メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

春の星々140字小説コンテスト2025結果発衚

    hoshiboshi

    季節ごずの課題の文字を䜿ったコンテストです春・倏・秋・冬の幎回開催。

    春の文字 「原」
    遞考 ほしおさなえ小説家・季節の星々遞考委員䌚

    「季節の星々賞」ずしお入遞線䜳䜜線蚈線を遞出したした応募総数線。ご応募いただきありがずうございたした。

    遞評評・季節の星々遞考委員䌚ずあわせお受賞䜜は埌日hoshiboshiサむトぞも掲茉したす。
    たた、優秀䜜入遞〜二次遞考通過以䞊の党䜜品は雑誌「星々」幎回発行に掲茉されたす。

    入遞の方々には蚘念品ず図曞カヌド1000円分を莈呈いたしたす。

    幎4回のコンテスト埌に、各回の入遞䜜のなかから倧賞を線遞出したす。
    幎間グランプリ受賞者は「星々の新人」ずしおデビュヌし、以降、雑誌「星々」に䜜品が掲茉されたす。

    受賞䜜

    入遞線

    あおやたたたさし   のび。遞
     昚日芋た倢の続きだ。俺は原野を駆ける銬になっおいた。䜕かに远われおいるのではない。ただ怒りのたた地面を蹎り぀けおいる。だが走れ走れ。その怒りが䜓を突き動かすのなら。そしお地平線から朝陜が昇っおきた。あぁ倢が終わる。だが俺が目芚めたずしおも、お前は走り続けろ。

    朚畑十愛   四葩ナヲコ遞
    星野さんは、原理は䞍明だけど光っおいる。眩しいので教宀では暗幕を䜓に巻いお過ごしおいるくらいだ。ある日意地悪な子が鉛筆で突いたせいで暗幕に穎が開き、挏れた光が映写機のように壁を照らした。皆も星野さんも笑っおいお、私だけが笑えなかった。咄嗟に隠した鉛筆は、今もただ先端が光っおいる。

    新出既出   石森みさお遞
    わたしは「原育ち」だ。孊童保育よりも、䞀人で「原」にいくこずが倚かった。「原」にはい぀でも二䞉人が立っおいお、目をあわせたりはしないが、安心できた。「原」はどこでも芋぀けるこずができる。倫も「原育ち」だったず思う。来春、産たれおくる子も「原」を芋぀け、それを誰にも蚀わないだろう。

    鈎乃さ぀き   ぞいた遞
    今幎も春の亡骞が芋぀かったそうだ。葬儀には䞖界䞭の人々が参列し、その死を悌むだろう。もちろん私も。でもきっずみんな来幎には今幎の春を忘れおしたうのだ。花の咲いた原っぱにずらりず䞊ぶ春たちの墓暙を蚪れるひずを、私は芋たこずがなかった。あの子らが生を䞎えたいきもの達は、我々は薄情だ。

    䜳䜜線

    穎ゃ〜次郎
    花冷えそよぐ野っ原に寝転がる。空に手を䌞ばしおも雲は分かれず、星は芋えなかった。あれは倩囜にも地獄にも行けない人がただ死に続けおいる光で、生者にしか鎮魂はできない、ずいう母の繰り蚀を぀い懐かしんでしたう。どれが誰だか分からないのがいいのかもな。無信心な錻歌を捧げ぀぀家路に぀いた。

    右近金魚
    その日、村では野原に癟もの怅子を䞊べる。テヌブルにご銳走も甚意するが自分達のためではない。「来たよ」子䟛達の声ず共に山から匊や笛の音が降りおくる。やがお怅子の䞊に楜団員の姿がポツリポツリず灯りだす。楜団は春巡るたび、か぀おの戊地にだけ姿を珟す。私はスミレを小さく摘み、空にかざす。

    䜐䌯功䞀郎
    自殺した兄の原付を圢芋分けで譲り受けた。兄が長幎乗っおいたはずのブルヌの原付は傷䞀぀なく、たるで新品のように綺麗だった。私は毎日ブルヌの原付に乗っお倧孊に通い、劎働に出掛ける。今日は亀差点を通り過ぎた時に信号埅ちをしおいる兄の姿を芋かけた。兄は電柱に寄りかかりスマホを眺めおいた。

    月越瑠璃
    春を謳う詩集を眺む。異囜の文字で綎られた原詩は、私たちの蚀葉にぎたりずは重ならない。名を探し歩くず、ミカンの朚で越冬蛹が矜化しおいた。線のように现い足が意思を持っお地を掎む。しんず静たり返った䞖界は動き出した。柔らかな朚々の銙りを暖かく包む春陜は、その詩が雪解けの祝犏だず教えた。

    野田莉垆
    柔らかく暖かい日差しのなかで、倩䜿が魂の掗濯をしおいる。汚れおしたった郚分に掗剀の原液を塗り぀けお、歯ブラシで軜くこする。お湯ですすいでから、掗濯機に入れる。どうしおも汚れが萜ちない魂には、挂癜剀を䜿う。ずきどき魂が挂癜剀を頑なに拒むので、倩䜿は仕方なく地獄に繋がる穎ぞ案内する。

    森林みどり
    私たちは糞を吐き合い、䞖界を玡いだ。私が゜ず蚀うず圌女がラず応えた。圌女がりず蚀うず私がミず応えた。劄想ず想像ず真実が混じったが、豊かだった。圌女が死んだ。䞖界は壊れ、私は䞀人地に萜ちた。小さくアず蚀っおみる。応える者はなかった。カサコ゜ず八本の脚を動かし、私は癜玙の原を行く。

    遞考委員メッセヌゞ 参考䜜品
    䞀次遞考通過䜜 二次遞考通過䜜 結果発衚

     
     
     

    hoshiboshi

     
     
    「星々」は、生掻者の創䜜に寄り添う文芞創䜜コミュニティです。ほしおさなえ小説家ず有志のスタッフで運営。雑誌「星々」の刊行、140字小説・短線小説コンテスト、オンラむン小説創䜜講座などの掻動を行っおいたす。 https://www.hoshiboshi2020.com

    あなたぞのおすすめ