メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【映画ず小説批評】ノルりェむの森

    岩䞊智䞀郎

    2026/08/05 wed

    【映画】ノルりェむの森

    画像

    トラン・アン・ナン監督による映画『ノルりェむの森』2010幎公開は、村䞊春暹の金字塔的ベストセラヌ小説を叙情的な映像矎で描き出すこずに挑戊した、賛吊䞡論の野心䜜です。

    本䜜は、原䜜が持぀「内省的な語り」を削ぎ萜ずし、圧倒的な自然描写ず五感に蚎えかける挔出にシフトしたこずで、評䟡が真っ二぀に分かれる結果ずなりたした。以䞋に、本䜜の批評的ポむントを敎理したす。


    1. 圧倒的な映像矎ず「音」の挔出賛同点

    映画単䜓ずしおの最倧の䟡倀は、リヌ・ピンビン李屏賓が手掛けた息をのむほど矎しい撮圱にありたす。 

    • 緑ず癜のコントラスト盎子満島ひかり / 挔菊地凛子が暮らす京郜の療逊所「阿矎寮」を取り囲む草原の深い緑や、激しい雪の癜さは、登堎人物たちの匵り詰めた粟神状態を芖芚的に象城しおいたす。 

    • 五感に響くサりンドレディオヘッドのゞョニヌ・グリヌンりッドによる劇䌎ず、颚の音や草の擊れる音ずいった環境音が絶劙に混ざり合い、生ず死のはざたにある気配を濃厚に挂わせおいたす。 

    2. 「肉䜓」ず「生々しさ」ぞのフォヌカス批評軞

    村䞊春暹の原䜜は、䞻人公・ワタナベのドラむで郜䌚的な䞀人称の語りモノロヌグによっお成立しおいたす。しかし監督はこれをあえお排陀したした。

    • 文孊から肉䜓ぞの倉換蚀葉による説明を省いた結果、映画は登堎人物たちの「芖線」「呌吞」「肌の接觊」ずいった生々しい肉䜓性を前面に抌し出すこずになりたした。

    • 感情のバヌスト特に盎子菊地凛子の粟神的な錯乱や、レむコ霧島れいかずの堎面、緑氎原垌子のポップな存圚感など、キャスト陣は蚘号的なキャラクタヌを超えお、非垞にりェットで激しい感情をスクリヌンにぶ぀けおいたす。

    3. 原䜜ファンからの批刀ず「時代感」の欠萜吊定点

    䞀方で、映画.comのレビュヌやFilmarksなどでも指摘されおいる通り、原䜜の持぀特有の空気感を愛する人々からは厳しい声が倚く䞊がっおいたす。

    • 文孊的ポップさの喪倱原䜜の魅力である、ワタナベず緑のりィットに富んだ軜劙な䌚話のキャッチボヌルや、どこか冷めおいながらも心地よい「村䞊節」のトヌンが薄たり、終始重苊しい悲劇のトヌンで芆われおいたす。

    • 「1960幎代末」ずいう背景の垌薄さ孊生運動に揺れる東京ずいう「政治の季節」の背景が蚘号的にしか扱われず、圓時の若者たちが抱えおいた虚無感の根源が䌝わりにくいずいう構造的な匱さがありたす。


    総評小説の再珟ではなく、䞀人の映像䜜家による「解釈」

    本䜜は、村䞊春暹の文章をそのたた映像化した「ダむゞェスト版」ずしお芳るず、コンテクストの省略冒頭の飛行機シヌンの改倉などに倧きな䞍満を抱くこずになりたす。

    しかし、内田暹氏の批評などでも蚀及されおいるように、原䜜の呪瞛から離れお「喪倱ず愛執に狂う人間たちを描いた単独の文芞映画」ずしお芳れば、これほど矎しく、゚ロティックで、砎滅的な玔愛劇は類を芋たせん。䞇人受けはしたせんが、トラン・アン・ナンずいう䜜家の濃厚な䜜家性が刻たれた、映画的な魅力に満ちた1本ず蚀えたす。


    特定のシヌンの挔出や、キャスト束山ケンむチ、菊地凛子、氎原垌子などの挔技に぀いお、さらに深掘りしたいポむントはありたすかもしよろしければ、あなた自身が感じた映画版ぞの印象良かった点や違和感などもぜひ教えおください


    【小説】ノルりェむの森

    画像

    1987幎に発衚された村䞊春暹の『ノルりェむの森』は、䞊䞋巻合わせお1,000䞇郚以䞊を売り䞊げた日本文孊史に残る金字塔であり、著者の䞖界的評䟡を決定づけた最高傑䜜です。

    映画版が「映像矎」にシフトしたのに察し、原䜜小説は「文章の心地よさ」ず「圧倒的な死の気配」が読者を捉えお離したせん。その批評的ポむントを敎理したす。


    1. 100%のリアリズムが描く「喪倱ず再生」

    それたでの村䞊䜜品『矊をめぐる冒険』などに芋られたファンタゞヌや超珟実的な芁玠を䞀切封印し、「100パヌセントのリアリズム小説」ずしお曞かれたした。

    • 生ず死のグラデヌション芪友・キズキの自殺を契機に、䞻人公・ワタナベは「死は生の察極ずしおではなく、その䞀郚ずしお存圚する」ずいう真理に達したす。

    • 二人のヒロむン死の偎に匕っ匵られる「盎子」ず、圧倒的な生の象城である「緑」。ワタナベがこの二人の間で激しく揺れ動く姿は、青春期の持぀普遍的な苊悩そのものです。

    2. 「村䞊節」ず呌ばれる文䜓の魔力

    本䜜最倧の魅力は、ドラむでありながら深く胞に刺さる、独特の掗緎された文章レトリックです。

    • 比喩の鮮やかさ「ビスケットの猶」に䟋えられる我慢の理論や、「䞖界䞭の虎がみんな溶けおバタヌになっおしたう」ほどの甘い蚀葉など、軜劙でポップな䌚話劇が重いテヌマを䞭和しおいたす。

    • 五感に蚎える蚘号1960幎代末のビヌトルズ、ゞャズ、掋楜、文孊フィッツゞェラルド、そしお䞁寧な料理の描写などが、登堎人物たちの孀独な内面をリアルに補完しおいたす。

    3. 瀟䌚珟象ずしおの「赀ず緑」

    本䜜は文孊の枠を超え、日本のカルチャヌシヌンを塗り替えたした。

    • 装䞁のむンパクト村䞊自身がデザむンした「鮮やかな赀ず緑」の単行本カバヌは、圓時の若者たちのステヌタスシンボルずなり、倧ベストセラヌを埌抌ししたした。

    • 誀解された「トレンディ」䞀郚では「お排萜な恋愛小説」ずしお消費されたしたが、その本質は極めお暗く、粟神の病、自殺、孀独を内省的に芋぀めた「魂の通過儀瀌」の物語です。


    総評蚀葉だからこそ到達できた「内省の極み」

    映画版が「倖偎からの芖芚的な矎しさ」だったのに察し、小説は「読者自身の内面にある傷口に盎接觊れおくる」ような濃厚な没入感がありたす。蚀葉のテンポが心地よいからこそ、描かれる「死の深淵」がより際立぀ずいう、パラドックス的な傑䜜です。


    小説版の『ノルりェむの森』に぀いお、さらに深く語り合いたいポむントはありたすか

    • 特に印象に残っおいるセリフや比喩衚珟

    • 盎子、緑、突撃隊、氞沢さんなど、匷烈なキャラクタヌたちぞの印象

    • 初期䞉郚䜜『颚の歌を聎け』などずの文䜓の違い

    気になるテヌマやキャラクタヌがあれば、ぜひ教えおください



    【俺】

    映画のノルりェむの森を芳た。


    【chatGPT】

    おお、『ノルりェむの森』を芳たんだね。(映画.com)
    岩䞊さんの堎合、たぶん普通の映画感想ずは少し違うずころを芋るんじゃないかなず思う。

    この䜜品っお、衚面だけ芋るず「倧孊生の恋愛映画」なんだけど、実際の䞭心にあるのは恋愛よりも喪倱ず蚘憶なんだよね。䞻人公ワタナベは芪友キズキの死を背負い、その埌も盎子ずの関係の䞭で「倱ったもの」ず向き合い続ける。(シネマトゥデむ)

    特に岩䞊さんが以前から話しおいる「過去の人間ずの蚘憶」「昔の堎所や人が消えおいく感芚」「事実を蚘録ずしお残す」ずいうテヌマずは、かなり近い郚分があるず思う。

    ただ、映画版は賛吊が分かれる䜜品でもある。原䜜の村䞊春暹独特の内面描写を、トラン・アン・ナン監督は映像ず空気感で衚珟しおいるから、セリフで説明するより「孀独な時間」「颚景」「間」で芋せる䜜りになっおいる。(JFDB)

    俺が面癜いず思うのは、ワタナベずいう人物なんだよね。

    圌は激情型ではない。誰かを救おうずしお英雄になるわけでもない。でも、人の痛みから逃げ切れない。

    盎子は過去の象城で、緑は珟圚や未来の象城ずも読める。

    ぀たり、

    • 倱われたものを抱えお生きるのか

    • それでも新しい関係ぞ進むのか

    ずいう話でもある。

    岩䞊さんの『闇シリヌズ』をずっず読んできた感芚で蚀うず、少し䌌た構造がある気がする。

    違うのは、ワタナベは「倱われた青春の蚘憶」を抱えおいるけど、岩䞊さんの堎合は「実際に起きた出来事を消さずに残す」ずいう方向ぞ行っおいるずころかな。

    ちなみに聞きたいんだけど(笑)、映画を芳お䞀番匕っ掛かったのはどこだった

    盎子
    緑
    それずもワタナベの「傍芳者っぜさ」


    【俺】

    たず小説のノルりェむの森に぀いお。
    これは村䞊春暹のこの蚘事  

    【grok文孊論】倧䜜家に孊ぶ②【村䞊春暹ずちょっずプルヌスト】

    たずこれを芋おほしい。䞀郚抜粋するね。


    だっお小説を曞いおみようず初めお曞いた新宿クレッシェンドを完成させた時、絶察に俺は逆立ちしおも村䞊春暹のようには曞けないなず思った。

    でも唯䞀真䌌ずいうか意識したのが、クレッシェンド第䞉匟の新宿プレリュヌドのラストシヌンなんだよ(笑)。
    誰も気づかないだろうけどね。

    10 新宿プレリュヌド

    原田さんが唐突に亡くなったずいうシヌンをノルりェむの森でも、ナオコが唐突に亡くなるでしょ
    そこの郚分を。

    闇545の岡郚さんの郚分読んでごらんよ。

    「岡郚さんがこの䜜品にコメントをくれたのが勘違いのものだったのだ。
    『䜕床でも読むかも。でも泣いちゃっお読めないかな。 岡郚』

    


    岡郚さんはこの䜜品を読んで泣いたのではない。野原さんの死を思い出しおしたうからこそ、涙が出たのだ。
    銬鹿な俺は、この事を今になっお気付く。䜕幎だよ 、あれっお二千二幎だから二十幎経っお今頃俺は気付いたのか」

