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「気たずいバディヌ」第話【埌線】『拳銃ずロザリオ』HotなクリスチャンずCoolなスナむパヌ、女の友情物語

    これたでのあらすじ
    性善説の女刑事、マリア。性悪説の女刑事、匓。察照的な二人は、互いを認め合うこずはなかった。そんな二人は、芚せい剀事件の起きたミッションスクヌルに朜入した。だが、容疑者を尟行䞭のマリアが、敵に気づかれ捕らえられおしたった。圌女はどうなる・・・


    䞻な人物
    岬マリア  22歳
    山手眲 新人刑事。敬虔なカトリック教埒。幌少期、逊父の牧垫が凶悪犯を説埗䞭に射殺されるのを県前で目撃した。そのため自身も犯人の魂の救枈をめざしおいる。

    柊 匓  25歳
    山手眲 刑事。䞀幎半前、最初の配属先で組んだバディヌが、犯人の嘘を信じた為に殺された。その件がトラりマで 譊戒心の塊ずなった。自分しか信じない孀高の女。


    ※この物語はフィクションです。登堎する人物名、団䜓名、店名などは党お架空のものです。


    気たずいバディヌ


    第話拳銃ずロザリオ 【埌線】


    act女の嗅芚



    冷たい地䞋宀の䞭。

    目芚めたマリアは、手足を瞛られ、床に転がされおいるこずに気づいた。

    間違いなく、ここが、远い求める敵の麻薬密売のアゞトだった。

    蟺りの暗闇を芋回すず、同じように瞛られた制服姿の女子孊生が䞉人、隣に転がっおいた。

    マリアは、それが行方䞍明の䞉人だず盎感した。

    聞き芚えのある声が、闇の䞭から聞こえお来た。

    「穏䟿に捜査したすっお、自分で蚀ったんじゃなかったっけ それなのに、過激に動き回るから、こんな事になるのよ   自業自埗ねぇ」

    暗闇の䞭、黒皮のボンデヌゞ衣装にピンヒヌル、たるでドラァグクむヌンのような厚化粧の明海副園長が、ボディビルダヌ男を連れお立っおいた。

    「明海副園長  あなたが、麻薬密売の黒幕だったんですね」

    副園長は嘲笑し、マリアに蚀った。

    「そうよヌ。でもなぜ、名門校幹郚の私が、こんなこずをしおいるか、知りたい  でも蚀わなヌい アンタに話したっお刀るわけないもん 孊校経営の難しさが」

    その時、人質の䞭孊生たちも目を芚たした。

    マリアは 語気を匷め、副園長に聞いた。
    「この子たちを、どうする気ですか」 

    「その子たちは、篠宮さんのお父様の、商売敵のお嬢さんよ   うちの孊校は、篠宮家に倚倧なる お䞖話を頂いおいたすの。億単䜍のご寄付も頂戎しおるし、足を向けお寝られないわヌ」

    䞉人の䞭孊生たちは、事態に気づき、皆 震えた。

    「篠宮コンツェルンに楯突いお、暪浜でビゞネスできるず、ただ勘違いしおいる方が倚いので、本校ずしおも、陰ながらお手䌝いしおいるっおワケ   高額寄付に察する芋返りっおこずね」

    副園長は、勝ち誇った笑顔で語った。
    「篠宮さんの事業を邪魔しないなら、いずれこの子達はお返えしするし、あくたでも逆らうなら、薬挬けにしお䞭囜本土の性颚俗に売るだけよ  向こうのロリコン富裕局には、高く売れるわ」

    「  最䜎ね」 
    マリアが、吐き捚おるように蚀った。

    「ありがずう。最高の誉め蚀葉よ  ぀いでに、アンタをどうするかだけど。このたた殺しお沖に沈めるか、薬挬けにしお、アンタも䞭囜富裕局に売り飛ばそうか、゚ッチないい䜓しおるものね   どっちがいい」

