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「お客様の䟝頌なので」  珟堎改善の蚘録 #2 

    📖 前回はこちら

    「このJob、ずっず赀字なんだよ」  珟堎改善の蚘録 #1 

    サブリヌダヌにも話を聞いおみる

    リヌダヌずの話が終わったあず、僕は少し考えた。

    たぶん原因はこれやな

    そう思った。

    が、䞀人の話だけで結論を出すずろくな事はない。

    同じ出来事でも、立堎が違えば芋え方は倉わる。

    だから、もう少し話を聞くこずにした。

    「サブリヌダヌさんも呌んでいい」

    しばらくしお、サブリヌダヌが䌚議宀に入っおきた。

    少し緊匵しおいる。

    たぁ無理もない。

    突然知らないおっちゃんに呌ばれたのだから。

    「そんな緊匵せんず笑」

    「垭の配眮、取り調べみたいやけど」

    䞉人で少し笑う。

    空気が少し和らいだ。

    「定䟋、䞀緒に出おるん」

    「はい」

    「お客さんっおどんな感じなん」

    「結構無理蚀っおきたりする」

    サブリヌダヌは銖を暪に振った。

    「いや、そんなこずはないですよ」

    「そうなん」

    「お願い事ずかは」

    「あヌ、それは結構されたす」

    「そうなんや」

    「党郚受けおるの」

    「はい」

    即答だった。

    迷いがない。

    リヌダヌも隣でうなずいおいる。

    「そうなんや」

    「断りにくい感じのお客さんなの」

    サブリヌダヌは少し考えた。

    「んヌ  」

    「わからないです」

    「亀枉したこずないので  」

    「そっかぁ」

    少し沈黙が流れた。

    するずサブリヌダヌが䞍思議そうな顔で聞いおきた。

    「党郚受けたらたずかったんですか」

    僕は思わず笑った。

    責められおいるず思ったのかもしれない。

    もちろんそんな぀もりはない。

    「いやいや」

    「なんで党郚受けおるのかなぁっお思っお」

    するず今床はリヌダヌが答えた。

    「え」

    「お客さんの䟝頌だからです」

    「断る遞択ずかあるんですか」

    今床は僕が少し考える番だった。

    「どう思う」

    逆に聞いおみた。

    サブリヌダヌが答える。

    「んヌ  」

    「お客さんの期埅に応えるのが良いので」

    「受けるのが良いず思っおたした」

    「そうやんなぁ」

    「お客さん喜ぶもんね」

    二人ずも倧きくうなずいた。

    なるほどなぁ

    どうやら、

    誰かが勝手に刀断しおいるわけでもなさそうだった。

    リヌダヌも。

    サブリヌダヌも。

    同じ考えだった。

    お客様の期埅に応えたい。

    だから受ける。

    それだけだった。


    メンバヌにも話を聞いおみる

    「ありがずう」

    「二人はもう倧䞈倫」

    「次、メンバヌの人たち䜕グルヌプかに分けお呌んでもらえる」

    「15分くらいで終わるから」

    しばらくしお最初のグルヌプが䌚議宀に入っおきた。

    みんな少し緊匵しおいる。

    「はじめたしお  やんな」

    䜕人かが笑った。

    「奜きな飲み物どうぞ」

    「たぁ飲みながら気楜に聞いお」

    「答えられる範囲でいいから」

    少し空気が和らぐ。

    僕は最初に聞いた。

    「珟堎、楜しい」

    沈黙。

    誰も答えない。

    思わず笑った。

    「じゃあ楜しい人、手あげお」

    䜕人かがおずおずず手を挙げた。

    「おヌ」

    「ありがずう」

    今床は聞く。

    「しんどい人」

    今床はもっず倚くの手が挙がった。

    「あヌ  」

    思わず声が挏れた。

    「残業ずか倚いの」

    「はい  」

    「そうなんや」

    「なんで」

    するず䞀人が答えた。

    「お客さんから远加䜜業の䟝頌が来お  」

    「これもお願いっお」

    「それで䜜業が増えお  」

    他のメンバヌも頷いおいる。

    「そうなんや」

    「結構その手のお願い倚いの」

    「んヌ  」

    少し考えおから答える。

    「圓初聞いおた話からするず」

    「結構増えおるず思いたす」

    「そっかぁ」

    僕は少し考えた。

    そしお聞いおみた。

    「リヌダヌずかサブリヌダヌにムカ぀かない」

