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【青橙ノ余白】外から見た、栃木シティと仙台─長崎サポーターの私が思うこと

まず最初にお伝えしたいのは、これは観戦記ではない。
栃木シティ対ベガルタ仙台の対戦について色々と思うところがあったので筆を取っている。
ちなみに、思うことをただ書き連ねているだけなので、ブログとしてはあんまりまとまっていない。
それでもよければ、お読みいただけると嬉しい。

私のブログを初めて読む方もいるかもしれないので、先に私の立場を説明しておく。
私はV・ファーレン長崎のサポーターだ。
ただ、私が応援している照山選手が栃木シティに期限付き移籍をしているため、今シーズンから栃木シティも応援している。
まぁ、はっきり言ってほぼ部外者のおばさんなのだが、長崎サポーターとして外から見て感じることもあるので、お節介ながら筆を取らせてもらった。

この試合、かなり前からSNS上で熱くなっていたことは知っていた。
私が把握している範囲ではあるが、おそらくきっかけは、栃木シティのチケット料金のことだったと思う。
私のおすすめにもかなり仙台サポーターが「高すぎる」と言っている投稿が流れてきた。
私のチケット代についての考えはこちらのブログに書いたとおりだ。
要約すると、私も高いなとは思うが、それだけのチケット料金でないとJ2を戦えないと経営陣は判断したのだろうというのが私の意見だ。

この試合、1−3で栃木シティは敗北した。
やはり仙台は強かった。

私もDAZNで見ていた。
栃木シティサポーターさんには申し訳ないのだが、正直、画面上でも応援が押されているなと感じていた。
仙台サポーターの熱量の高さは私も知っている。
後で触れるが、長崎もホームジャックに近いことをされているからだ。

この試合、試合中にかなり選手がエキサイティングしたことと、あと、前述の入場料の件が相まって、試合後にはかなり栃木シティに批判的な意見が仙台サポーターから寄せられていた。
運営面に関する批判はある程度、致し方ないかなと思う部分はある。
長崎もトラスタ時代は駐車場問題やアクセスには悩まされた。
私も諫早駅の駐車場に車を停め、30分歩いてスタジアムに向かっていた。
これはクラブと行政が協力して解決するしかないのかなと思う。

ただ、私が引っかかったのは、栃木シティの応援を揶揄するような投稿があったことだ。
具体的には「栃木シティ頑張れー」の応援を真似した旨の投稿を見た。

鳥栖戦で初めてこの応援を聞いた時、私は感動した。
率直な思いが込められてて素晴らしいなと思った。
後から、子供達が自主的に発した言葉がこの応援になったと知って、ますます好きになった。

実は、長崎にも同じような経緯で生まれた応援がある。
それはセットプレーの時の「入れろ!」の掛け声だ。
これもタオルを振りながら言っていた小学生を見て、取り入れたものだ。
ただ、この応援も栃木シティの「頑張れー」と同じように一部のサポーターからは、たまに馬鹿にされた。
しかし、不思議なことに、J1に上がったら、逆に「圧が強い」と褒められるようになった。
なんとなく、J1サポーターの方が色々な応援文化を受け入れる余裕があるのかもしれないなと私は感じている。

だから、私には栃木シティの「頑張れー」という応援も大切にして欲しいものに思える。
外から見ている私にとっては、その応援が生まれた背景まで含めて、とてもいい応援に感じられたのだ。

誰かを本気で応援した事がある人ならば、この応援の素晴らしさはきっと伝わるのではないか。
少なくとも、私はそう感じている。


話は変わるが、この試合、CFSの入場者数は4246人だった。
どうやらホームゲーム史上4番目に多い数字だというXの投稿を見た。
ちなみにこの試合の前までの平均が3498人だったので、748人、平均からは増えた計算になる。
私はこの数字から仙台サポーターの人数を割り出してみたいと思う。
ただ、ここから先は私の妄想なので、算定根拠は無い事をご了承頂きたい。

この日、栃木シティは足利市民Dayとして、足利市の方を500名、無料招待していた。
かなり乱暴な計算だが748人から500人を引くと248人になる。
ただ、この日は雨が降っていたので、おそらく、無料招待の人は参戦しにくいのではと思う。
また、平均の3498人の中にもアウェイサポーターが含まれている事を考慮すると、300人くらいの仙台サポーターがCFSに来ていたのではないかと私は推測する。

