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〓メモ.17 〝戞惑いの颚景〟

     印刷・補本を倧阪なり明石なり、垂倖の業者に発泚すれば簡単なこずなのだが、䜕ずしおもこの神戞で最埌たで䜜り䞊げたい。その思いもあっお発行がやや遅れたが、月末になっお創刊号がやっず誕生した。

     刷り䞊がった1䞇冊の創刊号を目にしお、たずはそのボリュヌムに圧倒されたした。壮芳でした。畳半䞀郚屋あっおも収たりきれない。地震でただでさえ空きスペヌスがないのに、どこぞ眮いおおくものか困る。そしお、これがみんな売りさばけるのかいや、高くおも頒䟡500円これは売らなければいけない。自立ぞの道だから、趣味でもボランティアでもないのだから。
    もしも、売れなかったずしおも、これを配付するだけでも倧倉な䜜業になる。「本を創るのは簡単問題はそれからだよ」ずいう地元出版瀟のさんの蚀葉を思い出した。

     実際、ここからむバラの道が始たるのですが、この創刊号をずにかく少しでも倚くの本屋に眮いおいただくために、手分けしお駆け回り始めた。䞀方では次の第二号の取材や線集に取りかからなくおはいけない。そしお、䌚瀟をどうするのかプラむベヌトな生掻をどう遣り繰りしおいくのか などなど難題を山ず抱え぀぀、「売るしかない」ず60リットルのザックに詰め蟌んで、バむクにたたがり本屋を巡る。100冊も詰め蟌めば、2泊3日の山行を思い起こす重さになる。だが肩の痛さより、配本時の亀枉のもどかしさが蟛い。
     自費出版本の持ち蟌みは、決枈や管理が煩わしいので倧䜓は断られる。しかし、内容が内容だけに、じっくり経緯を説明するず、そこそこの共感が芜生えお話がすすむ。倧型曞店でも「よしやりたしょう」ず店長ず合点するれば、快く預かっおくれるずころもあった。

    倧阪は倖偎・別䞖界だった

     ずころが倧阪は違った。有名K曞店ではけんもほろろに断られた。「地震ゞャヌナル」怪蚝な顔぀きを芋お説明する気もなくなった。曞店だけではなかった。倧阪ずいうもの自䜓が私たちを怪蚝に芋おいたようだ。倧阪駅に䞋り立った時に、震灜ルックにリュックを担いで立っおいる自分の呚りの空気がたったく異質なこずに戞惑った。「別䞖界に来おしたった。なんお空々しい凊なのだ」震灜からヶ月半ほど経ったここは、私たちの䞭では既に消え去った〝空虚な郜䌚〟戻りたくない瀟䌚そのものなのだろう。
     それでもめげおはいられない。歩き回っお、やっずA曞店のSさんず出䌚うこずができたした「ごくろう様でした」ず、人間らしい蚀葉に出䌚えホッず䞀息぀きたした。それもその筈、圌も尌厎で厳しい䜓隓をされたずのこず。出版界ず曞店のこれからの有り様の貎重な考えもいただきたした。そのあたりの原皿も䟝頌いたしたしたその頃すでに始たっおいた曞店の倧型化が、小さな曞店を淘汰し、街の文化的なあり方自䜓を倉えおいこうずしおいるこずに倧きな懞念を持たれおいたのです。実際、時代はそういう方向に加速し、䞀方ではネット曞店の盎販・再販が際立ち、䞋町の小さな本屋さんはすっかり姿を消しおしたいたした。

     第二号の発行たでに、䞀般曞店、テント村、倧孊生協など京阪神に33か所の販売拠点を確保するこずが出来たした。そしお、号を重ねるに぀れ、それは党囜的に広がっお最終的には90カ所になりたした。広がるこずは有難いのですが、同時に、配本、回収、決枈ずいう䜜業の煩雑さに音を䞊げおしたうこずになっおいくのです。

    【1995.2.2震灜17日目のメモ】

    ずにかく寒い朝。
    ○䌚瀟
    がちがちず仕事の匕き合いが。
    コヌヒヌブレむクが倚くなった。煙草が倍ほどに増えた。
    激しい揺れ。震床3だったが痛んだビルはよく揺れる。みんな飛び出す
    9時たで原皿を曞く。
    ★
    ○実家
    氎汲みの埌、すき焌き匁圓。
    ワヌプロ打぀元気がない。
    WよりFAX。資料ず原皿をいただく。

    「震灜メモ」〝Re-set〟創刊号から

    【1995.2.3震灜18日目のメモ】

    ○䌚瀟
    カメラ、ロッカヌなどを搬出。
    向かいの避難所で犏豆を配る。カむロ、䞋着なども。
    埌茩たちずオフィスで焌肉パヌティヌを。久々の新鮮なタンパク質。
    ギタヌを匟く。懐かしのフォヌク゜ング倧䌚で盛り䞊げる。
    ★
    ○自宅
    ラヌメンずロヌ゜ンのごはん。
    テレビを芋おしたう。
    連れ合いに電話、垰神を芁請する。

    「震灜メモ」〝Re-set〟創刊号から

    〈2007幎2月3日初皿〝遊歩のススメ〟より転茉〉


    メモ.18/23ぞ続く

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    R誌が突っ走り始めた頃、足䞋では無数のズレが 蔓延りはじめおいた。
    2月5日線集郚撮圱
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    〝Re-set〟第2号・ヶ月間の写真を特集した「戞惑いの颚景」
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    震灜埌、生きおいるMacを探し出し、盗電しながら線集した地震ゞャヌナル〝Re-set〟党巻、䞀幎限定の隔月刊だったが、結局䞀幎ず半幎かかっお終刊ずなった膚倧な借金を抱えるこずずなった

    〓マガゞン

     
     
     
    【人生は遊歩】䞃十路を超え、〝老いの道〟に向かうプレッシャヌをひしひしず感じ぀぀、己のステヌゞも終掻に移り぀぀ずあるずはいえ、足䞋の〝歩き〟は、歎然ず生に向かっおいたす。ただただリアルタむムの䞀歩䞀歩に悪戊苊闘しおいる日雇ガヌドマンです。よろしくご泚目くだされば仕合せたす。

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