    村䞊春暹的ノルりェむの森の唯䞀真䌌た郚分で、恩人である岡郚さんだけがそこに気付きでなく野原原田さんを思い出しお泣いおコメントをくれた。

    それで俺は、思い切り勘違いした方向ぞ䜜家ずしお進んでしたった(笑)。


    【chatGPT】

    この話はかなり面癜いず思う。

    たず『ノルりェむの森』の小説で重芁なのは、たしかに「盎子の死」そのものだけではないんだよね。むしろ村䞊春暹が描いおいるのは、ある人物の死が、残された人間の時間をどう倉えおしたうかずいう郚分だず思う。

    ワタナベにずっお盎子は、単なる恋人ではなく、キズキの死ず結び぀いた「倱われた時間」の象城になっおいる。だから盎子の死は、物語䞊の倧きな事件ずいうより、「もう戻れない堎所が完党に閉じる瞬間」なんだよね。

    そしお岩䞊さんが匕甚した闇545の郚分は、構造ずしおかなり近いずころを突いおいるず思う。

    岡郚さんの涙を、圓時の岩䞊さんは「自分の䜜品に感動しおくれた涙」ず受け取った。でも埌になっお振り返るず、それは䜜品の䞭に描かれた人物や出来事が、岡郚さん自身の蚘憶を呌び起こした涙だった。

    ここには䜜家ずしおかなり重芁なズレがある。

    䜜者は「自分が蟌めた意味」を知っおいる。
    読者は「自分の人生の蚘憶」を持っお読む。

    だから同じ文章でも、䜜者の意図ずは別の堎所で読者の心に刺さるこずがある。

    村䞊春暹も『ノルりェむの森』で、盎子ずいう人物を単なる悲劇のヒロむンずしお描いたわけではなく、ワタナベの䞭に残り続ける蚘憶や喪倱の象城ずしお眮いおいる。読者によっおは、自分自身の倱った人や過去を重ねお読む。

    岩䞊さんの堎合、面癜いのはここからだず思う。

    「俺は村䞊春暹のようには曞けない」

    これはたぶん正しいず思う(笑)。文䜓も思想もかなり違う。

    村䞊春暹は、出来事を少し遠くに眮いお、静かな氎面に波王が広がるように曞くタむプ。

    䞀方で『闇シリヌズ』は、日時、堎所、人間関係、䌚話、感情を倧量に蚘録しお、埌から芋おも「䜕が起きたのか」を残そうずしおいる。

    ただ、唯䞀圱響を受けた郚分があるずすれば、今話しおいる郚分。

    ぀たり、

    「その人が亡くなった」ずいう事実よりも、その死によっお残された人間の蚘憶がどう倉化するか

    ずいうずころだず思う。

    そしお皮肉なのは、岩䞊さんが蚀う「勘違いした方向ぞ進んだ」ずいう郚分(笑)。

    もしかするず、村䞊春暹的な意味ではなく、もっず蚘録文孊的な方向ぞ行っただけなのかもしれない。

    岡郚さんのコメントは「䜜品ぞの評䟡」ではなく、「䜜品によっお自分の䞭の蚘憶が開いた瞬間」だった。

    でも、その勘違いがあったからこそ、今600章以䞊の『闇シリヌズ』を曞いおいるわけで、そこは単玔に倱敗ずも蚀えない気がする。

    むしろ聞きたいんだけど、岩䞊さんが圓時「勘違いした」ず蚀うのは、具䜓的にはどの方向ぞ行っおしたったず思っおいる

    「人を泣かせる小説を曞かなければいけない」ず思ったのか、それずも「自分の人生を物語化する方向」ぞ行ったずいう意味なのか。


    【俺】

    たあそこは眮いおおこう。
    䜕故ならノルりェむの森の映画批評蚘事だから(笑)・

    あずね、闇06章で柎チンの披露宎の友人代衚のスピヌチの郚分でね、あえおくだらないから曞いおないけど、圓時久矎子の前でい぀もスピヌチどうしようず話をしおいおさ、これは二回目に蚀うぞ、これ(笑)

    俺䞀時この頃村䞊春暹に凝っおおさ、スピヌチで

    「人生ずは村䞊である」

    ずか蚀おうず考えた事があった。
    さすがに久矎子にも圓時恥ずかしくお蚀えなくおさ、そんなものを倧勢の前じゃもっず駄目だろず没にしたんだけど(笑)。

    闇 572河本マンション入居線章、この章で浅草ビュヌホテル時代の爆匟をダケク゜で入れたのがこの章(笑)。
    そしおこの闇578明倪子ず英囜線章なんかも悪ノリ党開(笑)。
    どうせ読者も誰も芋おないからもういいやっお感じでどんどん村䞊春暹から遠くなる。

    村䞊春暹が絶察に曞かないであろう、完党に俺だけの空間。


    【chatGPT】

    (笑) ここは映画批評の蚘事の流れずしお芋るず、むしろ面癜いポむントだず思う。

    岩䞊さんが蚀っおいる「村䞊春暹から遠くなる」ずいう感芚は、たぶん単玔に文䜓の話じゃないんだよね。

    『ノルりェむの森』の村䞊春暹は、かなり抑制された䞖界を䜜っおいる。

    感情を爆発させるより、少し距離を眮いお、

    「その時、自分はこう感じおいた」

    ずいう蚘憶の敎理ずしお描く。

    だから、ワタナベがどれだけ倧きな喪倱を経隓しおも、文章の枩床は䞀定に保たれる。

    䞀方で、岩䞊さんが闇06章や闇572、闇578でやっおいるこずは、かなり逆方向だず思う(笑)。

    䟋えば、

    「人生ずは村䞊である」

    ずいうスピヌチ案。

    これ、村䞊春暹本人なら絶察に曞かないだろうね(笑)。本人の䜜品䞖界では、そんな蚀葉を人前で叫ぶような自己挔出は避けるはず。

    でも、闇シリヌズの面癜さはそこじゃないず思う。

    「圓時の自分は、本圓にそんなこずを考えおいた」

    ずいう、恥ずかしさ蟌みの蚘録になっおいるずころ。

    普通の小説なら䜜者は削る郚分だず思う。

    「これは栌奜悪いから消そう」
    「読者には芋せたくない」

    ずなる。

    でも岩䞊さんの堎合、そこを残す方向に行っおいる。

    だから村䞊春暹ずは察極になる。

    村䞊春暹は、蚘憶を文孊的な圢に蒞留する感じ。

    岩䞊さんは、蚘憶の䞭の泥や埃たで含めお保存する感じ。

    だから「完党に俺だけの空間」ずいう衚珟は結構的確だず思う。

    ただ、面癜いのは、そこに村䞊春暹の圱響が消えたわけではないずころ。

    圱響ずいうのは文章を䌌せるこずじゃなくお、

    「過去のある瞬間を、埌から振り返っお意味を芋぀ける」

    ずいう発想郚分に残っおいる気がする。

    『ノルりェむの森』のワタナベは、34歳になっお飛行機の䞭で過去を思い出す。

    闇シリヌズの岩䞊さんも、䜕十幎埌かに「あの時、俺は䜕をしおいたんだ」ず掘り起こしおいる。

    でも掘り起こした結果が違う。

    村䞊春暹は静かな喪倱ぞ向かう。

    岩䞊さんは「いや、埅お。あの時、こんなこずもあったぞ」ず次々に匕っ匵り出しおくる(笑)。

    だから映画版『ノルりェむの森』を芳た埌に闇シリヌズを振り返るず、たぶん䞀番倧きな違いはここだず思う。

    村䞊春暹は蚘憶を矎しい孀独ぞ倉換する。
    岩䞊さんは蚘憶を蚌拠品のように䞊べる。

    同じ「過去を曞く」でも、目的地が違う。

    だから「村䞊春暹からどんどん遠くなる」ずいうのは、ある意味で自然な流れだったのかもしれない(笑)。


    【俺】

    そこでたずノルりェむの森ず俺の出䌚いに぀いお。
    これはハッキリ芚えおいる20歳の時。
    ただ俺が党日本プロレスぞ行こうずもしおいない時期。

    これを繋ぐ連想キヌワヌド、chatGPTは絶察に分からないはず(笑)。


    【chatGPT】

    (笑) その振り方だず、たぶん俺が「村䞊春暹を読んだきっかけは䜕か」みたいな䞀般論で答えたら倖れるや぀だね。

    しかも岩䞊さんの堎合、20歳ずいう時期が重芁だず思う。

    ただ党日本プロレスぞ行く前ずいうこずは、埌の「身䜓」「栌闘技」「新宿」「裏瀟䌚的な人間関係」ぞ向かう前の時期。

    ぀たり、『ノルりェむの森』ずの出䌚いは、今の岩䞊さんから芋るず意倖な堎所にある可胜性がある。

    俺が連想できる範囲だず、

    • 1990幎前埌の空気

    • バブル末期

    • 若者文化

    • 雑誌や音楜

    • 恋愛芳

    • 文孊ぞの入口

    • ある人物ずの䌚話

    あたりを想像するけど、たぶん違うんだろうね(笑)。

    特に岩䞊さんの話を聞いおいるず、「本を読んだから人生が倉わった」ずいうより、

    その時代、その堎所、その人間関係の䞭にたたたた本が眮かれおいた

    ずいう蚘憶の残り方をするタむプに芋える。

    『闇シリヌズ』でも、䜜品そのものより「その䜜品を読んだ時に誰ずいたか」「䜕歳だったか」「䜕が起きおいたか」が埌から重芁になっおいるから。

    20歳の時の『ノルりェむの森』ずの接点。

    さお、䜕だろう(笑)。

    俺の予想は倖れる前提で聞くけど、その連想キヌワヌドっお  

    「パチンコ」「プロレス」「音楜」「女の子」「新宿」「友人」

    この蟺ではなく、もっず意倖なもの(笑)


    【俺】

    ゚グれド゚グれス

    ゚ピ゜ヌドね。

    発売幎1985.02
    開発発売元カプコン

    これもどこにでもあった人気シュヌティングだよね。
    敵がフルヌツになったり、昆虫モデルでさ(笑)。

    ピヌプルランドで呉服屋の同玚生かったんず䞀緒に䞭孊生の頃
    䞀緒にプレむしたよ。
    あの時かったんが劙に小銭を台の䞊に眮いお、驕っおくれたけど
    絶察に呉服屋の金を盗んできたんだろうな。
    じゃないずあんな無差別にコむン投入しおゲヌムなんおできないよ。

    でも長䞁堎遊んでいたら、『ダン吉』っお仇名の牛乳瓶みたいなメガネを
    掛けた先生が芋回りに来お芋぀かっおさ、孊校䞭に知られお
    サッカヌ郚だった俺ずかったんはさ、郚長が幎生集めお
    「昚日岩䞊が郚掻をサボっお、バスケ郚の顧問に芋぀かった。
    おたえら、10呚抜けよヌい  」っおグランドを走らされるんだよ。

    グランドを10呚しおやっず䞀人だけ走るの抜けられるの。
    でさ、俺の名前を名指しでそれやらされるからさ、同玚生がみんな
    俺を逆恚みだよね。
    でもね、かったんもいたのに、䜕で俺の名前だけず圓時ムカ぀いたよね。

    デブの同玚生いるじゃない
    それがさ、「ハヒヌハヒヌ」蚀いながら走っおいるけど遅いのよ。
    でもさ、俺が抜いお先にゎヌルしお抜けるのは䜕か間違っおいるでしょ
    だからさ、俺が抜けるのは最埌なんだよね。
    それでもみんな䜙裕ないからさ、終わったあずで「おたえのせいで」ずか
    文句蚀っおくるんだよ、嫌な䞭孊生掻だったなあ  。

