
円安の日本からハワイへ行くとどうなる!? 10日間で実際の物価を検証してみた!
日本が安い国になった、と言われて久しい。
円安になって、海外へはすっかり行きづらくなってしまった。
外国から日本には観光客がたくさん来られているが、対照的に日本から物価の高い外国へは、とんと足が向かなくなったという方も、多いのではなかろうか。
マイルをためて、今年の4月に10日間ハワイを訪れたが、2024年に行った時と比べても、周囲の反応がまるで違っている。
2024年
あー、ハワイに行くのー?
ハワイは、いいよねー。私も行きたい!
2026年
えっ、ハワイ?ハワイなんて行けないわー。
おみやげチョコ?食べていいんですか?
このチョコ1粒、いくらするのかなー?

多くの日本人がこよなく愛し、親しみを感じてきたハワイがここ数年の間にみるみる「高嶺の花」となってきている。
その原因とされるのは、円安と物価上昇。
そこで、今回ハワイで実際の物価状況はどれくらいだったか、ハワイでの生活費(主に食費)を抑えるのに実践したこと、そんな中で果たして庶民は楽しむことができるのか?という観点から、実践できる【ハワイ旅行と節約の両立】についてまとめてみた。
これから行く方にも、しばらく予定はない方にも、参考にしていただきたい。
実際の円安状況について
2026年4月14日~23日、ハワイに滞在していた間のドル円の為替レートは、1ドルが150円台後半で推移していた。
$1=158.27円~159.70円
(※日銀 為替市況)
もっとも、実際にクレジットカードで決済した際のレートはというと、
$1=159円~165円
と、手数料が入るため160円台前半になっているので、肌感覚としてもう少しドルは高い。
ちなみに前回、ハワイを訪れた2024年9月と、2019年8月に訪れた時の為替市況はどうだったか、というと……↓
2024年9月
$1=139円~147円
2019年8月
$1=105円~109円
7年近く前の2019年8月と比べると、2026年4月はドルが1.5倍ほど高くなっており、ドル円の体感としては一致する。
ハワイの物価上昇、実際のところ
実際には、これにハワイの物価上昇が加わるので、ハワイの消費者物価がどう変化しているのか調べてみると……。
ホノルル地域のCPIーUは、2026年3月時点で前年同月比およそ3.7%上昇しているとのこと。
つまり、昨年からの1年間で3.7%物価が高くなっている。
2019年から、2026年までのハワイ(ホノルル)の物価(CPIーU)は、おおよそ29~30%上昇⤴️しているようだ。
ハワイの物価上昇と円安の進行を、ざっくりと掛け合わせてみると、2019年8月から2026年4月までのおよそ7年弱で、およそ1.9~2倍の価格上昇となっていた。
⇒1,000円で買えていた物が、2,000円かかる。

ちなみに、ハンバーガーはチェーン店かレストランかによって、お値段は変わってくるが、今回レストランで昼に食べたのは、こちら。↓
レストランに2,000円で食べられるものは、残念ながらなかった。
というか、約4,000円。

※$1=159円
大量のポテトとズッキーニも添えられている。
どれも美味しい。
ハンバーガーのチェーン店であれば、単品でもっと安く食べることはできる。ハンバーガーが目的であれば、食べる場所を選ぶと良い。
一方、日本での物価上昇は?というと、2019年8月から2026年4月までの消費者物価指数(推定)は、ざっくりいって約12.5~13%の上昇。
⇒1,000円で買えていた物が、1,130円かかる。
ただし、食品関係については、もっと値上がりしているものも多い。
ここのところ、日本では物価高騰といわれているが、外国(ここではハワイ)の物価はもっと上がっており、円安も加わるので、外国との価格差は更に大きくなってしまっている、というのが悲しい実情。
実際に、ハワイを訪れた価格の体感として、確かにそのくらいの物価上昇を感じた。
ただ、物の種類によって価格上昇は異なっていて、とりわけ高くなったのは、食品関連。レストランで外食をする機会の多い観光客、日本人にとっては特に高くなったと感じる。
※ドルの日本円換算については、そのとき実際にかかった金額と為替レートを記載している。
ある日の夕食 2026年4月

$76(=約12,320円)
※$1=162.2円

$37(=約6,000円)
ホノルルのFire Grillでの夕食(2人分)。これに、ビールを2杯。
クーポン活用により15%割引となり、チップを20%加えて、$139.74(約22,660円)となった。
ただ、日本でも牛ステーキにロブスターまで付けたら、かなりお高くかかるので、東京ではもっと高くなるかもしれない。
クーポンを活用したことも大きく、実は結構リーズナブルに感じてしまった。
「高い」という先入観をすでに持っていると、予想値ほど高くなければ「お得」に感じるものである。
今回のハワイ旅行で、もっとも高額だった夕食は、こちら。

