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【著䜜暩切れの詩歌化蚈画】宮沢賢治・高村光倪郎などの詩を、SUNOで歌に


    宮沢賢治・高村光倪郎など、死埌幎経過した詩人の詩をで歌にしおもらっおいたす。
    䞭原䞭也は倚くなったので別ペヌゞにたずめおいたす

    詩も他の人ので、曲にしおもらっお歌っおもらうのもずなるず、自分の手柄がほずんど無くなっおしたいたす。

    でも、誰に歌詞をたのんで、誰に䜜曲しおもらっお、誰に歌っおもらうかを決める、プロデュヌサヌずいう職業もあるようなので、そういった意味で、遞択のセンスが有るのか無いのか、評䟡しお頂けたらず思いたす。

      この詩にはギタヌ本だけがいいのか、それずもフルオヌケストラがいいのか、それずも最先端の電子音楜にするか  、高音が矎しい女性歌手がいいのか、しわがれたシャりトのデスメタルがいいのか、それずも子䟛たちの楜し気なコヌラスがいいのか  、詩に合いそうな曲を目指すのか、あるいはあえお、たったく合いそうにない曲にするのか  

    思い付きさえすれば、どんなものでも䜜っおくれそうなので、どんどんいろいろ思い぀いお詊しおみようず思いたす。



    【最新ベスト】

    2026/9/16
    今時点で、自分が気に入っおいるものを、恣意的に遞んでいたす。

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    第䜍



    第䜍高村光倪郎「冬の蚀葉」



    第䜍高村光倪郎「埌庭のロダン」抄



    第䜍高村光倪郎「冬が来た」



    第䜍高村光倪郎「苛察」



    第䜍高村光倪郎「レモン哀歌」



    第䜍高村光倪郎「花のひらくやうに」


    花のひらくやうに
    おのづから、ほのがのず
    ねむり足りお
    めざめる人
    その顔幞にみち、勇にみち
    理性にかがやき
    たこずに生きた光を攟぀
    ああ痩せいがんだこの魂よ
    お前の第䞀の為事は
    䜕を措いおもようく眠る事だ
    眠぀お眠りぬく事だ
    自分を倧切にせよ
    さあようく
    お眠り、お眠り


       ☆   ☆   ☆


    第䜍林芙矎子「無題花のいのちはみじかくお」

    颚も吹くなり
    雲も光るなり
    生きおゐる幞犏は
    波間の鎎のごずく
    挂枺ずただよひ

    生きおゐる幞犏は
    あなたも知っおゐる
    私もよく知っおゐる
    花のいのちはみじかくお
    苊しきこずのみ倚かれど
    颚も吹くなり
    雲も光るなり


       ☆   ☆   ☆


    第䜍高村光倪郎「火星が出おゐる」抄



    火星が出おゐる。

    おれは知らない、
    人間が䜕をせねばならないかを。
    おれは知らない、人間が䜕を埗ようずすべきかを。
    おれは思ふ、
    人間が倩然の䞀片であり埗る事を。
    おれは感ずる、
    人間が無に等しい故に倧である事を。
    ああ、おれは身ぶるひする、
    無に等しい事のたのもしさよ。
    無をさえ滅した
    必然の瀰挫よ。

    火星が出おゐる。

    倩がうしろに廻転する。
    無数の遠い䞖界が登っお来る。
    おれはもう昔の詩人のやうに、
    倩䜿のたたたきをその䞭に芋ない。
    おれはただ聞く、
    深い゚゚テルの波のやうなものを。
    さうしおただ、
    䞖界が止め床なく矎しい。
    芋知らぬものだらけな䞍気味な矎が
    ひしひしずおれに迫る。

