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芋出し画像

おお぀たび0日目たかない3食付き、枩泉入り攟題、でも働きたす埳島線

    【前回たでのあらすじ】
    初めおの“おお぀たび”に遞んだのは、日本䞉倧秘境・埳島の山奥。秒で消える油揚げ"がけあげ"や、ゆったりずした時間を過ごす䜏人たちに翻匄され぀぀、枩泉よりもあったかい町に、今、攟り蟌たれたが

    バスに揺られお20分。
    右に巊に山をくねくね攻めながら、「これ䞋界に戻れるのか」ずいう䞍安ず、「こんなずこに本圓にホテルあるんか」ずいう疑念を抱き぀぀、最埌はもう任せたぞ運転手っお感じで身を預けるのみ。

    さすが日本䞉倧秘境の䞀角。
    Googleマップには曞いおない情報が、この土地にはぎっしり詰たっおる。空気の密床、鳥の鳎き方、遠くで鳎る川の音。党郚が、ここでの暮らしを先回りしお教えおくれおるようです。

    ——ここは、来た人だけが知る堎所。
    俺は今、その扉をノックしたずころ。

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    「ホテルかずら橋」

    埳島県䞉奜垂西祖谷山村善埳−
    ※掲茉蚱可がおりたので勀務地を加筆したした。

    そしお぀いに、たどり着いた。俺の新倩地、ホテル。職堎。生掻の舞台。その瞬間、バスのドアがぷしゅヌっず開いたわけだけど、目の前にね、いるのよ。スヌツの男。ピシッずしおる。ピカピカしおる。おや、これは宿泊客埅ちのスタッフかなず䞀瞬思ったんだけど、念のために挚拶しおみたらたさかの返事。

    「お埅ちしおおりたした。」
    なヌんず、俺のためだった。

    いや、ちょっず埅お。なんで俺ごずきのためにこんな玳士がず思ったら、あずで聞いおびっくり仰倩。圌は営業郚長※正確には別の肩曞き。えそんなえらい人が 旅の぀いでの流れ者に 迎えに

    たしかにホテルたでの移動方法に぀いおは前もっおメッセヌゞで共有しおいたけども。たぶんこれは接客ずいうか人生の栞心なんだけども「おもおなしはお客様のためだけにあらず」。人ずしおの姿勢が問われるのは、出䌚いの䞀瞬だず、そう思い知りたしたよ。

    ホテルの䞭ぞずずずいず案内され、女将さんずもご挚拶。その空気は柔らかくお柄んでいお、思わずこちらも背筋ぎん。

    それから間もなく少々、やっお来たした。
    そう、今日から俺ず䞀緒におお぀たび生掻を送る、同期の登堎である。

    そう、今日からお䞖話になるおお぀びず※おお぀たび参加者をこう呌ぶは、俺ず、もう䞀人。぀たり同期。同期っお蚀葉、恐ろしい。友にもなれば敵にもなる。仕事では共に励たし合い、倜は枕投げで友情を深める。でももし盞性悪けりゃ、廊䞋ですれ違うたびに睚たれお、颚呂堎では挚拶代わりに肩パンをされるかもしれないのだ。

    だから、ドキドキだった。たずはバスから降りおくるのをホテルの゚ントランスからガラス越しに芳察。  降りおきたのは、爜やか系むケメン青幎。スタむル良し。肌぀や良し。人生二呚目かっおくらい䜙裕ある笑顔。こっちはただ「攻撃」ず「防埡」しか芚えおないのに、向こうはすでに「魅了」ずか「萜ち着く」ずか䜿っおきそうな雰囲気。

    これは、たずい。すでに色々負けおいる。

    俺「はじめたしお、俺です。」
    圌「はじめたしお千葉から来たした。1X歳の〇〇です」

             え

    10代
    ここ、埳島。君、千葉から。10代で

    行動力のバケモンかよ。

    けどね、色々話しおみたら、めちゃくちゃいいダツだった。空気を乱さない優しい感じ。もう、それだけでこの3週間、やっおいける気がしおきた。

    ちなみにお互い、おお぀たびは初めお。

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    さお、いざ、営業郚長による斜蚭ツアヌ。
    たずは瀟員寮。ドアが開いた瞬間、声が出た。

    いや、最高やん。

    これ、普通に客宀。っおか、"圓たり"の客宀。
    郚屋の空気がすでに枅められおる。旅っおさ、いろんな芁玠があるけどさ、俺的ピヌクっおい぀も「宿の郚屋に足を螏み入れたずき」なのよ。あの瞬間、すべおが始たり、そしお完結する。もうこの3週間、保蚌された。なんなら今すぐ垃団にダむブしお、3週間寝おたい。寝起きで枩泉入っお、たた寝たい。おお぀たびじゃなくお、おひるねたびでいい。  いや、働きたす。すみたせん。がんばりたす。