$75(=約12,380円)
※$1=約165円

$45(=約7,430円)

$40(=約6,600円)

$16(=約2,640円)
これに地ビール2杯を付けて、$254(チップ含む)で、約41,920円(2人分)。
コオリナのマリオットホテルで、メインダイニングのレストランということを考えると、現地の感覚としては、けして高くはないのだろう。
日本人の庶民としては、十分お高いのだけれど……。
ただ、こんなに赤く燃えるような夕陽が見えるオープンレストランとなれば、立地のプライスもリッチなのである。

レストランでの食事に関していうと、昼食でも日本のランチの感覚で食べるのは、なかなか難しい。
ある日の昼食

ココナツとパインのドリンク
$10(=約1,650円)
※$1=165.5
カラカウア通りでクヒオ・ビーチの海を眺めることのできる、Lulus Waikikiで、ポケ丼(まぐろ丼)とドリンクにチップを入れて、$71.81、日本円にすると約11,880円(2人分)。
ワイキキの海を、オープンカウンターの2階から見ながら食べるという贅沢なロケーションだけに、場所代としてこれは納得してしまう。
コオリナでは、お昼ごはんをいっそEggs’n Thingsのパンケーキにしてしまおう!と考えて、実行したところ……。

$21.95(=約3,490円)
ホイップドパンケーキ(手前)
$16.9(=約2,700円)
※1$=159円
白いシロップはココナツ味、赤いシロップはグアバ味
コーヒーを付けて、チップを含むと$60.44だった。
2人のランチ兼おやつは、約9,610円。
山盛りのホイップクリームをおやつとして食べるのは、かなり勇気がいる(体型維持を考えると、食べられない)ので、摂取カロリーの観点からも、ランチの代わりにするので十分だと思った。
ハワイらしいメニューといえば、ロコモコ。

※$1=159円
あたたかい白ご飯の上に、ジューシーなハンバーグと目玉焼きが乗っていて、とろとろのソースがかかっているロコモコは、ハワイにいる間に一度は食べたい。
海辺のカフェレストランLongboardsで。
リゾートの海を眺めながらのランチは、それだけでも価値が上がる。
ドリンクとチップを入れて、$68.54(約10,900円、2人分)。

レストランは、場所とサービスに代金を払うものだとつくづく実感。
ハワイで自炊してみた
では、スーパーで食材を購入して、自炊するとどうなるのか?
卵は、6個入りで$7.09、日本円で1,127円($1=159円)。
卵1個あたり……計算しない方が良いのかもしれないけれど、約188円。
価格の優等生と評される、日本の卵がホントにありがたく感じられる。
卵に関しては、価格が2倍では済まされない。
6倍返しだぁっ……!?

では、牛肉薄切りは?
これは、意外にも……。

※$1=159円
0.641ポンド(約290グラム)
ポンド表記のため、スーパーで手にしてもよく分からなかったが、約290グラムの牛肉薄切りが1パック約965円とは、他の物に比べるとお得な感じ。
やはり、アメリカは牛肉が割りと安いということか。
エビ(味つき)の方が、単価は高かった。

$5.74(=約913円)
※$1=159円
いくつかの食材を買って来て自炊をしてみると、外食のようには高くならず、旅行中の疲れた胃にもやさしい。

※$1=159円
柔らかいほうれん草がたくさん入っていて、
食べ応えがあった。
ある日の朝ごはん

&
エビとベビーほうれん草スープ
ある日の昼ごはん

今回は日本から、うどん(乾めん)と、うどんスープ(粉タイプ)を持って行ったのは重宝した。
〔持って行って良かったもの〕は、次の通り。
米(無洗米が便利)
うどん(乾めん)
うどんスープ(粉タイプ)
お魚ソーセージ(常温可のもの)
シーチキン(パック入りが、軽くてベター)
インスタント味噌汁
インスタントポタージュ
コンソメスープの素
味付塩コショウ
オリーブオイル(小瓶)
ミネラルウォーター500ml数本
日本茶ティーバッグ
アルファ米のおにぎり

災害時のために買い置きしている、アルファ米のおにぎり。
熱湯を入れて、15分。水だと60分。
海外旅行にも持って行くと、いざという時に役に立つ。
いざという時って、どんな時かというと……。
子連れで旅行に行くと、子供が眠ってしまって外へ食べに行けない時があったり、帰りの飛行機が早朝だと食べていくことができない時があったりするので、そんな時におにぎりにして持って出ると、とても役に立っていた。
ホテルルームでも、お湯を沸かすことさえできれば、15分で作れる。
今回は、2カ所の宿泊先のうち、1カ所はミニキッチンのため、炊飯器があるか不確かだったので、念のため持参。
スパイシーなハワイの料理がつづくと、おなかと舌が疲れていたので、温かいおにぎりは、やはりホッとできた。
おにぎりといえば、ハワイのスパムにぎりも忘れてはいけない。
ある日の昼ごはん

