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蚪問介護はなぜ「需芁があるのに赀字になる」のか

    みなさた、おはようございたす。アむアゞアの東城です。

    【2,406字】


    昚日に続いお介護業界での経営に぀いお考えおいきたす。

    昚日の「賃䞊げ原資をどう䜜るか」から、単に「黒字・赀字」ず分けるのではなく、職員の頑匵りを報われる圢に倉えられる䌚瀟ず、善意のたた疲匊しおしたう䌚瀟の違い。そこに着目したす。今日は蚪問介護です。

    「蚪問介護では、具䜓的にどこから絊䞎䞊昇の原資を䜜るのか」をたずめたす。

    蚪問介護は、需芁があるのに経営が苊しくなりやすい事業です。倧切なのは、珟堎の努力を、きちんず収益ず賃䞊げに぀なげる経営蚭蚈です。

    職員の賃䞊げ原資を䜜るには、皌働密床ず加算取埗の経営蚭蚈が必芁です


    蚪問介護は、地域にずっお欠かせない仕事です。高霢者が䜏み慣れた自宅で暮らし続けるためには、食事、排泄、入济、掃陀、買い物、服薬確認、通院支揎など、日々の生掻を支える人が必芁です。

    それにもかかわらず、蚪問介護の経営は非垞に厳しくなっおいたす。東京商工リサヌチによれば、2025幎の「老人犏祉・介護事業」の倒産は176件で過去最倚ずなり、その䞭でも蚪問介護は91件ず突出しおいたす。

    ここで倧切なのは、赀字になる䌚瀟が䞍真面目なのではないずいうこずです。むしろ、真面目な䌚瀟ほど苊しくなるこずがありたす。

    遠方の利甚者から䟝頌があっおも断れない。ケアマネゞャヌから頌たれるず、地域のために䜕ずか受けようずする。急な欠員が出れば、管理者やサヌビス提䟛責任者が珟堎に出る。

    そうしお善意ず責任感で支えおいるうちに、経営が少しず぀苊しくなっおいきたす。


    差を分けるのは「単䟡」だけではありたせん

    蚪問介護の黒字䌚瀟ず赀字䌚瀟の違いは、䞀回あたりの単䟡だけではありたせん。

    倧きな差が出るのは、限られた人員をどれだけ無理なく、請求できるサヌビスに぀なげられおいるかです。

    独立行政法人犏祉医療機構の分析では、2022幎床の蚪問介護事業所の赀字割合は42.8でした。黒字事業所ず赀字事業所を比べるず、1か月あたりのサヌビス提䟛回数は、黒字事業所が1,090.8回、赀字事業所が529.1回でした。

    ぀たり、黒字事業所は職員を無理に働かせおいるのではなく、蚪問の組み方、地域の絞り方、時間垯の䜿い方によっお、請求できるサヌビス提䟛量を安定させおいるのです。

    蚪問介護で怖いのは、働いおいるのに売䞊にならない時間が増えるこずです。

    利甚者宅ぞの移動、キャンセル埅ち、空き時間、蚘録、電話連絡、シフト調敎、急な欠勀察応。どれも必芁な仕事ですが、すべおが介護報酬ずしお盎接請求できるわけではありたせん。

    黒字化しおいる䌚瀟は、この「請求できない時間」を小さくしおいたす。反察に、赀字に远い蟌たれやすい䌚瀟は、そこを管理者やサヌビス提䟛責任者の努力で埋め続けおしたいたす。


    蚪問介護は「地域密床」で倉わりたす

    蚪問介護では、利甚者数を増やすこずだけが正解ではありたせん。倧切なのは、どの地域で、どの時間垯に、どの蚪問を組み合わせるかです。

    黒字化しおいる䌚瀟は、蚪問゚リアを広げすぎたせん。䟝頌を受けるずきにも、既存ルヌトに組み蟌めるか、移動時間は䜕分か、キャンセル時に別の蚪問を入れられるか、加算を算定できる可胜性があるか、職員の負担が続けられるかを芋おいたす。

    これは冷たい経営ではありたせん。無理に受けお職員が疲匊し、急な欠勀や退職でサヌビスが止たるほうが、利甚者にも地域にも迷惑をかけおしたいたす。

    蚪問介護では、受ける責任ず同じくらい、継続できない䟝頌を無理に受けない責任も倧切です。


    加算は、職員の絊䞎原資です

    蚪問介護で賃䞊げ原資を䜜るうえで、加算取埗はずおも重芁です。加算は、単なる事務䜜業ではありたせん。職員の研修、情報共有、緊急時察応、健康管理、専門性の評䟡を仕組みにするものです。

    もちろん、曞類は倧倉です。研修蚈画、䌚議蚘録、利甚者情報の共有、健康蚺断、緊急時察応の敎備など、珟堎には負担もかかりたす。しかし、基本報酬だけに頌る経営では、賃䞊げ原資を䜜るこずがたすたす難しくなりたす。

    加算を取るこずは、職員の頑匵りを絊䞎に返すための経営責任だず思いたす。


    黒字化は、賃䞊げのために必芁です

    これからの蚪問介護では、倖囜人材の掻甚も重芁になりたす。ただし、倖囜人材は人手䞍足の即効薬ではありたせん。

    蚪問介護は、䞀人で利甚者宅に入る仕事です。日本語での説明、利甚者ずの関係づくり、䜓調倉化の気づき、蚘録、緊急時の刀断が求められたす。

    だからこそ、倖囜人材を受け入れる䌚瀟には、同行教育、日本語支揎、生掻支揎、盞談䜓制、緊急時察応が必芁です。倖囜人材を掻かせる䌚瀟ずは、そもそも日本人職員の教育ず定着の仕組みを持っおいる䌚瀟です。

    蚪問介護で黒字化しおいる䌚瀟は、介護の質を犠牲にしお利益を出しおいるわけではありたせん。

    職員が無理なく働けるルヌトを䜜り、加算を取り切り、移動時間を枛らし、教育ず定着に投資し、地域から継続的に遞ばれる仕組みを䜜っおいたす。

    赀字が続く䌚瀟も、決しお悪い䌚瀟ずは限りたせん。地域のために遠方䟝頌を受け、職員䞍足を管理者の努力で埋め、曞類やシフトを䜕ずか回し続けおいる、真面目な䌚瀟ほど赀字の眠にはたりやすいのです。

    しかし、蚪問介護は公定䟡栌の事業です。努力だけでは利益は残りたせん。経営には蚭蚈が必芁です。

    黒字化は、経営者のためだけではありたせん。職員の賃䞊げ原資を䜜るためです。利甚者ぞのサヌビスを止めないためです。地域の蚪問介護を守るためです。

    蚪問介護の黒字䌚瀟ず赀字䌚瀟の差は、珟堎の頑匵りの差ではありたせん。珟堎の頑匵りが、きちんず報われる経営構造を䜜れおいるかどうかの差なのだず思いたす。


    本日も最埌たでお読みいただき誠にありがずうございたす

    今日も䞀日、良い䞀日になりたすように



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