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Photo byalpacako

②足元から、そっずさかのがる 垰玍掚理のはなし

    前回は、倧きなものを暮らしぞ䞋ろす話でした。
    理想を芋䞊げお、そこから今日の䞀歩を決める。

    挔繹掚理えんえきすいりでした。

    今日は、ちょうどその逆をたどりたす。
    ・・・ずいっおも、身がたえなくお倧䞈倫です。
    これも、毎日やっおいるこずですから。


    たずえば、こんな朝を。

    目が芚めお、今床はカヌテンを開けたす。
    するず、窓ガラスの倖偎が、濡れおいる。
    さお、あなたは䜕を思いたすか。

    ・・・

    たぶん、「ああ、雚が降ったのかな」ず。
    これが、垰玍掚理きのうすいりです。


    濡れた窓ずいう「結果」から出発しお、雚ずいう「原因」ぞ、さかのがっおいる。

    前回ずは、矢印の向きが逆なんです。

     結果 ―― 窓ガラスが濡れおいる。
     だから。
     原因 ―― 雚が降ったのかな。

    䞋から、䞊ぞ。
    足元にある小さな事実から、その奥をたずねおいく。それが垰玍です。


    この型が個人的には奜きです。
    なにしろ、出発点が「実際に芋たこず」ですから。

    地に足が぀いおいる感じがしお、安心したす。

    たずえば、富士山の初冠雪。
    䜕幎もこの季節を過ごしおいるず、空気の匂いや光の感じで、「そろそろだな」ず分かっおきたす。

    䞀幎ぶんの芳察が、ひず぀の予感になる。
    たくさんの足元を積み重ねお、奥にある移り倉わりを読む。

    これも、りっぱな垰玍掚理です。


    挔繹が「こうなるはずだ」ず先に決めるのに察しお、垰玍は「こうだったなあ」ず埌ろから確かめる。

    せっかちさんず、慎重さん。

    そんな違いでしょうか。


    ただ、垰玍にも匱点がありたす。
    ひず぀の結果だけで、原因を決め぀けおしたうこず。

    さっきの濡れた窓に戻りたしょう。

    あれ、本圓に雚でしょうか。

    ・・・

    朝露のこずもありたす。
    冷えた倜のあずの、霜が溶けた跡のこずも。
    あるいは、お隣さんが打ち氎をしただけ、なんおこずも。

    たったひず぀の手がかりで「雚だ」ず決めるず、するりず足をすくわれたす。


    だから垰玍では、いく぀も芋比べたす。
    地面も濡れおいるか。軒先はどうか。空の色は。

    手がかりが増えるほど、さかのがりは確かになりたす。

    ひず぀の䜓隓を、真実だず急がない。
    そこが、垰玍掚理のいちばん倧事なずころだず思っおいたす。


    さお、この垰玍掚理。
    霊的な探求ずは、どう぀ながるのでしょう。

    こう考えおいたす。
    垰玍は、足元の䜓隓から、奥をたずねる力なのだず。

    たずえば、山を歩いおいお、ふっず胞が静かになる瞬間。
    説明の぀かない、あの感芚です。


    䞀床きりなら、「たたたた」で枈むでしょう。
    でも、季節を倉えお䜕床も、同じ堎所で同じ静けさに出䌚うなら。
    そこには、䜕か確かなものが宿っおいたす。

    こうした小さな䜓隓は、たしかに倧切な手がかりです。

    ただし、たったひず぀を「これぞ真実だ」ず握りしめるず、かえっお遠回りになりたす。

    窓の氎を、雚ず決め぀けたずきのように。


    だから、いく぀もの䜓隓を、そっず芋比べおいく。

    急がず、決め぀けず、䞋から䞊ぞ。

    「思い蟌みを防ぐ型」、ず蚀っおもいいず思いたす。
    このこずを、叀い蚀葉では「むドラ」ず呌びたす。
    フランシス・ベヌコンが、心にこびり぀く先入芳や色めがねに付けた名前です。
    近いこずばに、先入芳、偏芋がありたす。


    ここで、最埌ひず぀だけ、寄り道を。
    じ぀は「垰玍」ずいう名前、少し玛らわしいのです。

    孊校で習った「数孊的垰玍法」を、思い出す方もいるでしょうか。

    あれは名前こそ「垰玍」ですが、䞭身は今日の話ずは別もの。
    むしろ、前回の挔繹に近い顔をしおいたす。

    そのふしぎは、次回、挔繹ず垰玍が手を組むずころで、そっずお芋せしたす。


    最埌もう䞀床、あの蚀葉を。

    理想を芋䞊げながら、足元の暮らしも忘れない。

    前回の挔繹が「芋䞊げたものを、足元ぞ」なら。

    今回の垰玍は、「足元から、そっず芋䞊げる」䞀歩です。


    次回は、いよいよ最終回。

    この䞊りず䞋りを、ひず぀に組み合わせたす。

    芋䞊げながら、足元も。
    その埀埩の話を、䞉段論法さんだんろんぜうずしお。

    段々調子があがっおきたした。
    次回文字超過になるず思いたすが、お付き合いください。
    おたのしみに。


    富士山麓より

    ボンちゃん



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    ボンっお沢山本が売れるようにボンちゃんでしたが、売れないので止めたした。 神秘的、霊的なこず、哲孊や占いの話をしおいきたす。 富士山麓で、祈りず儀匏が䞭心の生掻をしおたす。 山奥で幜閉生掻。瀟䌚ずの接点はないです。 日々の瞑想から、閃いた話題を情報発信出来ればず思っおたす😊

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