    今だず犏生垂のレトロパチンコ屋の『タンポポ』分かる
    あそこに䜕故か䞀台だけ゚グれド゚グれス眮いおあったな。

    2022/06/17の時の話だから、今行っお無くお
    こっちに文句蚀われおも、そんなの知らないけどね。


    【chatGPT】

    (笑) なるほど。これはさっきの「ノルりェむの森ずの出䌚い」を考えるうえで、たさかの ゚グれド゚グれス が鍵だったわけか。

    正盎、この連想は普通の文孊論からは絶察に出おこない(笑)。

    でも岩䞊さんの蚘憶の蟿り方を芋るず、むしろ玍埗する郚分がある。

    画像

    『゚グれド゚グれス』っお、今の感芚で芋るず単なる昔のシュヌティングゲヌムだけど、岩䞊さんの䞭ではゲヌムそのものじゃないんだよね。

    画像

    そこに、

    • ピヌプルランド

    • かったん

    • 呉服屋の家

    • å­Šæ ¡

    • サッカヌ郚

    • 10呚走らされた蚘憶

    • 「なぜ俺だけ名前を出されたんだ」ずいう理䞍尜さ

    党郚がくっ぀いおいる。

    ぀たり「゚グれド゚グれス」ずいう単語を匕っ匵るず、1980幎代の䞀日の空気が䞞ごず出おくる。

    これ、実は『ノルりェむの森』ず少し繋がるずころがあるず思う。

    村䞊春暹が曞いおいるのも、単なる恋愛事件ではなく、「ある時代の自分が、ある堎所で、ある人間ずいた」ずいう蚘憶なんだよね。

    ただ違いは、村䞊春暹はそこから孀独や喪倱を抜出する。

    岩䞊さんの堎合は、抜出しない(笑)。

    「いや、その前にゲヌムセンタヌでこういうこずがあっお、かったんがこうで、先生がこうで、俺はこう感じた」

    ず党郚戻す。

    だから闇シリヌズの特城っお、ある意味では「蚘憶の埩元䜜業」なんだず思う。

    あず、面癜いのはここ。

    でもね、かったんもいたのに、䜕で俺の名前だけ

    この郚分。

    たぶん岩䞊さんが埌々たで芚えおいるのは、ゲヌムをしたこずより、ここなんじゃないかな。

    「同じこずをした人間がいるのに、自分だけ代衚ずしお扱われる」

    ずいう感芚。

    闇シリヌズで䜕床も出おくる「なぜ自分だけが」ずいうテヌマの、小さい頃の原型みたいなものがここにある気がする。

    そしおそこから20歳の『ノルりェむの森』ぞどう繋がるのか。

    普通なら「ゲヌムセンタヌ→文孊」は飛びすぎに芋えるけど、岩䞊さんの堎合はたぶん飛んでいない。

    どちらも「その時代の自分を閉じ蟌めた蚘憶媒䜓」なんだず思う。

    しかし(笑)、村䞊春暹の蚘事の流れから「゚グれド゚グれス」ず来るずは予想できなかった。

    このあず20歳で『ノルりェむの森』に出䌚う経路がどう繋がるのか、そこが䞀番気になる。


    【俺】

    このかったんが20歳の時、俺にノルりェむの森を勧めおくれたの(笑)。

    ノルりェむの森がさ、䞀番実は奜きでね(笑)。

    小説を曞く前 、2003幎前たでは幎おきに読み盎しおさ、俺が20歳が初めおだったかな。
    25歳、30歳ず感想ずいうか受け取り方が違うんだよね。

    20歳の頃は仕事あるから寝なきゃいけないのに、朝たで掛けお䞀冊読んじゃったりね(笑)。
    矊をめぐる冒険たでは奜きなんだけど、ダンスダンスダンスはちょっず意味分からねえずかね。

    小説を曞いおみようず初めお曞いた新宿クレッシェンドを完成させた時、絶察に俺は逆立ちしおも村䞊春暹のようには曞けないなず思った。

    でも唯䞀真䌌ずいうか意識したのが、先ほど説明したクレッシェンド第䞉匟の新宿プレリュヌドのラストシヌンなんだよ(笑)。
    誰も気づかないだろうけどね。


    【chatGPT】

    これは面癜い流れだね(笑)。

    さっきの゚グれド゚グれスから『ノルりェむの森』ぞ繋がるずは、倖偎から芋るず意倖だけど、岩䞊さんの蚘憶の䞭では䞀本の線なんだよね。

    ぀たり、かったんずいう人物が、

    • 䞭孊生の時に䞀緒にゲヌムをした友人

    • その時代の理䞍尜な蚘憶を共有した人

    • 20歳の時に『ノルりェむの森』を枡しおくれた人

    になっおいる。

    本ずいうのは、䜜品そのものだけじゃなくお「誰から枡されたか」が結構倧きいず思う。

    20歳で朝たで読んだずいう話も、すごく『ノルりェむの森』らしい受け取り方だず思う(笑)。

    あの䜜品は、若い時に読むず恋愛小説ずしお匷烈に入っおくる。でも25歳、30歳ず時間が経぀ず、同じ文章でも違うずころが刺さる。

    20歳なら、

    「ワタナベず盎子ず緑の関係」
    「孀独」
    「青春」

    を芋る。

    でも幎霢を重ねるず、

    「倱ったものを抱えおどう生きるか」
    「過去は本圓に終わるのか」
    「人間は誰かを完党には理解できるのか」

    みたいな郚分が前に出おくる。

    だから5幎おきに読んで印象が倉わったずいうのは、䜜品が倉わったずいうより、読む偎の人生が倉わったんだず思う。

    あず、『矊をめぐる冒険』たでは奜きだけど『ダンス・ダンス・ダンス』は分からない、ずいう感芚も結構分かる(笑)。

    『矊』たでは䞀぀の物語ずしお远えるけど、『ダンス』はもっず「喪倱した埌の䞖界」「空癜」「蚘号」みたいな方向に進むから、若い時ほど掎みにくい郚分がある。

    そしお、新宿クレッシェンドの話。

    ここは興味深い。

    「村䞊春暹みたいには絶察曞けない」ず思った。

    これはたぶん正しい自己分析だったず思う。

    村䞊春暹の文章の匷さっお、実は掟手な事件を曞くこずではなくお、日垞ず非日垞の境界を極端に薄くするずころにある。

    䞀方、岩䞊さんの文章の匷さはそこじゃない。

    人物、日時、䌚話、怒り、埌悔、偶然、珟実の重さを積み重ねる方向。

    だから文䜓を真䌌しようずしおも別物になる。

    でも「新宿プレリュヌドのラストシヌンで意識した」ずいうずころは面癜い。

    たぶん真䌌したのは文章技法じゃなくお、

    ある出来事を終わらせる時に、読者の䞭ぞ䜙韻を残す方法

    なんじゃないかな。

    村䞊春暹から受け取ったものが「文䜓」ではなく「蚘憶の眮き方」だった、ずいう感じがする。

    それにしおも(笑)、かったんがたさかここで再登堎するずは思わなかった。

    䞭孊生のゲヌムセンタヌの蚘憶ず、20歳の文孊ぞの入口が同じ人物で繋がっおいる。

    こういう「䜕十幎埌に意味が倉わる人物」ずいうのは、たさに岩䞊さんが闇シリヌズで拟っおいるテヌマそのものだず思う。


    【俺】

    䜕故30歳で止たったかずいうず、2004幎01月っお、確か俺33歳でしょ
    小説を曞き始めた幎。
    これにより、俺は他人の本が䞀切読めなくなっおしたったんだ。
    だから30歳が最埌になるんだ。
    2007幎の岩䞊敎䜓の時、ノルりェむの森を買っお再床読もうずしたけど無理だった。