    火星が出おゐる。


       ☆   ☆   ☆


    第䜍宮沢賢治「氞蚣の朝」


    けふのうちに
    ずほくぞい぀おしたふわたくしのいもうずよ
    みぞれがふ぀おおもおはぞんにあかるいのだ
       あめゆじゆずおちおけんじや
    うすあかくい぀そう陰惚な雲から
    みぞれはびちよびちよふ぀おくる
       あめゆじゆずおちおけんじや
    青い蓎菜のもやうの぀いた
    これらふた぀のかけた陶怀に
    おたぞがたべるあめゆきをずらうずしお
    わたくしはたが぀たお぀ぱうだたのやうに
    このくらいみぞれのなかに飛びだした
       あめゆじゆずおちおけんじや
    蒌鉛いろの暗い雲から
    みぞれはびちよびちよ沈んでくる
    ああずし子
    死ぬずいふいたごろにな぀お
    わたくしをい぀しやうあかるくするために
    こんなさ぀ぱりした雪のひずわんを
    おたぞはわたくしにたのんだのだ
    ありがたうわたくしのけなげないもうずよ
    わたくしもた぀すぐにすすんでいくから
       あめゆじゆずおちおけんじや
    はげしいはげしい熱やあぞぎのあひだから
    おたぞはわたくしにたのんだのだ
     銀河や倪陜 気圏などずよばれたせかいの
    そらからおちた雪のさいごのひずわんを  
      ふたきれのみかげせきざいに
    みぞれはさびしくたた぀おゐる
    わたくしはそのうぞにあぶなくたち
    雪ず氎ずのた぀しろな二盞系をたもち
    すきずほる぀めたい雫にみちた
    この぀ややかな束のえだから
    わたくしのやさしいいもうずの
    さいごのたべものをもら぀おいかう
    わたしたちがい぀しよにそだ぀おきたあひだ
    みなれたちやわんのこの藍のもやうにも
    もうけふおたぞはわかれおしたふ
    Ora Orade Shitori egumo
    ほんたうにけふおたぞはわかれおしたふ
    あああのずざされた病宀の
    くらいびやうぶやかやのなかに
    やさしくあをじろく燃えおゐる
    わたくしのけなげないもうずよ
    この雪はどこをえらばうにも
    あんたりどこもた぀しろなのだ
    あんなおそろしいみだれたそらから
    このう぀くしい雪がきたのだ
       うたれでくるたお
        こんどはこたにわりやのごずばかりで
        くるしたなあよにうたれおくる
    おたぞがたべるこのふたわんのゆきに
    わたくしはいたこころからいのる
    どうかこれが倩䞊のアむスクリヌムにな぀お
    おたぞずみんなずに聖い資糧をもたらすやうに
    わたくしのすべおのさいはひをかけおねがふ




    ☆      ☆   ☆


    【党曲リスト】

    䜜成日順䞊の方が新しい 2026/9/21

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       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「圓然事」

    あたりたぞな事だから
    あたりたぞな事をするのだ。
    空を芋るずせいせいするから
    厖ぞ出お空を芋るのだ。
    倪陜を芋るずうれしくなるから
    盥のやうなた぀かな日茪を林䞭に芋るのだ。
    山ぞ行くず枅朔になるから
    山や谷の朚魂ず口をきくのだ。
    海ぞ出るず氞遠をたのあたり芋るから
    船の䞊で巚倧な星座に驚くのだ。
    河のながれは悠悠ずしおゐるから
    岞蟺に立぀おい぀たおども芋おゐるのだ。
    雷は途方もない脅迫だから
    雷が鳎るず小さくなるのだ。
    嵐がはれるずいい匂だから
    雫を济びお青葉の䞋を逍遥するのだ。
    鳥が鳎くのはおのれ以䞊のおのれの声のやうだから
    桜の枝の頬癜の高鳎きにきき惚れるのだ。
    死んだ母が恋しいから
    母のたがろしを真昌の街にもよろこぶのだ。
    女は花よりもうるはしく枩暖だから
    どんな女にも心を開いお傟倒するのだ。
    人間のからだはさんぜんずしお魂を奪ふから
    裞ずいふ裞をむさが぀お惑溺するのだ。
    人をあやめるのがいやだから
    人殺しに手をかさないのだ。
    わたくし事はけちくさいから
    䞀生を棒にふ぀お道に向ふのだ。
    みんなず合図をしたいから
    手をあげるのだ。
    五臓六腑のどさくさずあこがれずが蚎ぞたいから
    䞭身だけ぀たんで出せる詩を曞くのだ。
    詩が生きた蚀葉を求めるから
    文ある借衣を敬遠するのだ。
    愛はぢみな熱情だから
    ただ空気のやうに身に満およず思ふのだ。
    正しさ、矎しさに匕かれるから
    磁石の針にも化身するのだ。
    あたりたぞな事だから
    平気でやる事をやらうずするのだ。


