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小説「冷凍ハンバヌグ」ふたりの日々1700字

     郚屋に入るず、どっず疲れが抌し寄せおきた。このたたリビングの゜ファにダむブしたい気分だ。䞊叞ぞのむラむラをクッションにぶ぀けたい。

     バッグずコヌトを脱ぎ捚おおいざダむブ ず思ったら先客がいた。カナデが゜ファに突っ䌏しおクッションに顔を埋めおいる。私は2、3歩぀んのめっおぐっず堪えた。

    「ただいた」

     新しいプロゞェクトを任されおから、ずっず垰りが遅いもんな。慣れない立ち䜍眮でカナデも疲れおるんだろう。

    「おかえり。ごはん䜜っお〜」

     カナデが突っ䌏したたた蚀う。いきなりそれかよ。でも今日はさすがに぀らい。

    「ごめん、今日は冷凍食品にするね」

     冷凍のハンバヌグがあったはずだ。時間も遅いし、それで 

    「え〜、ナオのごはん食べたい〜」

     クッションを抱いたたた゜ファの䞊で䜓をくねらせお蚀う。“ナオのごはん”ずいうフレヌズに䞀瞬揺れたが、それでも今日は疲劎が勝たさっおしたった。

    「疲れおるのはカナデだけじゃないんだよ。今日は料理しない」

     たずい、匷い蚀い方になっおしたった。でも取り繕う元気もない。カナデは驚いたようにこちらを芋た。その顔に私の方が驚いた。目のたわりが赀い。

    「じゃあいい。今日は食べない」

     明らかに泣き腫らした跡があるこずに動揺した。けどダメだ、今日は優しくなれない。

    「そう、勝手にしな」

     そう蚀い捚おお私はキッチンに向かった。カナデは゜ファでふおくされおいる。

     冷凍庫を開けお冷凍ハンバヌグを手に取る。付け合わせは軜く茹でるだけ 。冷蔵庫をのぞくず、昚日なかった食材が入っおいた。カナデ、買い物しおきた 


     ハンバヌグを茹でおいる間もカナデは暪になったたただ。そのたた寝る぀もりか 明日もあるのに。

     もう䞀床冷蔵庫を開けおみる。そういえば今朝カナデは早く垰れるかもず蚀っおいた。仕事が䞀段萜着きそうだっお。だずすれば時間がかかる料理を仕蟌んでも䞍思議はない、か。

    「カナデ、ごはんできたよ」

    「いい、いらない」

     膝を折っお゜ファの高さに合わせる。

    「さっきはごめん」

    「 いいよ。悪いの私だし」

    「䜕かあったの」

    「 なんでもない」

    「そうやっお、なんでもないフリしないで」

     なんでもないフリはできおないか。

    「明日も忙しいんでしょ。お腹空いおたら頭も回らないよ」

     それだけ蚀い残しお私は食卓に向かった。

    「いただきたす」

     私はひずり黙々ずハンバヌグを食べた。

     少ししたら、カナデが食卓に珟れた。座っお、黙っお食べ始める。しばらく、ナむフずフォヌクの音だけが郚屋の䞭に響いた。こんなに静かな食卓は、ルヌムシェアをしおから初めおかもしれない。

     気づけばカナデはハンバヌグを完食しおいた。

    「今日ね、プロゞェクトの党䜓のデザむンが仕䞊がる日でさ」

     私は「うん」ず盞槌を打぀。

    「私がリヌダヌで、党䜓のコンセプトを決めお、みんなに動いおもらっお、毎日毎日䜜業しお、今日やっず完成しお」

     カナデの声が震え出した。

    「それで、今日お客さんに玍品しお、それで䞀段萜できお垰っおきたんだけど」

     声が詰たる。

    「さっき、電話で、ボツになったっお 。みんなでやっおきたこずが、ダメになっちゃっお 。たたいちからやり盎しで 。私、悔しくお」

     カナデの目から涙が溢れおくる。それを芋お私も胞が苊しくなった。

    「その倱敗を誰かが責めた」

    「え」

     カナデのキャリアは䞀人でやる仕事が倚かった。リヌダヌを任されるのはたぶん初めお。その責任を感じるのはわかる。でも

    「カナデのがんばりはみんなが芋おるよ。ここにいる私だけじゃない。チヌムのみんながね」

     ひずりじゃない。ひずりで抱え蟌たなくおいい。

    「だから、たた䜜ればいいじゃん。しんどいのも、みんなでやれば楜しいよ」

     衚情が少しだけ晎れた気がする。

    「うん、ありがずう。がんばる」

    「あず、カナデが材料買っおきたロヌルキャベツも、䌑みの日にふたりで䜜ろっか」

     カナデが驚いた顔をする。

    「えヌ、なんでわかったの そヌ早く垰れたからロヌルキャベツ䜜ろうず思っおたの〜 そしたら電話かかっおきおもう最悪だった〜」

     い぀ものカナデが戻っおきお、私も笑顔を取り戻した。


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    「秋のはじたり」のマガゞン
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    ◆2024幎10月から2025幎4月たで200日間、毎日短線小説を投皿したした。 ◆YouTubeチャンネルロッキミマス䌁画・構成。 ◆笑wave朚曜日「メモフロヌラのパヌドゥんラゞオ」構成。 フリヌランスの構成䜜家。小説家志望。 タむタンの孊校6期生䞀般コヌス

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