梅おにぎり$3.29(=約540円)
※$1=165円
ザ・バス(路線バス)でカイルアビーチへ行くため、アラモアナセンターのフードコートで購入したおにぎり2種。
照り焼きのような少し甘じょっぱいスパムのおにぎりは、ふんわりとして美味しかった。
ハワイで自炊する際に、一番簡単なのは、何といってもポケ丼。
まぐろやサーモンのポケ(ごま醤油などの味がついている刺身)を買って来て、白ご飯を炊いて乗せれば完成するから、超簡単!

※$1=159円
ただ今、炊飯中

牛肉とベビーほうれん草炒めも添えて
マンゴーは、$6.49(=約1,030円)
左上にあるのは、ウベ(紫山芋)のバター餅
まぐろの刺身は、スーパーやABCストアで購入。

※$1=159円
まぐろの刺身は、2019年にハワイのコンドミニアムで過ごした時よりも価格上昇と円安が響いて、日本円に換算した金額の割りに量少なめなのが、悲しい。
コンドミニアムでの朝食に便利だったパンは、ハンバーガー用のバンズ。

$7.99(=約1,270円)
牛乳 $2.79(=約440円)
※$1=159円
牛肉以外のものは、ほぼすべてお値段が高く感じるハワイで、このハンバーガー用の丸パンは、1個あたり$1(=159円)とお安い。
やはり、ここはアメリカ。
パンと牛肉は、安いのだなあと妙に納得。
ある日の朝ごはん

サラダとフルーツ添え
ハンバーガー用のバンズは、2枚にカットされているので、トースターでこんがり焼いて具をはさむと、表面サクサク、中はふわふわ、ホットサンドのでき上がり!
卵があれば、ゆで卵かスクランブルエッグを添えたい。
ちなみに、スーパーで売られているサンドイッチはというと、そうお安くはない。

天然酵母チョコパン $3.99(=約630円)
※$1=159円
サンドイッチは、しっかりとした大きさのあるものだったけれども、2切れで1,430円というのは、さすがに高いと感じる。
人の手がかかっているものは、人件費も反映しているということなのだろう。
しっかりしたプラスチックケースに入っていたので、ナフサ不足と容器価格の高騰も気になるところ。
結局、朝食はすべて部屋で食べていた。
日本国内の旅行でも、ホテルの朝食ビュッフェは食べ過ぎてしまうので、あまり好みではないこともあり、カフェのモーニングセットか、前日にサンドイッチを買っておいて部屋で食べることが多い。
ホテルの立地条件にもよるけれど、ハワイの朝食を外で食べたいという希望があるのでなければ、朝食は部屋で食べることで、かなり飲食費を抑えることができる。
こうした自炊を可能とするのは、キッチン。

電磁調理コンロの火口が2つあった。
フルキッチンのコンドミニアムであれば、コンロで大体の調理ができるが、キチネット(ミニキッチン)の場合は、どんな設備があるかはまちまちなので、事前に確認できれば、それに合わせて持参する物やどんな過ごし方をするか、計画を立てることができる。

コンロはなかったが、炊飯器と電子レンジ
電気ポットがあった。
何日間ハワイで過ごすか、ということにもよるが、レストランで毎回食べるのではなく、フードコートで食べる、スーパーで材料を買って調理する、これらに加えて、スーパーなどでテイクアウト品を買って来て、部屋で食べたり、ビーチで食べたりすることだって可能。

$3(=約480円)
カップ焼きそばを買ってきて、お湯を沸かして部屋で食べたら、何だかホッとした。
食品は、ほとんどが高くなったと感じるハワイだが、唯一日本よりも安いと感じたのはこれ。↓

$10.5(=約1,670円)
※$1=159円
プロシュートで厚みのあるモッツァレラチーズを巻いてあるものが、10ドルほどで買えた。
カットしてみると、ロールケーキのような見た目の前菜になる。

カットフルーツを添えて
プロシュートでチーズを巻くと、こんなに美味しいなんて…と、新たな発見。ビールに合いすぎるのが、悩ましい。
日本に帰って来てから、また食べたいと思って、デパ地下などで探してみても、いまだ出会っていない。
フードコートの活用
ハワイで外食をする際、レストランで食べると、2人分で昼食でも約1万円超、夕食だとおおよそ2万円から4万円ほどかかった。
家族でとなると、人数分でさらに高くかかってしまう。
そこでフードコートを活用すると、レストランと比べぐっと手軽に外食することができる。
ある日の夕食