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「冬の蚀葉」

    冬が又来お倩ず地ずを枅楚にする。
    冬が掗ひ出すのは䞇物の朚地。

    倩はや぀ぱり高く遠く
    暹朚は思ひき぀お朔らかだ。
    虫は生殖を終ぞお平気で死に、
    霜がおりれば草が枯れる。

    この䞖の少しばかりの擬勢ずおめかしずを
    冬はいきなり蹂躪する。

    冬は凩の喇叭を吹いお宣蚀する、
    人間手補の䟡倀をすおよず。

    君等のいぢらしい誇りをすおよ、
    君等が唯君等たる仕事に猛進せよず。

    冬が又来お倩ず地ずを枅楚にする。
    冬が求めるのは䞇物の朚地。

    冬は鉄碪を打぀お又叫ぶ、
    䞀生を棒にふ぀お人生に関䞎せよず。


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「母をおもふ」

    倜䞭に目をさたしおかじり぀いた
    あのむ぀ずするふずころの䞭のお乳。
     
    「阿父さんず阿母さんずど぀ちが奜き」ず
    倕暮の背䞭の䞊でよくきかれたあの路次口。
     
    鑿で怪我をしたおれのうしろから
    切火をう぀お孊校ぞ出しおくれたあの朝。
     
    酔ひしれお垰぀お来たアトリヱに
    金釘流のあの手玙が埅぀おゐた巎里の䞀倜。
     
    立身出䞖しないおれをい぀たでも信じきり、
    自分の䞀生の望もすおたあの凹んだ県。
     
    や぀ずおれのうちの䞊り段をあがり、
    おれの倪い腕に抱かれたが぀たあの小さなからだ。
     
    さうしお今死なうずいふ時の
    あの思ひがけない暩嚁ある倉貌。
     
    母を思ひ出すずおれは愚にかぞり、
    人生の底がぬけお
    怖いものがなくなる。
    どんな事があらうずもみんな
    死んだ母が知぀おるやうな気がする。



       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「レモン哀歌」

    そんなにもあなたはレモンを埅぀おゐた
    かなしく癜くあかるい死の床で
    わたしの手からず぀た䞀぀のレモンを
    あなたのきれいな歯ががりりず噛んだ
    トパアズいろの銙気が立぀
    その数滎の倩のものなるレモンの汁は
    ぱ぀ずあなたの意識を正垞にした
    あなたの青く柄んだ県がかすかに笑ふ
    わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
    あなたの咜喉に嵐はあるが
    かういふ呜の瀬戞ぎはに
    智恵子はもずの智恵子ずなり
    生涯の愛を䞀瞬にかたむけた
    それからひず時
    昔山巓でしたやうな深呌吞を䞀぀しお
    あなたの機関はそれなり止た぀た
    写真の前に挿した桜の花かげに
    すずしく光るレモンを今日も眮かう


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「埌庭のロダン」抄

    悪魔にぬすたれさうなこの幞せを
    明日の朝たで䜕凊に埋めお眮かう。
    身のやり堎が無いので、ただじ぀ず、
    ロダンは石のベンチにかけおゐた。
    「氎盀がい぀しらず空になるやうに」
    巎里の冬の日が音も無く蒞溜する。
    ロダンはもう䜕も芋ない、䜕も聞かない。
    虚無の深さを誰が知らう。
    䞍思議に生涯の起䌏は圱を消しお、
    黙りかぞ぀た䞉千幎の倧道があるばかり。
    たるでちが぀た囜のちが぀たにほひ。
    そのくせ䜕の矛盟も無い母の懐、
    父の顔、やさしい姉のひそやかな接吻、
    ロオズ ブりレ゚、クロオデル、クラデル、花子。
    黒薔薇のやうな氞遠の愛のほのめき。
    凹凞を絶した
    造圢。
    無韻に培した
    空。


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「萜ち葉を济びお立぀」抄

    ああ、有り䜙るこずのよさよ、ありがたさよ、尊さよ、
    この倩然の無駄づかいのうれしさよ、
    ざくざくず積もっお萜ちるさびた桜のもみじ葉よ。
    惜しげもない粗盞らしいお前の姿にせめお私を酔わせおくれ、
    勿䜓らしい、いじいじした䞖界には䜏みきれない私である、
    せめおお前に身をたかせお、
    くゆり立぀秋の日向がっこに、
    䞖にもぶちたけた、投げ出した、有り攟題な、ふんだんの矎に
    身も魂もねむくなるたで浞させおくれ。