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    党様。TVず金庫、゚アコンもある。
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    掗面所ずトむレ、ポットに冷蔵庫付き。
    おお぀たびでの職堎はトむレ共甚が倚いなか凄たじい埅遇。

    次に案内されたのは颚呂。倧济堎、露倩颚呂、サりナ、氎颚呂、足湯。オヌル枩泉、氎は湧き氎。お颚呂のフルコヌス、党郚盛り。しかも、基本入り攟題。

    「ちょっず暇だから枩泉でも浞かるか〜」が蚱される䞖界。誰が想像した、そんな働き方。

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    そしお、瀟員のみなさんにご挚拶たわり。

    たずはフロント。ピシッずしおる。でも、あたたかい。
    目が合った瞬間、「あ、この人、信甚できる」っおなる。

    そしお仲居さん。笑顔の奥にプロ魂がギラ぀いおる。癒しず緊匵が同居しおるっおどういうこず空気が敎っおる。

    調理堎では、料理人たちが調理の真っ最䞭。包䞁がたな板に圓たる音だけで、党員の栌がバレおる。料理バトル挫画の最終話くらいのテンション。

    そしお驚愕の事実。
    なんず、すでに6人ものおお぀たびの先茩がいた。え、俺ら2人だけじゃないの裏に控えおたの宝塚かっおくらい局が厚い。

    けどこれ、単に「人手が足りない」ずかじゃない。
    噂によるず、そういう話じゃない。もっず熱い、もっず倧きな流れを感じた。ホテルず地域の掻性化を狙っおいるらしい。「足りないから来おもらう」じゃなくお、「もっず面癜くしたいから巻き蟌みたい」の気持ち。このホテル、想像以䞊にすごいのかもしれない。

    そしお最埌に、出たよ。出たしたよ。

    たかない。

    これが  ダバい。

    たず蚀わせおくれ。今回のおお぀たび、1日3食付き。え、ちょっず埅っお。聞こえたしたさん・しょく・぀き。もうこれだけで涙ちょちょぎれる。食費れロ、脳内ハむタッチ連発。自炊の手間買い出し掗い物知らんな。

    さらに䜜っおくれるのは、この高玚ホテルの料理人たち。プロ䞭のプロ。呜かけお包䞁握っおるタむプの料理人たち。食べなきゃ損ずいうレベルではない。むしろこのためだけに参加したずいっおも過蚀ではない。「ごはんがすごいらしいよ」でおお぀たびの募集説明が事足りる勢い。もちろん、お仕事も党力で頑匵りたす。ハむ。

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    この日の倕食鶏ずタケノコの煮物。

    タケノコどこ産っお聞いたら、なんず、スタッフさんが山で掘っおきたや぀。口に運べば、鶏はホロホロにほぐれ、タケノコはシャッキシャキに䞻匵しおくる。和食らしい䜙韻が心地よい。味付けは、しっかり濃いめ。お仕事終わりの胃袋に刺さる味。たぶん。今日はお仕事なんもしおないけども。

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    さらに、出た。郷土料理の「そば米雑炊」。

    実はこちら、「そば米」ずいっおも米に非ず。䞻圹は「そばの実」。なぜかっおこの祖谷地域、地質の郜合で田んがが䜜れなかったのだ。぀たり、米が䜜れなかった。

    でも人は食べたい。
    憧れは止たらない。
    だから、そばの実に「米」の名前を䞎えた。

      泣いおいいですか

    その䞀杯には、ただの栄逊じゃなくお、土地の蚘憶ず、人の執念ず、垌望ず、工倫ず、生掻者たちの誇りが、ギュッず詰たっおた。

    いりこ出汁がしっかり効いおお、スプヌンが止たらん。そばの実がぷちぷちしおお、噛むたびに「ここに来たんだ」っお実感する。

    こういうのを、“魂の䞀杯”っお蚀うんだず思った。

    ちなみに珟代ではお祝い事などで食べられるハッピヌフヌドに成り䞊がっおいるずか。

    そしお倜は曎ける。
    この日は露倩颚呂でフィニッシュ。月が優しい。山颚が冷たい。静かな湯けむりの䞭で、明日からの仕事に備えお、そっず心を敎える。

    明日から、いよいよお仕事本番。

    俺、生き残れるか。
    乞うご期埅。

    ぀づく。


     
     
    ご飯ず旅のラむタヌに憧れお、ご飯ず旅だけしおいたら䜕もできないおじさんになっおいたした。笠岡したたびアンバサダヌ🏝(2026幎床)東京→岡山

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