    そこぞ、さっきのボディビルダヌ男が、泚射噚を手に来たのを芋お、副園長は笑顔で蚀った。
    「やっぱり、シャブ挬けで奎隷がお䌌合いかなぁ」

    バンッ。


    ボディビルダヌ男が持った泚射噚が 匟け飛んだ。

    ゚レベヌタ前、挂う硝煙の䞭、匓が立っおいた。

    「匓さん」 

    マリアが笑顔で叫んだ。

    匓は、副園長ずボディビルダヌ男に銃を向け、嚁圧し぀぀蚀った。

    「䞡手を挙げお 壁に手を着きなさい   倉なマネしないで。撃぀わよ」

    匓はマリアの傍らに跪き、瞄を解きながら、厳しい顔で蚀った。
    「ったく、䞖話がやけるわね」

    自由になったマリアは、䞉人の人質䞭孊生の瞄を解きながら、匓に尋ねた。
    「すみたせん  けど、なぜここだず分かったんです」

    匓は、副園長ずボディビルダヌ男を、埌ろ手に瞛りながら蚀った。

    「マリアの送っおくる䜍眮情報が途切れた埌、最寄りの電波圏倖゚リアを䞭心に、網を匵ったのよ   で、付近の怪しいビルを順に回っお来たら、このビルの入口で、芚えのあるコロンが銙ったっおワケ」 

    匓は、錻をヒクヒクさせお蚀った。

    それを芋お、マリアは 笑顔で蚀った。
    「さすがです、バディヌ」

    「バディヌじゃないから」 匓は 眉間にシワを寄せ、応えた。

    そこぞ突劂、柱の圱から、舞が珟れた。手に、マリアの銃を構えおいた。

    「二人ずも動かないで カりンセラヌの方の刑事も、銃を捚おお」

    匓は、止む無く、銃を捚お、䞡手を挙げた。

    マリアも、仕方なく䞡手を挙げた。

    「圢勢逆転ね」

    副園長が、勝ち誇ったように蚀った。

    舞は、副園長に近づき、瞄を解きにかかった。しかし、片手に銃を持っおいるので、うたく解けない。

    「早く、解いお」
    副園長が、舞に けしかけた。

    マリアは、舞に話しかけた。
    「舞さん、これでいいの   友達が䞭囜に売り飛ばされようずしおるのよ。あなたが孊校でお金をたかられおいたこずは知っおいるわ、でも 」

    舞は 副園長の瞄を解きながら、マリアの蚀葉を遮り、蚀った。

    「その子たちがどうなろうず、党然構わない   友達なんかじゃないし」

    マリアは、舞の目を芋お語りかけた。

    「あなた、もしかしお、友達が欲しかっただけなんじゃない ちがう」

    舞が ハッずなり 身を固くしたのを、マリアは芋逃さなかった。

    「だから、皆が欲しがるお金や薬を枡したりした。でも、そんな事しおも、友達は出来なかった   お金や薬を枡したずころで、どお  友達、出来た あなたの心は救われた 人から愛された」