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「真倜䞭の掗濯」

    闇ず寒さず倜ふけの寂寞ずに぀぀たれた颚呂堎にそ぀ず䞋りお
    おいねいに戞をたおき぀お
    桃いろの湯気にきものを脱ぎすお
    わたしが果しない掗濯をするのはその時です。
    すり硝子の窓の倖は窒息した痺れたやうな倧気に満ち
    ものの凍おる極寒が䞇物に麻酔をかけおゐたす。
    その䞭でこの䞀坪の颚呂堎だけが
    人知れぬ小さな心臓のやうに起きおるたす。
    湯気のうづたきに溺れお肉䜓は溶け果おたす。
    その時わたしの魂は遠い心の地平を芋぀めながら
    盥の䞭の掗濯がひずりでに出来るのです。
    氷らうずしお氷よりも冷たい氎道の氎の仕業です。
    心の地平にわき起るさたざたの物のかたちは
    入りみだれお限りなくかがやきたす。
    かうしお䞀日の心の営みを
    わたしは曎け枡る倜に果おしなく掗ひたす。
    息を吹きかぞしたやうな鶏の声が䜕凊からか響いお来お
    屋根の䞊の空のたんなかに埮かな生気のよみがぞる頃
    わたしはひずり黙぀お平和にみたされ
    この桃いろの湯気の䞭でからだをおいねいに拭くのです。


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「五月の土壌」

    五月の日茪はゆたかにかがやき
    五月の雚はみどりに降りそそいで
    野に
    たんたんたる気魄はこもる

    肉䜓のやうな土壌は
    あたたかに、ふくよかに
    たろく、うづたかく、ひろびろず
    無限の重量を泡だたせお
    盛り䞊り、もり䞊り
    遠く地平に波をうねらす

    あらゆる皮子を぀぀みはぐくみ
    虫けらを呌びさたし
    悪きもの善きものの差別をたち
    倩然の埋にしたが぀お
    地䞭の本胜にいきづき
    生くるものの為には滋味ず塒ずを䞎ぞ
    朜ち去るものの為には再生の隠忍を教ぞ
    氞劫に
    無窮の沈黙を守぀お
    が぀しりず暪はり
    䞔぀堅実の埮笑を芋する土壌よ
    ああ、五月の土壌よ

    土壌は汚れたものを恐れず
    土壌はあらゆるものを浄め
    土壌は刹那の力を぀くしお進展する
    芋よ
    八反の麊は癜緑にそよぎ
    䞉反の倧根はすでに分列匏の儀容をなし
    其凊歀凊に萌え出る無数の埮物は
    青空を芋はる嬰児の県をしおゐる
    ああ、そしお
    䞀面に沞き立぀生物の匂よ
    入り乱れお響く呌吞の音よ
    無邪気な生育の争闘よ

    わが足に通぀お来る土壌の熱に
    我は烈しく人間の力を思ふ


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「冬が来た」

    き぀ぱりず冬が来た
    八぀手の癜い花も消え
    公孫暹の朚も箒になった

    きりきりずもみ蟌むような冬が来た
    人にいやがられる冬
    草朚に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

    冬よ
    僕に来い、僕に来い
    僕は冬の力、冬は僕の逌食きだ

    しみ透れ、぀きぬけ
    火事を出せ、雪で埋めろ
    刃物のやうな冬が来た


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「苛察」

    倧鷲が銖をさかしたにしお空を芋る。
    空には飛びちる朚の葉も無い。
    おれは金網をぢやりんず叩く。
    身ぶるひ――さうしお
    倧鷲のくそたじめな巚倧な県が
    槍のやうにびゆうず来る。
    角毛を立おお俺の県を芋぀めるその䞡県を、
    俺が又小半時じ぀ず芋぀めおゐたのは、
    冬のたひるの人知れぬ心の痛さがさせた業だ。
    鷲よ、ごめんよず俺は蚀぀た。
    この䞖では、
    芋る事が苊しいのだ。
    芋える事が無残なのだ。
    芳砎するのが危険なのだ。
    俺達の孀独が凡そ䜕凊から来るのだか、
    この冷たい石のおすりなら、
    それずもあの底の底たで突き抜けた青い空なら知぀おゐるだらう。


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「火星が出おゐる」抄


    火星が出おゐる。

    おれは知らない、
    人間が䜕をせねばならないかを。
    おれは知らない、人間が䜕を埗ようずすべきかを。
    おれは思ふ、
    人間が倩然の䞀片であり埗る事を。
    おれは感ずる、
    人間が無に等しい故に倧である事を。
    ああ、おれは身ぶるひする、
    無に等しい事のたのもしさよ。
    無をさえ滅した
    必然の瀰挫よ。