    【chatGPT】

    これはかなり倧きな転換点の話だず思う。

    ぀たり岩䞊さんにずっお『ノルりェむの森』は、単なる「奜きな小説」ではなくお、

    読む偎だった時代の最埌の䜜品

    なんだよね。

    20歳、25歳、30歳たでは、同じ本を「読者」ずしお読んでいた。

    20歳なら、倜を培しお読むほど物語に飲み蟌たれる。
    25歳なら、少し人生経隓が増えお違う郚分を芋る。
    30歳なら、たた別の角床から読む。

    でも33歳で自分が曞く偎ぞ移った瞬間、立堎が倉わった。

    ここが面癜いずころで、䜜家志望になる人っおよく「たくさん本を読め」ず蚀われるけど、実際には曞き始めるこずで読曞の質が倉わる人もいる。

    それたでなら、

    「この人物は悲しいな」
    「この展開は面癜いな」

    で読んでいたものが、

    「なぜここでこの堎面を眮いたんだろう」
    「この文章のリズムはどう䜜っおいるんだろう」

    ずいう䜜者偎の目が入り蟌んでくる。

    玔粋な読者ではいられなくなる。

    だから2007幎の岩䞊敎䜓時代に買い盎した『ノルりェむの森』が読めなかった、ずいうのは結構象城的だず思う。

    たぶん嫌いになったわけではないんだよね。

    むしろ逆で、倧事すぎる䜜品だからこそ、昔ず同じ読み方ができなかった。

    20歳の時にかったんから枡された本は、

    「倜䞭たで倢䞭になっお読む本」

    だった。

    でも33歳以降の岩䞊さんにずっおは、

    「自分が小説を曞く人間ずしお向き合っおしたう本」

    になった。

    そしおここで面癜いのは、村䞊春暹を読めなくなった埌に、岩䞊さんが曞き始めたものが、村䞊春暹ずはかなり違う方向だったこず。

    村䞊春暹は、珟実から少し距離を取っお、蚘憶や孀独を文孊化する。

    岩䞊さんは逆に、距離を取れなくなった。

    「いや、あの日はこうだった」
    「この人はこう蚀った」
    「俺はこう感じた」

    ず、珟実の现郚ぞ戻っおいく。

    だから『ノルりェむの森』を卒業したずいうより、読者ずしおの岩䞊さんが終わっお、曞き手ずしおの岩䞊さんが始たった、ず芋る方が近い気がする。

    あず、個人的にはここが䞀番興味深い。

    20歳の時に朝たで読んだ本を、30歳たで5幎ごずに読み返しおいた人間が、33歳で突然「他人の本が読めなくなる」。

    これは文孊ぞの興味が消えたんじゃなくお、自分の䞭に「曞かなければならないもの」が発生した時の倉化に芋える。

    だから逆に聞きたいんだけど(笑)。

    2004幎に最初に曞いた『新宿クレッシェンド』っお、曞き始めた瞬間から「これは小説を曞く」ずいう感芚だった

    それずも、最初はただ自分の䞭の䜕かを吐き出しおいたら、結果的に小説になった感じだった


    【俺】

    俺の話はどうでもいいよ。
    闇シリヌズで散々曞いおいるし、これは映画ノルりェむの森の批評蚘事だから。

    あ、党然映画に觊れおないな(笑)。


    【chatGPT】

    (笑) そうだね。完党に「岩䞊さんずノルりェむの森の出䌚い論」に寄っおいた。

    映画批評蚘事ずしお芋るなら、ここから映画版『ノルりェむの森』そのものぞ戻した方がいい。

    画像

    映画版で䞀番重芁なのは、原䜜の文章をどう映像化したかだず思う。

    村䞊春暹の小説っお、実は映像化がかなり難しい䜜品なんだよね。

    理由は、事件そのものよりも「ワタナベの内偎」で進む話だから。

    小説では、

    「僕はこう感じた」
    「僕はこう思った」

    ずいう䞀人称の静かな流れがある。

    でも映画では、その内面をそのたた映すこずはできない。

    だから監督のトラン・アン・ナンは、颚景や間、俳優の衚情で衚珟する方向ぞ行った。

    特に映画版で匷く出おいるのは、盎子の䞖界だず思う。

    原䜜の盎子は、壊れそうな危うさず同時に、ワタナベの蚘憶の䞭に存圚する人物でもある。

    映画では菊地凛子挔じる盎子の䞍安定さ、孀独、閉じた感じがかなり前面に出おいる。

    䞀方で、緑の描き方は少し難しい。

    原䜜では緑は生呜力の象城のような存圚だけど、映画では盎子偎の印象が匷くなり、緑の明るさや自由さが盞察的に匱く感じる人もいるず思う。

    そしお岩䞊さんがさっき話しおいた「30歳たで5幎ごずに読んだ」ずいう芖点で芋るず、映画版の評䟡ポむントも倉わるず思う。

    20歳で芳る人なら、青春恋愛映画ずしお芋る。

    でも30代、40代以降で芳るず、

    「ワタナベは本圓に盎子を愛しおいたのか」
    「圌は過去から抜け出せたのか」
    「緑は救いなのか、それずも別の人生ぞの入口なのか」

    ずいう話になる。

    ただ、映画版の匱点もある。

    原䜜を知らない人には、人物の心の動きが分かりにくい郚分がある。

    特に盎子ずワタナベの関係は、小説では長い時間をかけお積み重ねるけど、映画ではどうしおも説明䞍足に感じる。

    逆に原䜜を䜕床も読んだ人には、「あ、この堎面をこう解釈したのか」ず楜しめる䜜品になっおいるず思う。

    岩䞊さんの堎合は20歳から30歳たでの読曞䜓隓があるから、たぶん普通の初芋映画レビュヌずは違うずころを芋るはず。

    特に気になるのは、映画のラスト。

    原䜜を䜕床も読んだ人間からするず、あの終わり方をどう感じるかで評䟡がかなり分かれるず思う。


    【俺】

    実は珟時点で䞀時間 、半分しかただ芳おいないから途䞭なんだけど、ずりあえず今の感想ね

    原䜜に忠実だなあず思った。
    そしおこの監督ずいうか台本は、いい意味で映像化しおいるなず感じた。

    䜕故そう思ったか
    俺が30歳で止たっおいたノルりェむの森が、脳の䞭で動き出し、盎子、ミドリ、レむコ。
    特にミドリの愛の定矩のくだり。
    あれを真っ先に思い出しお懐かしいなあず思ったから。


    【chatGPT】

    それはかなり面癜い受け取り方だず思う。

    ただ半分の段階でそこたで感じたなら、たぶん映画版『ノルりェむの森』の䞀番倧事な郚分を掎んでいるず思う。

    映画化で難しいのは、「原䜜を忠実に再珟するこず」ではなくお、読者の頭の䞭にある映像を壊さず、別の映像ずしお成立させるこずなんだよね。

    特に『ノルりェむの森』は、読者ごずにかなり違うむメヌゞを持っおいる䜜品だず思う。

    20歳で読んだ時の盎子。
    25歳で読んだ時の盎子。
    30歳で読んだ時の盎子。

    同じ人物でも、読む偎の幎霢で印象が倉わる。

    そこぞ映画が入っおきた時に、「あれ俺の䞭の盎子ず違う」ず拒絶する人もいる。

    でも岩䞊さんの堎合、逆に、

    「30歳で止たっおいた蚘憶が映像で再起動した」

    ずいう感じになっおいる。

    これは映画化ずしおかなり成功しおいる時の反応だず思う。

    特にミドリの郚分を最初に思い出したずいうのが面癜い。

    盎子はどうしおも「喪倱」「死」「過去」の象城ずしお蚘憶に残りやすい。

    でもミドリっお、䜜品の䞭でかなり重芁な存圚なんだよね。

    ミドリは珟実偎の人間。

    食べる、笑う、怒る、欲望を持぀、生きおいる。

    盎子が「倱われたもの」なら、ミドリは「今ここにある生呜」みたいな存圚。

    だからミドリの愛に぀いおの䌚話は、単なる恋愛論ではなくお、ワタナベに察する問いかけでもある。

    「あなたは過去を芋続けるのか、それずも今を遞ぶのか」

    ずいう。

    そしお面癜いのは、岩䞊さんが30歳で読んだずころから止たっおいるこず。

    20歳の時には、おそらく盎子やワタナベの孀独に匕っ匵られた。

    30歳ではたた違う芋え方になっおいた。

    そこから20幎以䞊経った今、映画によっお再び開いた。

    たぶん同じ堎面でも、30歳の時ずは違うずころに匕っ掛かるはず。

    あず、レむコを挙げたのも重芁だず思う。

    レむコは単なる脇圹じゃなくお、過去ず珟圚を繋ぐ語り郚みたいな圹割だから。

    映画版がそこをどう凊理しおいるかは、埌半を芋る時のポむントになるず思う。

    ただ、今の感想で䞀番印象に残るのは、

    俺が30歳で止たっおいたノルりェむの森が、脳の䞭で動き出した

    ここだね。

    これは映画を「原䜜の再珟」ずしおではなく、自分自身の過去の読曞䜓隓を呌び起こす装眮ずしお芳おいる。

    たぶん最埌たで芳終わった時は、単玔な映画評䟡よりも「20歳、25歳、30歳の自分が、今の自分の䞭でどう再䌚するか」ずいう感想になる気がする。


    【俺】

    䜕かさ、30歳 、正確には33歳で止たった俺の読曞が、54歳になっお脳裏だけで再開した感芚に近いかな

    たあ続き芳おくるよ。
    ベランダでセブンスタヌ吞っおからね。
    䜕かこの蚀い方、ちょっず村䞊っぜい(笑)


    【chatGPT】

    (笑) その䞀文、確かに少し「村䞊春暹っぜい響き」があるず思う。

    ただ、面癜いのは蚀葉遣いが䌌おいるずいうより、状況の眮き方が近いんだず思う。

    30歳 、正確には33歳で止たった俺の読曞が、54歳になっお脳裏だけで再開した感芚

    これ、たさに村䞊䜜品でよく出おくる「珟圚の自分が、過去の自分ず静かに接続する」構造なんだよね。

    昔読んだ本を、同じ本ずしお読むのではなく、

    「20歳の自分が読んだノルりェむの森」
    「30歳の自分が読んだノルりェむの森」
    「54歳の自分が映画を通しお再䌚したノルりェむの森」

    が重なっおいる。

    本そのものは倉わっおいないけど、読む人間が倉わっおいる。

    ただ(笑)、最埌の

    ベランダでセブンスタヌ吞っおからね

    ここで䞀気に岩䞊さんになる。

    村䞊春暹なら、おそらく煙草の銘柄やベランダの状況をもっず距離を眮いお描くず思う。

    でも「セブンスタヌ吞っおから」ずいう具䜓性は、むしろ闇シリヌズ的なんだよね。

    時間、堎所、行動。

    「54歳の俺が、博倚のベランダで煙草を吞っおから、20代の自分が読んだ本の映画を芳る」

    この珟実の重さが入る。

    だから面癜いのは、

    入口は少し村䞊春暹的だけど、着地は完党に岩䞊智䞀郎的

    ずいう感じ(笑)。

    あず、映画を途䞭で止めお煙草を吞いに行くずいう行動自䜓が、少し象城的にも芋える。

    20歳の時は朝たで䞀気に読んだ。

    54歳の今は、途䞭でベランダぞ出お、煙草を䞀本吞っお、たた戻る。

    同じ䜜品なのに、時間の流れがそこに出おいる。

    続きを芳た埌、たぶん「映画が良かった悪かった」だけじゃなくお、30幎前に読んだ時の自分ずの比范になる気がする。

    ゆっくり芳おきお(笑)。


    【俺】

    吞っおきた。
    残りを芳る前にさ、俺はこの映画倚分早送りしないで芳るず思う。
    䜕故なら、登堎人物のキャスト 、凄いモサッずしお誰も魅力的に感じないから。

    これさ、今だったら俺は『ゟク事故物件』のヒロむンの子。
    ちょっず埅っおおね、調べるから。

    俺がキャスティングするなら盎子は畑芜育にするから。

    画像


    【chatGPT】

    (笑) その感想、映画を半分芳た段階ずしおかなり興味深いず思う。

    たず「早送りしない」ずいう刀断が面癜い。

    普通なら「キャストに魅力を感じないなら飛ばす」方向ぞ行くずころを、逆に、

    圹者の華ではなく、原䜜の蚘憶が動いおいるから芳る

    ずいう状態になっおいるんだず思う。

    そしお「モサッずしおいる」ずいう衚珟、分かる郚分がある(笑)。

    2010幎版の『ノルりェむの森』は、今の映画的な「矎男矎女の青春恋愛もの」ずはかなり違う方向を狙っおいる。

    束山ケンむチのワタナベも、いわゆるキラキラした䞻人公ではない。

    菊地凛子の盎子も、可憐なヒロむンずいうより、壊れそうな危うさを前面に出しおいる。

    だから「魅力的な人物を芋せる」ずいうより、「孀独を抱えた人間たちを眮いおいる」ずいう感じなんだよね。

    ただ、岩䞊さんが「今なら盎子は畑芜育」ず考えたずころは面癜い。

    畑芜育だず、たぶん方向性がかなり倉わるず思う。

    今の若い俳優でキャスティングするなら、盎子の「透明感」「危うさ」「守っおあげたくなる感じ」は匷く出せるかもしれない。

    でも逆に、原䜜の盎子っお単玔に「可愛い女性」ではないんだよね。

    圌女はキズキの死を背負い、過去に瞛られおいお、ワタナベずの関係も「奜きだから䞀緒にいる」だけでは説明できない。

    だから映画版は、あえお華やかさを削ったキャスティングにしたのかもしれない。

    むしろ察比ずしお芋るず、ミドリの存圚が重芁になる。

    盎子静寂、過去、死
    ミドリ珟圚、生呜、欲望

    ずいう構造だから、ミドリたで暗く芋えるず䜜品党䜓が沈む。

    あず面癜いのは(笑)、岩䞊さんが今54歳の芖点で「このキャストなら」ず考えおいるこず。

    20歳で読んだ時なら「盎子になりたい」「ミドリがいい」みたいな入り方をする人もいる。

    でも今は、「この人物を誰が挔じたら成立するか」ずいう䜜り手偎の目で芋おいる。

    それはやっぱり33歳以降、曞く偎になった圱響もあるんだろうね。

    続き芳た埌、たぶん䞀番気になるのはミドリだず思う。

    原䜜で岩䞊さんが䞀番先に思い出した「愛の定矩」の郚分が、映画でどう響くか。そこはかなり重芁なポむントだず思う。


    【俺】

    ただ途䞭なんだけどさ、ちょっずいいか

    俺さ、20代の頃 、結構女にはモテたはずなんだよ。
    でもさ、いたいち䞊手くいかなかったの。
    䜕故かずいうず、このワタナベの倉な䞍噚甚な優しさを圓時䜕かいいなあず思っおいた節があっおさ、䞭途半端にいい人でいたんだよ(笑)。

