
スキ警察に捕まるな!?①〜noteの「スキ」も過ぎると罪になる!?〜
はじめに
みなさん、noteで「スキ」してますか?
私はしていました。
ええ、それはもう、善良なnote市民の顔をして。
朝のコーヒーを飲みながらスキ。
子どもを送り出したあとにスキ。
寝る前に布団の中でスキ。
「共感しました」
「なるほどと思いました」
「あなたの表現、心に沁みます」
心の拍手と共に、親指でポチポチと。
もう連打です。
特に、「このタイトルにこの絵?めっちゃセンスいい!」
みたいなのには、開く前から秒でポチッっと。
私はただ、
世界中に小さなエールを送っていただけなのです。
エールも多ければ多いほどいいじゃないですか…
あの時までは……そう思っていました。
(*妄想ですので、実際のnoteさんと関係ないのでご了承ください↓)
ある日、事件は起きました。
いつものように、
素敵な記事に出会い、
迷いなくハートを押そうとした、その瞬間。
あれ?
――押せない。
え?
もう一度。
――押せない。
画面に出てきたのは、
なんとも冷静な表示。
「時間を置いて、再度お試しください」
……は?
私は凍りつきました。
まさか。
まさか、これは。
「あなた、ちょっとスキしすぎですね」
背後から声が聞こえた気がしました。
振り返ると、そこには青い制服に
胸元にはキラリと光るバッジ。
そこにはこう書いてあります。
『noteスキ取締課』
私:「あっ、あなたは?」
刑事:「スキ警察です。
モヤハルさん、スキの過剰使用の疑いで、
少々お話を……」
私:「ち、違うんです!
私は、一人で……」
刑事:「組織ではなく、単独犯ってことか?」
私:「いえ、単独も何も、これは純粋な共感でして!
決して詐欺まがいのことや
やましい目的ではありません!」
刑事:「みんなそう言うんですよ…」
カチャリ。
容赦なく見えない手錠が、
私の親指にはめられました。
その日、私は、
デジタルの檻に入りました。
そこは、シャバでは想像することもできなような
ひどい場所でした。
目の前には、最新のnoteの記事が
見られるにも関わらず
親指を動かせど動かせど、
押せないハート。
いや、一瞬だけ真っ赤な可愛いハートマークが現れるのですが、
押しても押しても色が消えるのです。
スキを送りたいのに送れない。
なんという拷問……。
これはもう、
「好き」と言いたいのに言えない片想いと
同じではありませんか。
なくなって初めて気づく、スキの尊さ。
脳内で涙なのか、汗なのか、
よだれなのかわからない汁が
ぽたりぽたりと落ちていく感覚……
はっ、これはnote依存なのではないか?
取り調べ室で考えたこと
刑事:「なぜ、そんなにスキを?」
取調室で眩しいライトをぐいっと顔に当てられ
私は聞かれました。
私の脳内:(なぜだろう。)
刑事:「フォローバック目的か?」
私の脳内:(はい、保身のため、繋がりたい欲求から…
でも、100%そうとも言い切れない。)
私:「……いいえ」
刑事:「アルゴリズム対策なのか?」
私の脳内:(はい、なんかフォロワー数が多い方が
より多くの人に閲覧されるだの何だと
書いてある記事も見つけたし…
でも、私にゃアルゴリズムなんて
わかった気になってさっぱりでして…
それよりアミーゴリズムで
気が合う人と繋がりたいってのが
合ってる気がするしな…)
私:「……いいえ。私はただ、
誰かが書いた言葉の奥にある温もりに触れて、
ここに共感した人がいることを
伝えたくなっただけなのです。
スキは、小さな生存確認みたいなもの。
そうでしょ?刑事さん?
あなたの言葉、届いてますよ。
そうやって押していただけなのですよ。」
刑事:「でもね、モヤハルさん
善意もやりすぎると「不審行為」ですからね。
相手によっちゃあ、気持ち悪いですよ」
私:「ギックッーーー〜〜〜〜!!」
スキ活と自制心
ええ、あの日から私は学びました。
スキは、計画的に。
そして、いかなる時も衝動のままに
押してはいけない。
スキには上限があるのです。
まるで、
恋愛と同じです。
「好き好き好き好きー〜〜〜ー!」と連打すると、
相手は引く。かなり引く。
何なら、度が過ぎるとストーカー行為になってしまう。
スキもまた、
余白があってこそ、美しい。
……わかっちゃいます。
わかっちゃね。
奥ゆかしいのが、いいんでしょ。
はい、はい…
そう、それでも私はスキを押すのです。
捕まってもなお。
なぜなら、
スキは打算ではなく、
温もりなのですよ。
たとえまた
スキ警察に連行されても。
次は私は取調室で胸を張って言います。
「ええ、押しました。心がしっかりと動いたので」
心まで自粛しなくていい。
スキは罪じゃない。
ただ、ちょっとだけ、
ペース配分が必要なだけなのです。
みなさんも、どうぞお気をつけください。
背後には、スキ警察がいるかもしれませんよ?
(つづく)
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
みなさんにとっていいことありますように♪
(実際に連続でスキし過ぎると
1時間くらい押せなくなりましたので、
それをモチーフに妄想してみました。)
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