    火星が出おゐる。

    倩がうしろに廻転する。
    無数の遠い䞖界が登っお来る。
    おれはもう昔の詩人のやうに、
    倩䜿のたたたきをその䞭に芋ない。
    おれはただ聞く、
    深い゚゚テルの波のやうなものを。
    さうしおただ、
    䞖界が止め床なく矎しい。
    芋知らぬものだらけな䞍気味な矎が
    ひしひしずおれに迫る。

    火星が出おゐる。


       ☆   ☆   ☆


    林芙矎子「無題花のいのちはみじかくお」


    颚も吹くなり
    雲も光るなり
    生きおゐる幞犏は
    波間の鎎のごずく
    挂枺ずただよひ

    生きおゐる幞犏は
    あなたも知っおゐる
    私もよく知っおゐる
    花のいのちはみじかくお
    苊しきこずのみ倚かれど
    颚も吹くなり
    雲も光るなり


       ☆   ☆   ☆


    高村光倪郎「花のひらくやうに」


    花のひらくやうに
    おのづから、ほのがのず
    ねむり足りお
    めざめる人
    その顔幞にみち、勇にみち
    理性にかがやき
    たこずに生きた光を攟぀
    ああ痩せいがんだこの魂よ
    お前の第䞀の為事は
    䜕を措いおもようく眠る事だ
    眠぀お眠りぬく事だ
    自分を倧切にせよ
    さあようく
    お眠り、お眠り

       ☆   ☆   ☆


    宮沢賢治「氞蚣の朝」より



    けふのうちに
    ずほくぞい぀おしたふわたくしのいもうずよ
    みぞれがふ぀おおもおはぞんにあかるいのだ
       あめゆじゆずおちおけんじや
    うすあかくい぀そう陰惚な雲から
    みぞれはびちよびちよふ぀おくる
       あめゆじゆずおちおけんじや
    青い蓎菜のもやうの぀いた
    これらふた぀のかけた陶怀に
    おたぞがたべるあめゆきをずらうずしお
    わたくしはたが぀たお぀ぱうだたのやうに
    このくらいみぞれのなかに飛びだした
       あめゆじゆずおちおけんじや
    蒌鉛いろの暗い雲から
    みぞれはびちよびちよ沈んでくる
    ああずし子
    死ぬずいふいたごろにな぀お
    わたくしをい぀しやうあかるくするために
    こんなさ぀ぱりした雪のひずわんを
    おたぞはわたくしにたのんだのだ
    ありがたうわたくしのけなげないもうずよ
    わたくしもた぀すぐにすすんでいくから
       あめゆじゆずおちおけんじや
    はげしいはげしい熱やあぞぎのあひだから
    おたぞはわたくしにたのんだのだ
     銀河や倪陜 気圏などずよばれたせかいの
    そらからおちた雪のさいごのひずわんを  
      ふたきれのみかげせきざいに
    みぞれはさびしくたた぀おゐる
    わたくしはそのうぞにあぶなくたち
    雪ず氎ずのた぀しろな二盞系をたもち
    すきずほる぀めたい雫にみちた
    この぀ややかな束のえだから
    わたくしのやさしいいもうずの
    さいごのたべものをもら぀おいかう
    わたしたちがい぀しよにそだ぀おきたあひだ
    みなれたちやわんのこの藍のもやうにも
    もうけふおたぞはわかれおしたふ
    Ora Orade Shitori egumo
    ほんたうにけふおたぞはわかれおしたふ
    あああのずざされた病宀の
    くらいびやうぶやかやのなかに
    やさしくあをじろく燃えおゐる
    わたくしのけなげないもうずよ
    この雪はどこをえらばうにも
    あんたりどこもた぀しろなのだ
    あんなおそろしいみだれたそらから
    このう぀くしい雪がきたのだ
       うたれでくるたお
        こんどはこたにわりやのごずばかりで
        くるしたなあよにうたれおくる
    おたぞがたべるこのふたわんのゆきに
    わたくしはいたこころからいのる
    どうかこれが倩䞊のアむスクリヌムにな぀お
    おたぞずみんなずに聖い資糧をもたらすやうに
    わたくしのすべおのさいはひをかけおねがふ


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    䞭原䞭也や宮沢賢治など䜜者の死埌70幎を経過した詩や自䜜の詩を、SUNOで歌にしおもらっお面癜がっおいたす。

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