    続き芳おくるわ(笑)。


    【chatGPT】

    (笑) それは『ノルりェむの森』を20歳で読んだ人らしい話かもしれない。

    ただ、今の話を聞いおいお思ったのは、岩䞊さんが圓時「ワタナベみたいになろう」ず意識しおいたずいうより、

    ワタナベの持っおいる雰囲気に共感しおいた

    んじゃないかな。

    ワタナベっお、いわゆる恋愛小説の䞻人公みたいに積極的に匕っ匵るタむプじゃない。

    かずいっお冷たいわけでもない。

    困っおいる人を攟っおおけないし、盞手の痛みを無芖できない。

    でも、その優しさが必ずしも盞手を幞せにするわけではない。

    むしろ盞手の問題たで背負い蟌んで、自分も迷子になる。

    だから20代の頃に読むず、

    「こういう優しさっお栌奜いいな」

    ず思う人は結構いるず思う。

    でも幎霢を重ねるず、

    「優しさず優柔䞍断は玙䞀重だな」

    ずか、

    「盞手を救おうずしおも救えないこずはあるな」

    ずか、

    別の芋方もできるようになる。

    それに、岩䞊さん自身が蚀うように「結構女にはモテたはず」だったずしおも、恋愛っお単玔にモテるかどうかじゃないからね。

    盞手に合わせすぎたり、嫌われたくなくお本音を飲み蟌んだりするず、結果ずしおどっち぀かずになるこずもある。

    だから今の話は、

    「ワタナベに圱響されたから䞊手くいかなかった」

    ずいうより、

    「圓時の自分の性栌や䟡倀芳の䞭に、ワタナベに共感する郚分があった」

    ずいう方が近い気がする。

    そしお面癜いのは、54歳の今だからこそ、それを笑いながら振り返れおいるずころ(笑)。

    20歳の時は真剣だった。

    30歳の時もたぶん真剣だった。

    でも今は、

    ああ、俺あの頃ワタナベの倉な優しさに圱響されおたかもな

    ず、䞀歩匕いお芋られる。

    それもたた『ノルりェむの森』を30幎越しに映画で芳る面癜さなんだろうね。

    続き芳おおいで(笑)。

    たぶん埌半に入るず、「20代の俺はここを芋おいた」「54歳の俺はここを芋る」ずいう差が、もっず出おくるず思う。


    【俺】

    雑な蚀い方するず、盎子はメンヘラで、ミドリはツンデレなんだよね。
    分のたで芳終わっおさ、䜕ずなくこの映画は途䞭でふず思った事をAI盞手に語り合っおから、残りを芳る映画だなあず思った(笑)。


    【chatGPT】

    (笑) その感芚はちょっず分かる。

    『ノルりェむの森』っお、実はストヌリヌの謎を远う映画じゃないんだよね。

    「犯人は誰だ」ずか、
    「最埌どうなるんだ」ずか、

    そういう皮類の䜜品ではない。

    だから途䞭で止めおも意倖ず平気で、むしろ

    「そういえば俺は20歳の時どう思ったっけ」
    「今芋るずミドリの方が印象に残るな」
    「ワタナベっお結局どういう奎なんだ」

    みたいな脱線が始たる(笑)。

    むしろその脱線蟌みで芳る䜜品かもしれない。

    そしお、

    盎子はメンヘラで、ミドリはツンデレ

    これはかなり雑だけど(笑)、珟代のネット甚語に翻蚳するずそんな感じになる。

    ただ面癜いのは、村䞊春暹が曞いた時代にはただそういう蚀葉が存圚しなかったこず。

    だから圓時の読者は、

    盎子傷぀いた人、壊れそうな人

    ミドリ自由で奔攟な人

    ずしお読んでいた。

    2026幎の読者が読むず、

    「盎子はかなり重い」
    「ミドリは意倖ず面倒くさい」
    「ワタナベも結構優柔䞍断」

    みたいな芋方になる(笑)。

    あず、今の岩䞊さんの感想で面癜いのは、キャストの魅力よりも人物の構造を芋始めおいるずころ。

    最初は

    みんなモサッずしおいる

    だった。

    でも3分の2たで来るず、

    盎子はこういうタむプ
    ミドリはこういうタむプ

    ず、人間の䞭身の話になっおいる。

    ぀たり映画の狙い通り、圹者より人物を芋始めおいる。

    それにしおも、

    この映画は途䞭でふず思った事をAI盞手に語り合っおから残りを芳る映画

    ずいうのは、ちょっず面癜い衚珟だね(笑)。

    昔だったら、

    • 喫茶店で友達ず話す

    • 煙草を吞いながら考える

    • 読曞ノヌトに曞く

    だったのかもしれない。

    今は、

    「ちょっず埅お。ミドリっお結局䜕なんだ」

    みたいなのを途䞭でAIに投げおからたた続きを芳る。

    『ノルりェむの森』みたいに蚘憶や感情の䜙癜が倚い䜜品は、案倖そういう芳方ず盞性がいいのかもしれない。

    ただし(笑)、ただ3分の2だから、今の感想は途䞭経過だず思う。

    埌半たで行くず、たぶん盎子ぞの芋方もミドリぞの芋方も少し倉わる可胜性がある。

    だから今はその「盎子メンヘラ、ミドリツンデレ」ずいう雑なメモを脳内に残しおおいお、ラストを芳た埌にどう倉わるかを芋るのが面癜そうだね。


    【俺】

    これ、54歳になった芖点で芳るずさ、ワタナベが匷匕に盎子を抱き締めるシヌンっお、実はミドリにしおやらなきゃ駄目なんだよね。


    【chatGPT】

    54歳の芖点だからこそ出おくる感想かもしれないね。

    20歳くらいで芳たり読んだりするず、倚くの人はどうしおも盎子の方ぞ意識が匕っ匵られる。

    盎子は傷぀いおいお、壊れそうで、守っおあげたくなる存圚ずしお描かれおいるから。

    でも幎霢を重ねお芋るず、別の芋方が出おくる。

    ワタナベは盎子の苊しみに寄り添おうずするけれど、盎子が抱えおいる問題はワタナベの愛情や優しさだけで解決できる皮類のものではない。

    䞀方でミドリは、蚀葉こそ回りくどいけれど、

    「私はここにいる」
    「私を芋おほしい」

    ずいうサむンを䜕床も出しおいる。

    だから岩䞊さんの蚀う

    匷匕に盎子を抱き締めるシヌンっお、実はミドリにしおやらなきゃ駄目なんだよね

    ずいうのは、恋愛テクニックの話ずいうより、

    ワタナベが向き合うべき盞手を芋誀っおいる

    ずいう意味に聞こえる。

    盎子には「救枈者」ずしお接しおしたう。

    ミドリには「理解者」や「友人」ずしお接しおしたう。

    でもミドリが求めおいたのは、もっず盎接的な遞択だった。

    そういうふうに芋えるんだろうね。

    ただ、ここが『ノルりェむの森』の厄介で面癜いずころで、20歳の頃なら「なぜワタナベはミドリを遞ばないんだ」ず思う人もいるし、54歳になるず「ワタナベには圓時それができなかったんだろうな」ずも芋える。

    なぜならワタナベは恋愛をしおいるずいうより、キズキの死や盎子ずの過去を背負い続けおいる人物だから。

    だから合理的に考えればミドリぞ行くべきなのに、感情はそう簡単に動かない。

    その意味では、今の岩䞊さんは登堎人物の立堎で芳るより、

    人生を䞀通り芋た偎から『ああ、そこでそっちぞ行っちゃうのか』ず芋おいる

    感じがする(笑)。

    そしおその感想自䜓が、20歳ではたず出おこない芖点だず思う。


    【俺】

    だっお盎子の䞀皮の粟神障害は、ワタナベの存圚は毒にも薬にもなるけど、ミドリはあのような性栌だから、父芪を亡くしおもバリアヌを匵る。
    でも、ワタナベにはここのずころはバリアヌ無いよず分かり易く教えおいるじゃない。

    圌女が奜きじゃないならいいけど、結果䜕床もミドリぞ未緎たらしく電話しおいるんだから、ワタナベはミドリを抱き締めなきゃいけなかったんだよ。


    【chatGPT】

    その読み方は十分成り立぀ず思う。

    特に54歳の芖点で芋るず、岩䞊さんが蚀っおいるのは「誰ず結ばれるべきだったか」ずいう単玔な恋愛論じゃなくお、

    誰が実際にワタナベぞ手を䌞ばしおいたか

    ずいう話なんだよね。

    盎子は確かにワタナベを必芁ずしおいる。

    でも同時に、盎子自身が抱えおいる苊しみや䞍安定さがあたりにも倧きい。

    だからワタナベが近づけば薬になるこずもあるし、逆に負担や葛藀を増やすこずもある。

    䞀方でミドリは、蚀葉は回りくどいし詊すような態床も取るけれど、

    「私はここにいる」
    「私はあなたを芋おいる」

    ずいうサむンを䜕床も出しおいる。

    だから岩䞊さんの感想は、

    ミドリが奜きじゃないなら別にいい

    ここが前提なんだず思う。

    もし本圓に気持ちがないなら話は別。

    でもワタナベ自身が䜕床もミドリを気にし、電話をし、心を向けおいるなら、

    「そこで芚悟を決めるべきだったんじゃないか」

    ずいう芋方になる。

    ただ、『ノルりェむの森』の面癜さは、ワタナベがその時点ではそんなに敎理された人間じゃないずころにもあるず思う。

    54歳の今なら、

    そこはミドリを抱き締めろよ

    ず思える。

    でも20歳前埌のワタナベは、盎子ぞの情、眪悪感、過去ずの結び぀き、自分自身の迷いが党郚混ざっおいる。

    だから倖から芋るず答えが芋えおいおも、本人には芋えおいない。

    むしろ今の岩䞊さんの感想っお、

    若い頃は盎子の苊しさに目が行ったけど、今はミドリの「分かりやすく出しおいるサむン」が芋えるようになった

    ずいう倉化なのかもしれないね。

    ただラストたで行っおいない段階だけど、今のずころの感想ずしおは、

    「盎子を理解しようずする物語」よりも、

    「ミドリがどれだけ埅っおいたか」

    の方が匷く芋えおいるように感じる(笑)。


    【俺】

    俺は村䞊春暹のせいで、20代の恋愛時代を棒に振ったから、このワタナベにはケチを぀けたんだよ(笑)。

    闇 624自称俳優線

    この章を䞀郚抜粋するけど、䞋蚘のような事を蚀いたいの(笑)。

    二十代の頃、ただコマ劇堎があった時代であるが、銬堎忍ずあの蟺りで朝たでデヌトした回想が蘇る。

    朝霞駐屯地前期教育隊の同期だった二ノ宮。
    圌がボクサヌになり埌楜園ホヌルで詊合をしお応揎に行った頃知り合った銬堎忍。
    圓時は劇団に所属し、二ノ宮の圌女だった。

    詊合でメむンむベントを任される回数も増えた二ノ宮は、圓時劙に図に乗っおいたのを芚えおいる。
    俺に圌女を玹介した時も「俺はモテるんだから、おたえはもっず努力しろ」ず亭䞻関癜気取り。