ここでざっくり計算してみたい。
CFSのアウェイゴール裏の料金は4500円だ。
仙台サポーターが300人来たと仮定すると135万円となる。
2025年の栃木シティの経常利益がマイナス400万円だった事を考えると、これはそんなに小さい金額では無いように思う。

もちろん、ゴール裏のチケットはアウェイのサポーターが購入できる最低金額のチケットであり、他のメインなどの席にも仙台サポーターはいると思う。
しかも、そもそもの根拠が曖昧なので、金額については、だいたいこんなもんかなぐらいで見ていただけると嬉しい。

まぁ、だから身も蓋もないことを言うと、経営陣にとっては、文句を言いながらもお金を払ってくれる客と、何も言わないが金を払わない客だったら、前者の方が良いんじゃないかと私は考える。
現地まで来てお金を払っている時点で、少なくともクラブにとって経済的な接点は生まれているからだ。

つまり、皮肉なことだが、今こうして長崎でぬくぬくとブログを書いている私よりも、現地に行って雨の中応援し、お金を落とした上で色々言っている仙台サポーターの方が栃木シティの経営にとってはプラスなのだ。

私がこのことで言いたいのは、だから仙台サポーターが言うことを我慢しろという話ではない。
あくまでも客観的な立場から見ると、こういう側面もあるよ、というご提案だ。

……まぁ、それも余計なおせっかいかもしれないが。


あと、この試合の後、かなりの数の栃木シティサポーターさんが「アウェイでリベンジを」と書いていた。
私も同じ立場だったら、同じように投稿する。

ただ、ここで、一つ、長崎の話を聞いてほしい。

2024年、J1昇格プレーオフ。
3位の長崎と6位の仙台がピースタで昇格をかけて対戦した。
長崎はこれまで、ピースタでは無敗だった。
でも、1−4で負けた。
応援も、色々な問題があったが、正直、仙台の方が上回っていた。
長崎はピースタに来て日が浅かった。
応援の仕方がまだ熟成されていなかったのは否めない。
でも、仙台もピースタに来るのは初めてだったが、私には完璧にアジャストしているように見えた。

悔しかった。
そしてチームとサポーターは2025年にリベンジを誓った。

しかし、結局、仙台には勝てなかった。
ホームもアウェイも引き分けだった。

だけど。

それでも、今、J1にいるのは長崎だ。

長崎の髙田旭人会長が2025年のホーム最終戦の時に言っていた。
「あの、プレーオフの悔しさがあったから長崎は成長できた。」と。

これは、今、長崎がJ1にいるから偉いという話ではない。
将来がどうなるかなんて、分からない。
来シーズン、長崎がJ1に残留できるかも、正直少し怪しいし。

ただ、私が言いたいのは、悔しいという感情によってチームもサポーターも成長できると言うことだ。

今、長崎もJ1では悔しい思いをすることの方が多い。
栃木シティサポーターさんもこの仙台戦では色々な面で悔しい思いをしていると思う。
ただ、私はそうやってクラブと一緒に歩いて行くことがサポーターなのではないかと思う。

やけ酒を煽る日もあるかもしれない。
敵チームの投稿を見て腹を立てる日もあれば、自チームの不甲斐なさに落ち込む日もあるかもしれない。

ただ、それでも信じて応援し続けること、それがクラブと共に生きるということなのだろうと私は思う。


◆あとがき

個人的にベガルタ仙台は複雑な気持ちがあるクラブです。
照山選手がプロを始めたクラブでもある。
今、病気療養中の名倉選手が期限付き移籍をしていたクラブでもある。
でも、悔しい思いをさせられたクラブでもある。
特に去年のホーム戦は、名倉選手の療養が発表されてから初めての試合でした。

だから勝ちたかった。
でも、勝てなかった。

でも、勝ちたいと思った試合に勝てないのもサッカーです。
だからこそ、勝利の喜びがより一層、尊いものなのだろうと思います。

どんなに前の試合が悔しくても、結局、私はピースタに足を運んでしまうんですよね。
それがサポーターの業なのだろうと思います。


※山形戦と鳥栖戦の観戦記を書いています。
山形戦はDAZN観戦、鳥栖戦は現地観戦です。
興味がある方は、ぜひ、お読みください。

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