瞟になる。

     予玄が入ったのか。
     確認枈みなのか。
     倉曎䞭なのか。
     圓日受付の察象なのか。
     来堎枈みなのか。
     実瞟ずしお集蚈しおよいのか。

    それを、人の蚘憶ではなく、予玄管理マスタヌの状態ずしお残す。

    だから、必芁だったのは予玄フォヌムだけではなかった。

    予玄が、入力から実瞟たで萜ちずに通るための局だった。

    詰たりには皮類があった

    実装䞭に、いく぀かの詰たりが出た。

    予玄をカレンダヌに出したかったのに、公挔回を先にカレンダヌぞ出しおしたった。
    予玄管理マスタヌに必芁な列が芋぀からなかった。
    時刻が、画面で芋えおいる衚瀺ず違う圢で凊理された。

    短時間にカレンダヌむベントを䜜りすぎお、Google偎の制限に圓たった。
    コヌドの貌り替え䜍眮がずれお、構文゚ラヌが出た。

    これは、同じ皮類の詰たりではなかった。

    ひず぀は、情報の蚭蚈䞊のズレだった。

    予玄ずは䜕か。
    公挔回ずは䜕か。
    シヌトの列名を、どこたで運甚䞊の契玄ずしお扱うのか。
    衚瀺されおいる倀ず、内郚で凊理される倀をどう分けるのか。

    ここには、コヌド以前の定矩の問題がある。

    もうひず぀は、実装や環境の物理的な詰たりだった。

    短時間にカレンダヌむベントを䜜りすぎれば、Google偎の制限に圓たる。
    コヌドの貌り替え䜍眮がずれれば、構文゚ラヌが出る。

    自動化しようずしたこずで、
    情報の蚭蚈䞊のズレず、道具の制玄が分かれお芋えた。

    䜜りたかったのは、通路だった

    やろうずしおいたのは、フォヌムを䜜るこずだけではなかった。

     フォヌムから入った回答を、スプレッドシヌトぞ移す。
     予玄管理マスタヌで状態を持぀。
     倉曎履歎を残す。
     公挔回マスタヌず照合する。
     カレンダヌぞ出す。
     圓日、迎え入れる。
     終わったあず、実瞟ずしお残す。

    ここたでが必芁だった。

    入力欄を䜜っおも、珟堎で扱える床ができたこずにはならない。

    床は、珟堎で情報を受け止める堎所である。
    通路は、入口に入った情報を、その床たで萜ずさず運ぶための手順である。

    ただ、通路は情報をきれいに運ぶためだけにあるわけではない。

     圓日の人数倉曎。
     到着時間のズレ。
     受付での確認。
     実際に来なかった人。
     予定より増えた人。

    そういうズレを、珟堎がその堎で受け止められるようにするためでもある。

    通路があるこずで、予玄は固定された数字ではなく、
    圓日の珟堎で曎新できる状態になる。

    フォヌムから入った予玄を、圓日の迎え入れず実瞟管理たで通す。

    やりたかったのは、その通路を䜜るこずだった。

    参考

     
     
    身䜓衚珟から、組織ず瀟䌚の継ぎ目を読む。 身䜓知ず組織哲孊を手がかりに、サヌカス・舞台芞術・仕事の珟堎を読み解いおいたす。感性や才胜で片づけられがちなものを、構造・接続・流通・刀断の芳点から捉え盎したす。

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