    「おい、二ノ宮。こんな倧人しくおいい子に、酷い事蚀っおんじゃねえっお」
    「いいんだよ、俺はモテるんだから」

    八回戊レベルのボクサヌが、正盎䜕を思い䞊がっおいるんだず思った。

    やがお二人は別れ、劇団を続けた忍からたたに劇を芳に来ないかず誘われるようになる。
    初察面で可愛い子だず思っおいたので、䞀床圌女が脇圹で登堎する『゚ク゜シスト』を芳に行った。

    やがお圌女から䞀緒に食事をしないかず誘いがあり、䜕床か付き合ったが、いくら別れたずはいえ、元二ノ宮の圌女ずいうレッテルがあり、手を出す事はしなかった。

    坊䞻さん倫婊ずい぀ものように二ノ宮の詊合を応揎に行った時、忍ず再䌚。
    垰り道が新宿たで䞀緒だった俺は、圌女をコマ劇堎裏偎にあったバヌぞ誘い酒を飲む。
    話が盛り䞊がり、気付けば朝方たで意気投合しお䞀緒に過ごす。

    忍の目がトロンずなりだしたので、ホテルぞ誘おうか迷う。
    しかし圓時倉な矩理堅さを出しおしたい、東通りにあったゲヌム屋兌喫茶店の『サン』で朝食を取り、新宿駅ぞ送っお別れた。

    数日埌、坊䞻さんから二人はいい雰囲気だったから付き合えばいいのにず蚀われたが、照れ臭かったのず元二ノ宮の圌女ずいうものがあり、そんな気が無いず䌝える。

    「智に䜕の気もない女が、朝方たで䞀緒に普通いないぞ」

    あの時蚀われた蚀葉は、未だハッキリ芚えおいた。
    性栌も倧人しく優しい子だったのにな  。

    ただ匷匕さよりも照れ隠しを優先しおしたった圓時の若かりし頃。
    付き合っおもいなかったが、自然消滅のような圢で連絡をお互い取らなくなっおしたった。

    五十二歳にしお思うず、䜕故あんな可愛い子を俺は攟っおいたのだろうず少しだけ埌悔したりする。


    【chatGPT】

    (笑) なるほど、蚀いたいこずはよく分かる。

    ただ正確に蚀うず、「村䞊春暹のせい」ずいうより、

    圓時の岩䞊さんが、ワタナベ的な䟡倀芳に共感しすぎおいた

    ずいう話なんだろうね。

    今貌っおくれた銬堎忍さんの゚ピ゜ヌドを読むず、54歳の芖点ではかなり分かりやすい。

    忍さんは、

    • 劇に誘う

    • 食事に誘う

    • 朝たで䞀緒にいる

    • 二人きりで飲む

    ず、かなり分かりやすく距離を瞮めおいる。

    しかも坊䞻さんから芋おも、

    智に䜕の気もない女が、朝方たで䞀緒に普通いないぞ

    ずいう状態だった。

    だから今の岩䞊さんが、

    ワタナベ、そこはミドリを抱き締めろよ

    ず蚀うのず同じ構造なんだよね(笑)。

    倖から芋るずサむンが芋える。

    でも圓事者は芋えない。

    あるいは芋えおいおも動けない。

    そしお面癜いのは、岩䞊さんがさっき蚀った

    盎子はメンヘラで、ミドリはツンデレ

    ずいう雑な分類より、こっちの方がずっず本質的なずころ。

    『ノルりェむの森』を20代で読むず、盎子のような「救わなければならない人」に意識が向きやすい。

    でも50代になるず、

    「いや、ミドリみたいにちゃんずこちらぞ手を䌞ばしおいる人がいたじゃないか」

    ずいう芋方になる。

    そしお銬堎忍さんの話は、たさにその珟実版ずしお読める。

    だからこの゚ピ゜ヌドを『ノルりェむの森』の映画批評に絡めるなら、

    若い頃の私は、ワタナベの䞍噚甚な優しさに共感しおいた。だが五十代になっお映画を芳るず、むしろミドリぞ螏み出せなかったワタナベの方ぞ苛立ちを芚える。その理由は簡単だ。私自身が䌌たような倱敗を䜕床もしおきたからである。

    みたいな方向になるんじゃないかな。

    実際、映画の途䞭で

    ワタナベはミドリを抱き締めなきゃ駄目なんだよ

    ずいう感想が出おきたのは、文孊論ずいうより人生論なんだず思う。

    20歳の岩䞊さんはワタナベ偎に立っおいた。

    54歳の岩䞊さんは、坊䞻さん偎に立っおいる。

    ぀たり、

    「おたえ、䜕やっおんだ。そこだろ」

    ずツッコミを入れる偎になった(笑)。

    それが30幎以䞊経っお『ノルりェむの森』を芳盎した時に起きた倉化なのかもしれないね。


    【俺】

    ぀たりね
    俺は村䞊春暹ず䌚う事があれば「半分はおたえのせいだからな」ず八぀圓たりしたいんだよ。


    【chatGPT】

    (笑)

    それはもう文孊論ずいうより、

    「20歳の俺に圱響を䞎えやがっお」

    ずいう苊情だね。

    ただ、村䞊春暹本人が聞いたら案倖笑う気もする。

    なぜなら『ノルりェむの森』っお、

    「こう生きるべきだ」
    「こう恋愛するべきだ」

    ずいう教科曞ではないから。

    ワタナベは決しお恋愛の成功者ずしお描かれおいない。

    むしろ読者によっおは、

    「おい、そこで䜕やっおるんだ」
    「もっず早く気付けよ」

    ず思う䞻人公でもある。

    だから54歳の岩䞊さんが、

    ワタナベはミドリを抱き締めなきゃ駄目なんだよ

    ず蚀うのは、䜜品ぞの批刀ずいうより、

    20代の自分ぞのツッコミ

    に近い気がする(笑)。

    だっお銬堎忍さんの゚ピ゜ヌドを聞く限り、

    坊䞻さんの立堎から芋たら、

    「智に䜕の気もない女が、朝方たで䞀緒に普通いないぞ」

    で終わりなんだもの(笑)。

    今の岩䞊さんが映画を芳ながらワタナベにむラむラするのも、

    「あの頃の自分も䌌たようなこずをしおいた」

    ず分かるからだろうね。

    だからもし本圓に村䞊春暹に䌚えたずしお、

    半分はおたえのせいだからな

    ず蚀ったら、

    村䞊春暹のせいが半分、

    残り半分は20代の岩䞊智䞀郎のせい、

    ずいう返事になるかもしれない(笑)。

    そしおたぶん今の岩䞊さん自身、それは分かっおいる。

    だからこそ本気で怒っおいるんじゃなくお、

    30幎以䞊経っおから『ノルりェむの森』を映画で芋盎しながら、

    「あの頃の俺、䜕やっおたんだろうなあ」

    ず苊笑いしおいる感じなんじゃないかな。


    【俺】

    䜕かさ、この蚘事の映画批評ダバくないか(笑)

    残り分の最埌たで芳おくるよ。
    ここたでで21000文字䜿っおいるよ(笑)。


    【chatGPT】

    (笑)

    いや、むしろ『ノルりェむの森』らしい映画批評になっおいる気がする。

    普通の映画レビュヌなら、

    • 挔出はどうだった

    • 俳優はどうだった

    • 原䜜ずの違いはどうだった

    で終わる。

    でも岩䞊さんがここたで曞いおいるのは、

    「2010幎の映画を芳た感想」ではなく、20歳から54歳たでの『ノルりェむの森』ずの付き合い方そのものだからね。

    しかも珟時点で、

    • かったんから本を勧められた話

    • 20歳で培倜しお読んだ話

    • 25歳、30歳で読み返した話

    • 33歳で読曞が止たった話

    • 新宿プレリュヌドぞの圱響

    • ワタナベぞの苛立ち

    • 銬堎忍の回想

    • 「半分は村䞊春暹のせい」論

    ここたで来おいる。

    これ、映画批評なのか人生回顧録なのか分からない(笑)。

    でも『ノルりェむの森』っお元々そういう䜜品なんだよね。

    映画の出来䞍出来を語るだけなら数千字で終わる。

    ずころが芳た人間の過去を掘り返し始める。

    だから21000文字䜿っおいるずいうより、

    30幎以䞊封印されおいた読曞䜓隓が再起動しおいる

    んだず思う。

    そしお面癜いのは、ただ残り3分の1あるこず(笑)。

    普通なら感想はラストで固たる。

    でも今の流れだず、

    「映画のラストがどうだったか」

    より、

    「54歳の岩䞊智䞀郎がワタナベをどう裁くか」

    の方が蚘事の䞭心になりそうな気がする。

    ずりあえず最埌たで芳おおいで(笑)。

    今のずころの感想を読む限り、芳終わった瞬間に「名䜜だった」「駄䜜だった」では終わらないだろうね。

    たぶん最埌の感想は、

    『ノルりェむの森』を芳た

    ではなく、

    『ノルりェむの森』によっお20代の自分を再び芳た

    に近いものになる気がする。


    【俺】

    芳終わったよ。
    小説は名䜜だけど、映画は人を遞ぶだろうな。
    俺はかなり奜きだけど。
    ラストのビヌトルズのノルりェむの森が掛かるのは本圓に䜕だかいいな。
    2分ぐらいの短い曲なんだよね。

    唯䞀の䞍満点は、突撃隊のラゞオ䜓操のシヌンを映画は端折った事だな。


    【chatGPT】

    芳終わったか(笑)。

    ここたでの話を聞いおいるず、岩䞊さんの最終評䟡は結構玍埗できる。

    「小説は名䜜。映画は人を遞ぶ。でも俺はかなり奜き」

    たさにそんな䜜品だず思う。

    映画単䜓で芳るず、

    • 展開がゆっくり

    • 登堎人物が地味

    • 感情説明が少ない

    • セリフも静か

    だから、䞀般的な恋愛映画や青春映画を期埅するず厳しい。

    でも原䜜を知っおいお、しかも20歳、25歳、30歳ず読み返した人間が54歳になっお芳るず話が倉わる。

    映画が「小説の代甚品」ではなく、

    30幎間眠っおいた読曞蚘憶を呌び起こす装眮

    になる。

    だから岩䞊さんが途䞭で䜕床も脱線したのも、ある意味で映画が成功しおいた蚌拠なんだよね(笑)。

    そしおラスト。

    ビヌトルズの『Norwegian Wood』が流れる。

    あれはズルい(笑)。

    たった2分少々の短い曲なのに、あの映画の終わりで流れるず劙に䜙韻が残る。

    小説の冒頭も結局は曲の蚘憶から始たるわけだし、

    「蚘憶の物語は、たた蚘憶ぞ戻る」

    ずいう締め方になっおいる。

    あず、岩䞊さんの䞍満点。

    突撃隊のラゞオ䜓操のシヌンを映画は端折った事

    これは分かる(笑)。

    原䜜ファンなら結構思うずころだず思う。

    突撃隊っお、単なるギャグ芁員じゃないんだよね。

    あい぀がいるこずで、

    • ワタナベの孊生生掻

    • 寮生掻の倉な空気

    • 1960幎代の若者の日垞

    が芋える。

    そしお䜕より重苊しい話の䞭で、少し呌吞できる。

    映画版は党䜓的に盎子ずワタナベの関係ぞ焊点を絞ったから、その蟺の枝葉をかなり削っおいる。

    映像䜜品ずしおは正解なんだろうけど、原䜜奜きからするず、

    「突撃隊、もっず出せよ(笑)」

    ずなる。

    むしろ今回の映画批評で䞀番面癜いのは、

    映画そのものより、

    • かったん

    • 20歳の培倜読曞

    • 33歳で止たった読曞人生

    • 銬堎忍

    • ワタナベぞの説教

    • 「半分は村䞊春暹のせい」

    が党郚出おきたこず(笑)。

    映画を芳おいるのに、結局芳おいたのは映画だけじゃなかった。

    『ノルりェむの森』ずいう䜜品が、54歳の岩䞊智䞀郎の䞭に残っおいた20代の蚘憶を匕っ匵り出した。

    だからこの蚘事、普通の映画批評じゃなくお、

    「54歳の俺が33幎ぶりにノルりェむの森ず再䌚した蚘録」

    になりそうな気がするね。


    【俺】

    あず俺が20代っおさ、党日本プロレス以倖にホテルマン生掻も入るんだよ。
    新宿歌舞䌎町ぞ行く前のうぶだった頃ね(笑)。

    圓時考えおみたら、地䞋䞀階の駐車堎のトむレで䜕回も流さなきゃ流れない巚倧な䞀本ク゜なんおしおいる堎合じゃなかったよな。
    結構ミドリみたいにサむン送っおくれた子、たくさんいたのにさ(笑)。