枝豆、フライドオニオントッピング
$16.99(=約2,700円)
お茶 $2.75(=約440円)
ロイヤル・ハワイアンセンターでは、無料のフラショーを週2回ほど開催しているので、曜日と時間が合えばフラショーを観たあとに、フードコートで好きな店から好きな物を買って、家族で食事をすることができる。
上の写真は、ロイヤル・ハワイアンセンター2階のフードコートにあるPOKE WAIKIKIのポケ丼。
まぐろの刺身の横には、サクサクした鶏の唐揚げがドンッ!と鎮座しており、日本の感覚からすると攻めた異色の組み合わせが、味変となっていて美味しい。
他にも、インターナショナル・マーケットプレイスの1階にあるKUHIO FOOD HALLも、便利な場所にあるフードコート。
ある日の昼食

※$1=159円
食品以外の物の値段
ハワイで、日本人にとって特に価格上昇が大きく感じるのは食品である。
では、食品以外の物の値段は?
というと、洋服などの価格は、食品ほど高騰しているとまでは感じられなかった。
もちろん、安くはない。高い飲食費用で免疫がついてしまっているだけだろう、きっと。
ハワイへ行くと、必ずといっていいほど買うのが、やはりTシャツ。
Tシャツは、店によるし、デザインにもよるので一概に価格を論じることはできない。
コオリナのホテルショップで買ったTシャツは、$44(=約7,260円)※$1=165円。
ALOHAで買ったTシャツは、シンプルな黒に白いロゴがプリントされたもので、$42(=約6,930円)だが、ウェルカムクーポンを使うと20%オフで$33.6(=約5,540円)になった。
日本でも人気のLocal Motionで買ったTシャツは、$35(=約5,780円)のものから、数枚買うことで割引となり$16.50(=約2,720円)のものまで。
ABCストアのTシャツは、$16.99(=約2,800円)が多い。$5.99(=約990円)のセールTシャツもあったので、サイズと好みが合えば何と1,000円以内で掘り出し物のTシャツが買えてしまう。
結論
ハワイの物価は、円安と経年の物価上昇が合わさって、日本の感覚のおよそ2倍かそれ以上、という感覚。
とくに食品関係の物価上昇が、際立っている。
↓ だから
外食が、とりわけ高い。
高い順→低い順に並べると、このようになる。
1️⃣🍽️レストランが、特に高い。
2️⃣🌭フードコートは、比較的安く食べることができる。
3️⃣🥘日数にもよるが、可能ならばキッチン付のコンドミニアムで、自炊も適度に混ぜる。
🥢ホテルルームでも、テイクアウトの食べ物を買って来て食べることは可能。
ただ、食品が高くなったものの、ハワイはやっぱりアメリカ、牛肉🥩とパン🫓は、安くてお得感がただよう。
Tシャツ👕など衣料品は、それほど価格は上がっていない。
円安の為替状況しだい、というところ。
日本と同じ支出で済ませるというのは全くもって無理だけれど、そこそこ抑えつつ、ハワイ旅行を楽しむことはできる、というのが結論。
おまけ
「ウベ」という名の紫山芋に、はまってしまった。
タロイモとも違い、沖縄の紅芋とも違っている。
が、紫色の山芋が何とスイーツに、実によく合う。

※1$=159円
封を開けると、こんな感じ。↓

もっちりとした食感が、餅系好きな民にはたまらない。
日本でも売って欲しいものである。
スタバで出会ったほんのり甘いウベのドリンク。
紫色の山芋をスムージーにするなんて!という新鮮な驚きとともに、すっかり忘れられない味になってしまった。

※1$=159円
とろっとしてほんのり甘いドリンクが
熱くなった身体にしみわたる
旅に出ることができるタイミングは、人それぞれ。
旅に出たいと思うタイミングも、それぞれ違うものだろう。
旅先で出会う景色、食べ物、人々……。
旅は、いつだって一期一会。
その時、そこでしか体験できないものたちとの出会いを、大切にしていきたい。

おまけのおまけ
記事冒頭にあった、ハワイのおみやげチョコ
1粒いくら?

▶正解は……
1箱$7.89(=約1,262円)※$1=160円
12粒入りなので
↓
1,262円÷12=105.2円
チョコ1粒あたり、105円でした!
この記事が、皆さんの旅行の参考や何かのキッカケになれば、嬉しいです。
よいご旅行を!
☆夫婦とは、家族とは。
ハワイをめぐる家族消滅の危機と再生をつづるエッセイです。
『ハワイは何でも知っている』
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