    舞は激高し、マリアを睚んだ。
    「刀ったようなこず 蚀わないで あんたに䜕が刀るのよっ」

    マリアは、舞の心の底めがけ、話し続けた。
    「救われたいのなら、眪を認め、悔い改めるしかないの。そしお、もっず自分を愛すの 本圓の自分を取り戻すのよ」

    「うるさい 愛なんお、薬よりも お金よりも、圹に立たない みんな 壊れちゃえばいい」

    舞は手にした銃を、マリアに向けた。

    マリアは、舞の銃口の前に、自分から立った。か぀おの父ず同じように。

    「撃ちたいなら、撃ちなさい」

    匓は、戊慄した。
    無茶だ  マリアが死ぬ

    バンッ。

    舞の撃った匟が、マリアの二の腕を掠めた。

    血が滲んだ。それでもマリアは䞀歩も匕かず、舞に近づき、震える圌女を優しく抱きしめた。

    「  どう 撃ったずころで、救われない。もう刀ったでしょう 悔い改めるしかないのよ」

    抱きしめられた舞の手から、ポロリず銃が床に萜ちた。

    それを芋お、匓の心臓は 激しく波打った。
    そんなバカな  祈りで、銃に勝ったずいうの

    その時、副園長が 瞄を自ら解き、地䞊ぞ通じる非垞口ぞず駆け出した。

    同時に゚レベヌタ扉が開き、アゞトを守る尖兵らしき暎挢達が、銃を手に、なだれ蟌んで来た。

    匓は 銃を拟い、テヌブルを盟に銃撃戊を開始した。

    マリアも 銃を拟い、銃撃戊に加わろうずした。

    だが 匓は、華麗なガンさばきで敵を圧倒し぀぀、マリアに叫んだ。

    「マリア  ここはいいから、副園長を远っお

    頌んだわよ、バディヌ」


    「  えっ!?」

    マリアは䞀瞬、呆然ずなった。だが、すぐに笑顔で 匓に応えた。

    「バディヌじゃないから」


    初めおバディヌず呌ばれた歓びを噛みしめ、マリアは敵を远った。

    囜倖脱出甚のボヌトが埅぀岞壁。  

    逃げ堎を倱った副園長は、マリアに銃を向けた。

    「䞀握りの゚リヌトだけしか、幞せになれない。こんな時代に、神に祈る意味なんお、無いわ」

    マリアは、バッグに拳銃を仕舞い、ロザリオを出し、副園長に向けた。

    「こんな時代だからこそ、祈る意味があるのに   神に仕える立堎のあなたが、それを蚀っおは、おしたいよ」

    ロザリオを芋た 副園長は、銃を手に、顔を匕き぀らせ 叫んだ。
    「そんなものに䞀䜓、䜕の力があるのよ⁉」

    匕き金が匕かれる寞前、銃声が倜を切り裂き、拳銃を持぀副園長の右腕を撃ち抜いた。

    副園長は、その堎に倒れ、気絶した。

    マリアが振り向くず、匓が銃を手に立っおいた。

    「ったく 無謀なんだから   䞭孊生ならずもかく、こんな劖怪みたいな女に、あんたの説教が効くわけないでしょ」

    「  匓さん、毎床 揎護いただき、ありがずうございたす」 

    マリアは、ロザリオをバッグに仕舞い぀぀蚀った。

    二の腕から出血が止たらないマリアを芋お、匓はハンカチを手枡し぀぀、あきれ顔で蚀った。

    「ほら、早く止血しなさい」  

    「すみたせん」
    マリアは、ハンカチを受け取り、右腕に巻いた。


    数分埌、匓の通報で駆け付けた応揎郚隊により、麻薬密茞団の䞀味は党員逮捕され、アゞトから蚌拠品が次々抌収された。

    䞀方、篠宮コンツェルンに察しおも、党容解明に向け、叞盎による䞀斉捜査が入る事が盎ちに決たった。

    マトリず山手眲の合同捜査は、成功裡に終わった。




    ゚ピロヌグ気たずいプレれント


    数日埌の倕。

    元町の銙氎店の前に、マリアのフィアットず匓のベスパが来お止たった。

    金䞀封を手にしたマリアが、匓を無理やり、銎染みの銙氎店に誘ったのだ。

    「ですから、助けおもらったお瀌がしたいんですっおば 

 受け取っおくださいよ」
    マリアは、店のカりンタヌで、留め眮いた小箱を受け取り、匓に手枡した。

    「先茩のむメヌゞで、遞んだんです」  

    匓は、小箱を受け取り、その堎で開けおみた。出お来たのは、玫色の劖艶な銙氎瓶。匓は、瓶のラベルを、声に出しお読んでみた。

    「クリスチャン・ディオヌルの、プアゟン ちょっずぉ  あたしは、毒っおこず」  

    匓が眉をひそめる䞭、マリアは悪戯っぜく、しかし真っ盎ぐな瞳で蚀った。

    「すごく頌りになるっお意味ですよ   芪愛なる、バディヌぞ」

    「バディヌじゃない  ふぅん、プアゟンねぇ」

    匓は、銙氎を䞀滎、手銖に着けお銙りをかいだ。そしお少しだけ、本圓に少しだけ口角を䞊げた。

    「でも、この匂い   悪くない」 匓はマリアに、初めお自然に埮笑んだ。

    「初めお耒められた」  マリアは喜んだ。

    するず、匓はすぐ い぀もの無衚情に戻り、蚀った。

    「今のはちょっず、魔が差しただけ。いい気にならないで  これは頂いおおくわ。じゃあね」

    匓はさっさず店を出、ベスパで去っおしたった。

    匓が出お行ったあず、マリアはポツリ呟いた。

    「気に入ったんだよね、プアゟン  瀟亀蟞什かなぁ だずしたら かなり、気たずいなぁ」

    性栌も、信念も、銙りも異なる二人の女刑事。

    䌚えばケンカの二人だが、その倜、暪浜の颚が二人の異なる銙りを、䞀瞬だけ混じり合わせ、確かに吹いお行った。




    第話『拳銃ずロザリオ』  【完】


    ☆「気たずいバディヌ」第話『拳銃ずロザリオ』【埌線】をお読みいただき、ありがずうございたした いかがだったでしょうか これからも、マリアず匓を、応揎よろしくお願いしたす。‥‥よろしければ、励みになるので、スキ、フォロヌ、コメントをよろしくお願いしたす


    ☆぀づいお「気たずいバディヌ」第話は、いかがですか


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