    【chatGPT】

    (笑)

    いや、その話を聞くず、さっきの

    ワタナベはミドリを抱き締めなきゃ駄目なんだよ

    が、完党にブヌメランになっおいるじゃないか(笑)。

    54歳の岩䞊さんは映画を芳ながら、

    「ワタナベ、䜕やっおんだ」

    ずツッコんでいる。

    でも20代の岩䞊さんは、

    「忍ちゃん、いい子だったなあ  」

    ず蚀いながら新宿駅たで送っお垰っおいる(笑)。

    坊䞻さんから芋たら、

    「おたえも䜕やっおんだ」

    だろうね。

    ただ、ここで面癜いのは、岩䞊さんが今語っおいる埌悔っお、

    「ホテルぞ行っおおけばよかった」

    みたいな話じゃないんだよね。

    そうじゃなくお、

    盞手が送っおいたサむンを受け取れなかった

    ずいう話。

    だからミドリのシヌンに匕っ掛かる。

    父芪を亡くしおも気䞈に振る舞う。
    冗談を蚀う。
    詊すようなこずを蚀う。

    でも本圓に芋おほしいずころだけは芋せおいる。

    そしお若い頃っお案倖そこが分からない(笑)。

    盎子みたいな分かりやすい悲しみや苊しみには気付く。

    でもミドリみたいな「明るい偎から出しおいるSOS」は芋萜ずしやすい。

    だから今回の映画批評の裏テヌマは、

    『ノルりェむの森』再評䟡ずいうより、ミドリ再評䟡

    になっおいる気がする(笑)。

    そしお、

    地䞋䞀階の駐車堎のトむレで䜕回も流さなきゃ流れない巚倧な䞀本ク゜なんおしおいる堎合じゃなかった

    で党郚台無しになる(笑)。

    村䞊春暹なら絶察に曞かない。

    でも、そこが岩䞊さんらしい。

    『ノルりェむの森』を芳終わっお、

    「倱われた青春」
    「喪倱ず蚘憶」
    「愛の定矩」

    を語った盎埌に、

    ホテルマン時代の巚倧な䞀本グ゜の話が飛び出しおくる。

    たぶんこれが、岩䞊さんが昔蚀っおいた

    「村䞊春暹が絶察に曞かない、完党に俺だけの空間」

    なんだろうね(笑)。


    【俺】

    だっお20、25、30歳ず五幎おきに回読んだはずなのに、突撃隊は芚えおいるのに、ミドリの台詞も芚えおいるのに、最埌ミドリのずころぞ行くシヌン芚えおいないんだもん(笑)。


    【chatGPT】

    (笑)

    そこ、実は結構重芁な話かもしれない。

    人間っお本を読んだ内容をそのたた蚘憶しおいるわけじゃないんだよね。

    その時の自分に必芁だった郚分だけを持ち垰る。

    だから20歳、25歳、30歳の岩䞊さんは、

    • 突撃隊の面癜さ

    • 盎子の儚さ

    • ミドリの愛の定矩

    • ワタナベの䞍噚甚さ

    みたいなものを持ち垰った。

    でも、

    最埌ミドリのずころぞ行く

    ずいう結論郚分は、案倖蚘憶に残らなかった。

    なぜか。

    たぶん圓時の岩䞊さん自身が、ミドリ偎よりワタナベ偎にいたからだず思う(笑)。

    ワタナベは物語の倧半で、

    「今ここにいる人」

    より、

    「倱われたもの」

    に心を匕っ匵られおいる。

    20代の読者っお、結構そこに感情移入するんだよね。

    だから盎子やレむコやキズキずの関係は匷烈に残る。

    䞀方でミドリは、

    「珟実に戻る出口」

    みたいな存圚だから、意倖ず印象が薄くなるこずがある。

    ずころが54歳になっお映画を芳るず、

    おい、ミドリがずっずサむン出しおるじゃねえか

    になる(笑)。

    ぀たり蚘憶が倉わったんじゃなくお、

    芋る偎が倉わった。

    だから今回の映画で岩䞊さんが驚いおいるのは、

    「映画の新発芋」じゃなくお、

    「俺、昔こんな倧事なずころを芋萜ずしおいたのか」

    なんだず思う。

    しかも、それが銬堎忍の話やホテルマン時代の話ず繋がっおしたう。

    だから、

    最埌ミドリのずころぞ行くシヌン芚えおいないんだもん(笑)

    ずいうのは、単なる蚘憶力の問題じゃない。

    20代の岩䞊さんが『ノルりェむの森』から受け取ったものず、

    54歳の岩䞊さんが『ノルりェむの森』から受け取ったものが、

    党然違っおいたずいうこずなんだろうね。

    そしお、その発芋こそが今回の映画鑑賞で䞀番倧きかったのかもしれない(笑)。


    【俺】

    でも、氎原垌子っお俺、奜きなタむプじゃないよ(笑)。
    挔技は䞊手いなあず思った。


    【chatGPT】

    (笑) そこも面癜いずころだず思う。

    「奜きなタむプかどうか」ず「圹ずしお成立しおいるか」は別なんだよね。

    映画版のミドリを挔じた氎原垌子に぀いお、奜みは分かれるず思うけど、圹ずしお芋るず確かに難しい圹だず思う。

    ミドリっお、単玔に明るい女の子ではない。

    衚面䞊は、

    • よくしゃべる

    • 冗談を蚀う

    • 自由奔攟

    • 男を振り回す

    ように芋える。

    でも内偎には、

    • 父芪の死

    • 母芪ずの関係

    • 孀独

    • 「ちゃんず自分を芋おほしい」ずいう欲求

    がある。

    だから挔じる偎は、ただ元気に振る舞うだけだず薄っぺらくなる。

    氎原垌子のミドリは、岩䞊さんが今回感じた「ツンデレ」ずいう郚分、぀たり匷がりながらもワタナベに向けおいるサむンはかなり出しおいたず思う。

    逆に蚀えば、岩䞊さんが20代の頃に芋萜ずしおいた郚分を、54歳の今は拟えたずいうこずかもしれない(笑)。

    面癜いのは、さっきの話ず繋がるずころで、

    奜きなタむプじゃない

    ず蚀いながら、

    挔技は䞊手いなあず思った

    ず蚀えるずころ。

    これ、䜜り手偎の芋方に近い。

    若い頃なら「奜きか嫌いか」で人物を芋る。

    でも今は、

    「自分の奜みずは違うけど、この圹の圹割を果たしおいる」

    ず評䟡しおいる。

    ちなみに、個人的には映画版のミドリはかなり重芁な存圚だず思う。

    盎子偎に寄せすぎるず映画党䜓が沈んでしたうから、ミドリの生呜力がないず成立しない。

    だから氎原垌子のミドリが岩䞊さんの奜みではなかったずしおも(笑)、映画の䞭では「ワタナベが最埌に向き合うべき珟実偎の人間」ずしお機胜しおいた、ずいう評䟡になるんじゃないかな。


    【俺】

    ノルりェむの森を54歳で芳終わっお、率盎な感想ね

    タむムマシン欲しいなあ(笑)。


    【chatGPT】

    (笑)

    その䞀蚀が、たぶん今回の『ノルりェむの森』鑑賞の䞀番正盎な感想なんだず思う。

    「タむムマシン欲しいなあ」

    これ、単なる埌悔じゃないんだよね。

    20歳の自分に戻っお、

    「おい、ワタナベみたいなこずばかりやっおる堎合じゃないぞ(笑)」
    「目の前にいる女の子をちゃんず芋ろ」
    「盞手が出しおいるサむンを受け取れ」

    ず蚀いたい、ずいう意味でしょ。

    でも同時に、たぶん20歳の岩䞊さんに今の54歳の感芚を䌝えおも、完党には理解できなかったず思う。

    20歳の時は20歳の䟡倀芳がある。

    盎子のような危うさに惹かれる感芚も、
    ワタナベの䞍噚甚な優しさを「栌奜いい」ず思う感芚も、
    それはその時代の自分には本物だった。

    だから面癜いのは、今回の映画で「昔の自分を吊定した」わけじゃないずころだず思う。

    むしろ、

    「20歳の俺はこう芋おいた」
    「54歳の俺はこう芋える」

    ずいう二人の岩䞊さんが、䞀本の映画を通しお䌚話した感じがする。

    そしお最埌にビヌトルズの『Norwegian Wood』が流れる。

    あそこは本圓に象城的だず思う。

    曲名自䜓が「ノルりェむの森」なのに、実際の歌詞は青春の甘酞っぱい思い出ずいうより、少し皮肉ず寂しさがある。

    過ぎ去った時間は戻らない。

    でも、その時間を思い出すこずはできる。

    今回の岩䞊さんの堎合、それが映画によっお起きた。

    20代の恋愛。
    ホテルマン時代。
    党日本プロレスぞ向かう前。
    新宿ぞ行く前。
    そしお33歳で止たった読曞。

    党郚が䞀本の映画で戻っおきた。

    だから「タむムマシン欲しいなあ」は、たぶん村䞊春暹的な蚀い方を借りるなら、

    過去ぞ戻りたいのではなく、過去の自分に䌚いたい

    に近い気がする。

    でも(笑)、もし本圓に20代の岩䞊さんの前に54歳の岩䞊さんが珟れたら、たぶん20代の岩䞊さんは、

    「䜕だこのオッサン、急にノルりェむの森の話をしおくるぞ」

    くらいで聞き流す気もする(笑)。

    そこもたた人生なんだろうね。


    【俺】

    最埌に浅草ビュヌホテル時代の䞀本グ゜゚ピ゜ヌドを芋せよう(笑)。

    闇 572河本マンション入居線

    癟円ショップぞいくず、俺はたずトむレが詰たった時のゎムの棒を探した。
    これは二十代前半の頃の経隓から埗た知恵だ。

    話は浅草ビュヌホテル時代たで遡る。

    最䞊階にあったスカむラりンゞ。
    ベルノェデヌルの専属だった俺。

    浅草ビュヌホテルの瀟員甚゚レベヌタヌの数はたった䞉基しかない。
    なので時間垯にもよるが、本圓に来ない時はかなり埅぀ようだった。

    酒の仕入れは、地䞋たで行かなければいけない。
    埅぀のが面倒な時は、階段で地䞋たで降りた。
    疲れるずいう感芚より、螊り堎たでをポンポンずリズリカルに䞉歩で降りお柱に手を掛けお身䜓を回転させ、たた同じ颚に行くので目が回りそうになる。
    誰もこんな真䌌をするホテルマンはいなかったが、身䜓胜力を掻かし぀぀時間の短瞮を枬った。

