
プレゼンテーション・オブ・切っ掛け|毎週ショートショートno+e|マッチョ華道
2030年、「なんのはなしですか」は世界に進出。
"WAITA (What Am I Talking About)"で、マッチョ華道の第一人者・角羽葉町世がプレゼンテーションしている。
"The Reason I started "Macho Kado" is…"
(私が”マッチョ華道”を始めた切っ掛けは…)
彼女は語る。華道部だった高校時代、借り物競走で友人に引っ張られて行ったチェックポイントで、腕立て50回をこなせず敗北。2人で大泣きした黒歴史を忘れないと。
あるいは、大人になり海外へ向かう機内でバケモノ植物に侵入され、その太い触手を鋏⸻隠して機内持ち込みしていた⸻で切ろうとしたが、筋力が足りず切り落とせなかった痛恨の記憶。
でも今は違うのだと。
巨大すぎる松の盆栽を示し、町世はカメラ目線で爽やかに笑う。
"Let Me Cut To The Chase."
(今から切って掛かり、お見せしましょう)
(408文字)
【補足な蛇足】
●「切っ掛け」という言葉が、「華道」お題にちょうどよござんした。
●「プレゼンテーション・オブ・切っ掛け」。
「きっかけのプレゼン」と「巨大盆栽に切り掛かる、の実演」のダブルミーニングでござい。
●不安なので念のため、「TED」って番組のパロディでげすよ。
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