
人生を彩る趣味のフィールドが、仕事にも育児にも自分の成長にも活きる1 -仕事編-
さて、今回は私のフィールドの1つである趣味についての話である。
私は10数年、アマチュアのオーケストラに所属をして楽器演奏している。
共通の趣味を持つバックグラウンドが異なる人のコミュニティで、人付き合いや、社会人としての振る舞い、音楽を通して心を通わせること、様々な仕事や趣味や生活のこと、本当にたくさんのことを学んだ。
そしてその経験が、自分自身の心や考え方をより豊かにしてくれた。
新しいことにチャレンジすることを躊躇している方はぜひ一歩踏み出してみてほしいし、仕事ばかりの方はリベラルアーツの時間を通してより仕事を楽しんでほしいし、既に趣味をお持ちの方はそのフィールドを大切にしてほしい。
共通の趣味を持つ人の集団
自由な選択による趣味のコミュニティやママ友との交流は、生きていく上で必要を迫られる家事育児での共同作業や、共通の目的や価値観を持つ職場での対人関係とは少し違う。
何のためにするのか?という目的も、どんな風にやりたいか?という価値観も、常識も環境も年齢も仕事も全部違う多種多様な人種の集団である。
これまでの人生の延長としての交友関係やキャリアとはかけ離れた新しい出会いがあったりする。
仕事に直結するスキルが磨かれる
ー シンプルに対応力の高さ
まず分かりやすいのは、色んな職種や立場の方の対応を間近で見る事ができる。
団やパートをまとめるコミュニケーションや、会計、広報等の運営、連絡事項を伝達する際の段取り、文章、配慮等、正直しごでき過ぎて当時の自分の上司と比べてしまうこともあった。かつ、自分の仕事や家庭の運営もこなしながらのハイパフォーマンスに尊敬しかない。特に若い頃はみなさんの対応や言葉遣い等をよく参考にさせてもらった。
また、補足をすると…
私が所属する団は、地域柄かとてもハイスペックな方が多い。私のような庶民では接する事がなかったであろう方々の私生活を覗き見しながら、随所に溢れ出る対応力に存分に甘えてきた。
ー 人と接する時の人間力
そもそも、何の義務もない趣味の集まりにおいて、「居心地よく楽しむ」ということを継続するには、人間関係構築力が一定水準必要だと思う。
他愛もない会話、ちょっとした気遣い、年齢や経験を超えた共感力、他者を受け入れる度量、伝えなければならないことを伝えながらも押し付けずに尊重し合える距離の取り方、所謂「コミュ力が高い」ということが実はすごく大事で、そういう振る舞いが自分自身もコミュニティを楽しむコツである。
ー 努力をすることを楽しむ力
仕事は、実績が報酬と結びつく。頑張ったことが評価される。趣味は、どれだけ楽しめるかが大事なように思う。
自然と湧き出る「もっと上手くなりたい、楽しい!」という純粋な動機から練習する。
能動的に努力をして、学び続ける、そんな自分がいること自体が気付きでもあり、行動したことに対してポジティブなマインドが生まれる。
50歳から未経験で楽器を始める方がいたり、80歳の資産家が現役バリバリで楽しんでいたり、働き盛りで仕事が多忙でも時間を捻出して練習していたり、子育てしながら参加していたり、周りのバイタリティにも刺激を受ける。
頑張ってる時って、楽しいし、キラキラ輝いてる。
ー 同じ志を持った組織の強さ
なんというか、感覚的な話になるけれど、目的=社会貢献←事業成長や成果を出す必要、みたいな感覚が仕事にはある。missionに対して組織全員が志を共にしている、とも言えるけれど。
では、アマチュアのオーケストラの活動目的は何か?と問われれば、地域活性化、身近に音楽をといった回答もできるけれど、企業が組織として存在し得るものであるのに対して、趣味の団体としては一人一人が楽しむ事自体が目的の一つでもある。
音楽、という点では、勝ち負けがある訳でも正解がある訳でもない。誰かの心に感動を届けられたら嬉しい、みんなで作る一つの音楽を楽しむ、という結果(演奏の仕上がり)へのフォーカスではなく"心を合わせる"ことに意識があり、気持ちが揃っている組織の力は偉大だなあと常々感じている。
こうした気付きや刺激を得て自分自身の感性も磨かれたと思っているし、素敵なロールモデルを参考にしたり、組織運営で学んだ事を仕事にも活かしていきたい。
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