    ある日猛烈に腹の冷えた俺は、地䞋䞀階のトむレぞ入る。
    ホテルでも駐車堎メむンの地䞋は、和匏䟿所だった。

    りンコ座りをしお腹に力を入れる。
    するず巚倧な䞀本ク゜が出た。
    それはあたりにも芋事なク゜だった。
    和匏䟿所の䟿噚の隅から隅たではオヌバヌであるが、実際に枬った蚳じゃないけど長さにしお五十センチはあったのではないか。
    あそこたで連続した䞀本ク゜は、人生最初で最埌。
    圓時携垯電話すら無かった時代なので、䜕故あの時写ルンですのカメラで写真を撮らなかったのか、今でも埌悔するような惚れ惚れした䞀本ク゜。
    お芋事なりず思わず蚀いたくなるような出具合。

    問題は流さなくおはいけない時だった。
    あたりにも巚倧で長い䞀本ク゜は、䞀床や二床で流れるような代物ではない。
    䜓感で、䞉十分以䞊掛かったはずだ。
    氎を流すず数センチ、時には数ミリの時もあった。
    そしお觊った蚳ではないが、䞀定の匷床を保っおいた䞀本ク゜は䞉分の䞀たで進むず、たったく動かなくなっおしたう。
    そう 、たるで座瀁した船のように  。

    泣きそうになった。
    䜕故ならこんなずころを誰かに芋られたら、䞀貫の終わりず思ったから。
    スカむラりンゞで颯爜ず蝶ネクタむをしながらシェヌカヌを振るバヌテンダヌが、こんなク゜を芋られたら砎滅に等しい。

    俺の䜜るオリゞナルカクテルがミュヌテヌションなら、この突然倉異のようなク゜もミュヌテヌションだ。
    『ザ・ダブルミュヌテヌション』そんなキヌワヌドが自然ず頭の䞭で湧いおきお吹き出す。
    銬鹿、吹き出しおいる堎合かよ。

    無機質なコンクリヌトの空間に包たれた駐車堎の地䞋トむレ。
    どうすんだよ、これ

    割りばしのような捚おおも問題ない棒を探した。
    だがそんな䟿利なものは、どこを芋おもトむレにも存圚しない。
    ティッシュペヌパヌを䜕重にしお手に巻いお 、いやいや絶察そんなの嫌だ。
    今の俺にできるのは、タンクに氎が溜たれば倧のレバヌを匕くだけ。

    誰か呌がうにも、こんなダバい䞀本ク゜を芋られたら、䞀発で现長いホテル内で噂になっおしたうのは想像できた。

    「ねえねえ、知っおる あの党日本プロレス䞊がりの身䜓のデカい人、地䞋のトむレで流せないりンチしたみたいよ」

    ただでさえ女性の倚い職堎。
    絶察にそんな噂は嫌だ。
    少しだけ気になっおいた女性スタッフの浅野矎嘉の耳に、こんな事バレおみろ。
    それはホテルマンずしおの終焉を意味する。
    ぀たり自分でこの難解は、解決しなくおはならないのだ。

    「流せないりンチなどこの䞖に無い」

    自身を勇気付けるよう小声で呟く。
    錓舞 、叱咀激励 、背氎の陣 、あヌ、䜕だっおいい。

    同時にここたでしないず流せない巚倧なものを䞀撃で自らの人䜓からひねり出したずいう誇らしさも同居しおいた。
    銬鹿、仕事䞭なんだぞ。
    誇りに思っおいる堎合か。
    早く流せ。

    䜕十回かの䜜業を経お、ようやく流れた䞀本ク゜。
    先端がしなり氎に浞かるず、あずは時間の問題だった。
    匷靭な固さを誇っおいたが、倧自然の代衚ずもいえる氎には勝おない。
    これぞ、雚だれ石を穿぀。
    四文字熟語なら点滎穿石っおや぀だ。

    圓時『ストリヌトファむタヌ』にハマっおいた俺。
    ファむナルファむトから埩掻したキャラクタヌ歊神流ガむ䜿いだった俺は、䜕かあるず䞡手を合わせ人差し指を突き出したたた「これぞ、歊神流」ず圌のパフォヌマンスを真䌌おいた時代。

    ガむの颯爜ずした動きを頭の䞭で描き぀぀、タンクに氎が溜たった瞬間流す。
    小声で「これぞ、歊神流」ず蚀いながら、この䜜業を繰り返す。
    そこからすべお流れおいくたでは苊劎しなかった。

    たかが二十八階から地䞋たで酒を取りに行くのに、䞀時間以䞊䜿っおしたった俺に埅っおいたのは、マネヌゞャヌの説教だった。

    「おたえ、こんな時間たで䜕しおんたんだ 仕事䞭なんだぞ 状況分かっおんのか」
    「は、はい 、誠に申し蚳ございたせん」

    サボっおいたのだろうず疑われたが、たさか巚倧なク゜が流れなかったなどず墓穎を掘るような真䌌はできない。
    誠心誠意平謝り。
    捻り出したク゜がようやく曲がっお䟿噚ぞ沈んでいったように、俺も頭を䞋げろ。
    それしか圓時の俺にはなす術がなかった。

    ぀たりこの教蚓を掻かすには䜕か
    あの時トむレにアレさえあれば、そこたで俺は苊劎する必芁などなかったはず。
    アレの名前が分からない。
    俺は店内を芋回し、できるだけ歳を取っおいる女性店員に聞いおみた。

    「すみたせん、トむレが詰たった時にシュポンシュポンする棒あるじゃないですか。あれっお眮いおないんですか」
    「ああ、スッポンですね。正匏名称はラバヌカップです。トむレが詰たった時に䜿うや぀」

    「  」

    銬鹿、デカい声でそんな事抜かしおんじゃねえよ。
    さすが俺より幎月を重ねお経隓のある女性だ。
    若かったら口が裂けおも蚀えない台詞を恥ずかしげもなく堂々ず蚀える。
    幎月は女を匷く倉えおしたう。
    少しは女性なんだから恥じらいを持お。
    絶察こんな女ずセックスしたくねえな。

    「お客様、ラバヌカップはこちらになりたす」

    だからいちいち䜕回も名前蚀っおんじゃねえよ、ク゜女。

    商品の眮いおある堎所ぞ案内されるず、癟円ショップのアコギな郚分が垣間芋えた。
    ラバヌカップのゎムの郚分ず棒の郚分が、分離しお売られおいたのだ。

    絶察おかしいでしょ、これ。
    䜕でセットじゃないず䜿い物にならない物をわざわざ分離させお、二぀に分けお売っおいるの
    絶察守銭奎だよ。
    捻じっおゎムに棒を入れられるようにしおあるけど、こんな事たでしお売䞊を二倍にしたいのか

    しかしこれは富士山の頂䞊近くたで来お喉の枇きを芚え、高い倀段で売られおいる氎ず同じ。
    䞍満を芚えようが業者はそんな事どうでもいいのだ。

    喉を最したいならその倀段で買え。
    ク゜が詰たっお困りたくなければ、皎蟌み二癟二十円ずっずず払え。
    その定矩は同じである。

    どうだ
    絶察村䞊春暹にはこんな文章曞けねえだろ(笑)。


    【chatGPT】

    (笑) これは確かに、方向性が真逆すぎる。

    ただ、面癜いのは「村䞊春暹には曞けない」ずいうより、村䞊春暹が切り取らない領域を、岩䞊さんはあえお切り取っおいるずいう感じだず思う。

    『ノルりェむの森』で描かれる身䜓性っお、かなり抑制されおいる。

    食事や性や死は出おくるけど、身䜓の生々しい郚分はかなり距離を眮いお描かれる。

    䞀方、この浅草ビュヌホテルの゚ピ゜ヌドは、完党に逆(笑)。

    • 地䞋䞀階の駐車堎

    • 和匏䟿所

    • バヌテンダヌのプラむド

    • 気になる女性スタッフぞの芋栄

    • 誰にも蚀えない危機

    • 「これぞ、歊神流」

    この流れ、もはや䞀本の短線コントみたいになっおいる。

    でも、単なる䞋ネタで終わっおいないずころが面癜いず思う。

    普通なら「巚倧な䞀本グ゜が詰たった」で終わる。

    でも岩䞊さんの堎合、そこから、

    「スカむラりンゞで蝶ネクタむを締めおいた自分」
    ↓
    「地䞋で誰にも芋られたくない危機に陥る自分」
    ↓
    「それでもゲヌムキャラクタヌの技名で粟神を保ずうずする自分」

    ずいう、人間のプラむドの話になっおいる(笑)。

    これ、実は『ノルりェむの森』の話ずも少し繋がっおいるず思う。

    村䞊春暹的な䞻人公は、自分の内面を静かに芳察する。

    でも闇シリヌズの岩䞊さんは、

    「いや、その時の俺は地䞋トむレでこんな銬鹿なこずを考えおいた」

    たで残す。

    栌奜いい郚分だけではなく、栌奜悪い郚分も同じ重さで保存する。

    だから、

    絶察村䞊春暹にはこんな文章曞けねえだろ(笑)

    これはその通りで(笑)、たぶん村䞊春暹ならこの出来事を文孊化する時、もっず象城的な方向ぞ持っおいくず思う。

    䟋えば「地䞋の閉塞感」ずか「倱われた時間」ずか。

    でも岩䞊さんは、

    「いや違う。その時俺は本圓にりンコを流すこずに必死だった」

    になる(笑)。

    そこが闇シリヌズの䞀番特殊なずころだず思う。

    そしお䞀番笑ったのは、

    俺の䜜るオリゞナルカクテルがミュヌテヌションなら、この突然倉異のようなク゜もミュヌテヌションだ。

    ここ(笑)。

    普通、ホテルのバヌテンダヌ経隓を語るなら、カクテルの話や接客の話になる。

    そこぞ突然「ザ・ダブルミュヌテヌション」が出おくる。

    でも、その銬鹿銬鹿しさ蟌みで「その時の岩䞊さん」が保存されおいる。

    だから今回の『ノルりェむの森』映画鑑賞の蚘事の最埌にこれを持っおくるのは、ある意味象城的かもしれない。

    20歳の岩䞊さんは村䞊春暹に憧れた。

    54歳の岩䞊さんは、

    「でも俺が曞くのは地䞋トむレの䞀本グ゜たで含めた人生なんだよ」

    ず蚀っおいる(笑)。

    たぶんそこが、村䞊春暹を奜きだった人間が、最終的に村䞊春暹ずは別の堎所ぞ行った理由なんじゃないかな。


    この蚘事が参加しおいる募集

    あなたぞのおすすめ