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【初音ミクVRミュージカル】Alice in Musicland〜制作記録〜

    clusterで公開したこちらのワールドの制作記録を、備忘録もかねて記したいと思います!


    コンテンツ制作のきっかけ


    私が初めてVRライブを体験したのは2020年、初音ミクの公演でした。
    iPhoneと100均の簡易VRキット(ハコスコのようなもの)で360度映像を視聴できる形式で、そこで初めて「憧れていた画面の向こう側の世界に行く」という体験をしました。ライブも物語性があって、世界中から集まった人たちとコメントで繋がって、感動を共有して…VRキットから溢れ出た涙は今でも忘れられません。
    そして私もいつかこんなコンテンツが作りたい、と思い制作を決めました。

    制作フロー

    -公開媒体の選定

    当時、私がよく利用していたメタバースプラットフォームが二つありました。「VRChat」と「cluster」です。利用者数やできる表現に関してはおそらくVRChatの方が上なのですが、私があえてclusterを選んだ理由は以下です。

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    ①日本語でわかりやすく、初心者にやさしい
    ②JASRACおよびNexToneと包括契約を行っている
    ③Mac、スマホ(iPhone、Android)でも体験できる
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    ①日本語でわかりやすく、初心者にやさしい
    まず、私はメタバースでワールドなんてつくったことがありませんでした。そもそもどうやって、どんなソフトや機材を使ってつくるのかなどもまったくわからぬまま、一人で制作を始めました。笑 今でこそVRChatが日本語対応しましたが、当時(2022年ごろ)は英語のみで、ユーザーもコア層がメインの印象でした。対してclusterは日本企業で、日本語でわかりやすく、さらにコンテンツの制作方法も教えてくれる専用サイトがありました。なので、わかりやすさという点でclusterを選びました。

    ②JASRACおよびNexToneと包括契約を行っている
    今回、使用させていただいた楽曲は「OSTER project」様の楽曲でした。この曲がすごく好きで、どうしてもこの曲で作りたかったんです。HPの規約を確認したところ、「JASRAC包括サイトであれば音源を許諾なく使用してOK」「二次創作歓迎」とありましたので、著作権に関する点からclusterを選びました。

    ③Mac、スマホ(iPhone、Android)でも体験できる
    VRChatはWindows対応のみで、元々Macユーザーだった私はVRChatをやるためにWindowsPCを購入しました。ただ、私は作ったものをリアルの友人、知人にも見てもらいたかったので、より手軽に視聴できるclusterを選びました。

    -ロードマップ

    行きつけのコメダ珈琲店で年明け早々書き上げたロードマップがこちら。色々と模索している形跡がありますね。当初完成まで1年の計画でしたが、結果2年かかりました。(笑)
    2023年の年明けからUnityやblenderの使い方をオンライン教材、YouTubeなどで学び、実際に制作に取り掛かったのは9月くらいからでした。

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    -絵コンテ・構成

    ざっくりと手描きで構成を作成して、あとはやりながら調整してゆきました。

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    キャラクターの立ち位置や演技、舞台の演出など

    -ワールド制作(Unity)

    全て自分で作るとなると果てしないので、できる限り既存の素材をお借りしました。扱いやすそうなローポリ素材&かわいい印象のものを中心に選びました。

    ↓Low Poly Ultimate Pack

    ↓不思議の国の誰かサンごっこ


    -3Dモデル制作(Blender/CLIP STUDIO)

    こちらも既存のモデルをお借りして、改変して使用しました。かわいい。

    ↓256 Rushka -ルーシュカ- ちゃん


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    テクスチャ(CLIP STUDIO)
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    モデリング(Blender)

    -モーション収録(mocopi)

    ここが一番悩んだ部分でした。撮影した映像からモーションデータを無料で作成してくれるPlaskというサービスや、プロフェッショナル用のOptiTrackなど色々試してみたのですが、無料のものは精度が低すぎる、プロ用のものは精度が高すぎて扱えないなど、いまいち今回の企画に合うツールが見つかりませんでした。

    そんな中、SONYからmocopiが発売されました。試してみたところ初心者でも扱いやすく、精度も希望を満たしており、お値段も5万円程というフルトラ機材としてはお手頃価格でした。色々比べて検討した結果、mocopiを今回のモーション収録ツールに決めました。

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    アドバンスドテクノロジーラボにてテスト利用したmocopi

    -演出(Unity)

    各素材をUnityに組み込み、タイムラインで動きとタイミングをコントロール。

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    Unity画面
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    すべて1本のタイムライン上で作成。もっといいやり方あるのかな…


    -完成

    2025年8月31日、ミクちゃんのお誕生日にclusterにて公開イベントを開催し、延べ116名のご来場者に楽しんでいただけました。途中経過を少しずつ公開していたので、制作をずっと見守ってくださった方や、当日知って来てくださった方、またリアルの友人たちも遊びに来てくれました。メタバース内で同じ作品を同じ空間でリアルタイムに体験し、感動の共有をする事ができてとてもうれしかったです。ありがとうございました!

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    最後に記念写真

    あとがき

    今回の制作を通して、思い描いたものが形になるってやっぱり楽しいなと思いました。私にとってVRやメタバースでの表現は、頭の中で見えた景色や感動を誰かと共有するのに1番伝えやすい方法だと感じています。
    スマホやPCでも楽しめますが、是非、機会があればヘッドセットをかぶって「あちら側の世界」に行く体験していただけると嬉しいです。

    まだまだ作りたいものがたくさんあります!
    今はまだ自分のやりたい事をなんとか形にするので精一杯ですが、いつか誰かと一緒に1人ではできない作品をつくってみたいなと感じています。未来の私はきっとレベルアップ(?)していることでしょう、次の作品もお楽しみに😊

    読んでいただき、ありがとうございました❣️

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    作品タイトル:【初音ミクVRミュージカル】Alice in Musicland
    公開媒体:メタバースプラットフォームcluster
    作品URL:https://cluster.mu/w/d672e534-cb30-44a8-b3c2-075455133a63
    制作期間:約2年(2023.01-2025.08)
    使用ソフト:blender/Unity/CLIP STUDIO
    使用機材:mocopi/Meta Quest 2/ GALLERIA(RTX 3060Ti)


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