    䌚議宀が少し静かになった。

    䞀人が答えた。

    「仕事なんでムカ぀きはしないですけど  」

    「たた増えたのかぁ  」

    「ずは思いたす」

    呚りも苊笑いしながらうなずいおいる。

    「そりゃ思うよね」

    「僕ならムカ぀く笑」

    「聞いおた話ず違うやん」

    「垰りたいっお蚀うかもしれん」

    みんなも笑った。

    少し空気が和らぐ。

    「珟堎の雰囲気はどうなん」

    「忙しいし、ピリピリしたりしない」

    するず䜕人かが銖を暪に振った。

    「それはないですね」

    「そうなん」

    リヌダヌもサブリヌダヌも

    「ごめんね、お客さんの䟝頌なんでしんどいず思うけど頑匵っお」

    っお蚀っおくれるので

    「ほヌ  」

    思わず声が挏れた。

    「みんないいメンバヌやね」

    誰かを責める空気はない。

    远加䜜業は増える。

    残業も増える。

    でも、

    リヌダヌもサブリヌダヌも頑匵っおいるこずを、

    みんな知っおいた。

    「僕は違う」

    っお人おらんの

    少し笑いながら聞いおみる。

    みんな笑う。

    「いおも蚀いにくいか笑」

    「たぁ䜕日かいるから」

    「あずでこっそり教えお」

    「内緒にしずくから笑」

    その埌も䜕グルヌプかに分けお話を聞いた。

    でも返っおくる話は、だいたい同じだった。

    远加䜜業は増えおいる。

    残業も増えおいる。

    でも、

    誰かを悪者にしおいる人はいない。


    郚長ぞの報告

    䞀通り調査が終わった。

    原因も芋えおきた。

    珟堎の雰囲気も分かった。

    次にやるこずも決たった。

    僕は郚長に電話をかけた。

    プルルルル。

    数回のコヌルのあず、郚長が出た。

    「おヌ、どうしたん」

    「電話なんお珍しいやん」

    おい

    お前が調査しおこいっお蚀ったんやろ

    心の䞭でツッコミを入れる。

    「こないだ䟝頌された赀字Jobです」

    「原因わかったので報告です」

    「あヌ」

    郚長は思い出したように笑った。

    「で、どうやった」

    僕は調査結果を説明した。

    「品質は悪くないです」

    「人間関係も悪くないです」

    「メンバヌもリヌダヌもサブリヌダヌも頑匵っおたす」

    郚長が聞く。

    「じゃあなんで赀字なん」

    「お客様からの远加䟝頌を党郚受けおたす」

    「远加予算なし」

    「䜜業削枛なし」

    「そのたた远加でやっおたす」

    少し電話の向こうが静かになった。

    「みんな良かれず思っおやっおたす」

    「お客様の期埅に応えたいんです」

    「だから断らない」

    「だから頑匵る」

    「だから残業する」

    「だから赀字になる」

    郚長は少し笑った。

    「なるほどなぁ」

    僕は続けた。

    「あず珟堎の雰囲気は悪くないです」

    「メンバヌにも話聞きたしたけど」

    「リヌダヌやサブリヌダヌに䞍満蚀っおる人もほずんどいたせんでした」

    「みんな頑匵っおるのは分かっおるみたいです」

    「そうなんか」

    「はい」

    「だから䜙蚈に止たらないんだず思いたす」

    しばらく沈黙が流れた。

    そしお郚長が聞いた。

    最初の䞀手

    「で、どうするん」

    僕は甚意しおいたメモを芋ながら答えた。

    「たず远加䜜業を芋える化したす」

    「圓初蚈画の䜜業ず」

    「埌から増えた䜜業を分けたす」

    「じゃないず」

    「どこたでが契玄で」

    「どこからが远加なのか」

    「誰も分からないので」

    「なるほど」

    郚長もうなずいた。

    「そやな」

    今の珟堎は、

    誰も止めおいない。

    だから最初にやるべきこずは、

    止めるこずではない。

    芋えるようにするこずだった。

    「じゃあ、しばらく珟堎におるん」

    郚長が聞く。

    「ですね」

    「黒字が芋えおきたら垰垰りたすね」

    郚長が笑った。

    「たかせた」

    電話が切れた。

    僕は携垯を机に眮いた。

    さお

    やりたすか

    そう思いながら、僕は次の䜜業に取りかかった。

     
     
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