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世界一周|Day186-199|インド🇮🇳〜陸路での国境越えは断念編〜

前回はコチラから。


旅の概要

9月12日から9月25日までの13日間でかかった費用は、2人で144,080円でした。
昨年カシミール地方で発生したインド・パキスタン両国軍による銃撃戦により、現在も主要国境が閉鎖されています。
つまり、陸路でパキスタンに行くことは不可能。ワンチャン国境が開放されるかも…と期待をもてるニュースもありましたが、結局、外国人が通過できるようにはなりませんでした。
アムリトサルまで北上したかったのですが、インド旅はムンバイで切り上げることに。
インドからパキスタンへの直行便はないので、一度、第三国のオマーンに渡り、パキスタンを目指すことにしました。

旅程・ルート

実際の旅程とルートは下記と下図のとおりです。

9/12-16 コチ→9/17-19 マイソール→9/20-23 ハンピ→9/24-25 ムンバイ

感想

コチ

コチは、ケララ州の代表的な港町で、古くからアラブ・中国・ヨーロッパを結ぶ香辛料交易の拠点として発展しました。特にフォート・コチには、ポルトガル、オランダ、イギリス統治時代の建築や教会が残り、インドの中でも独特の多文化的景観をつくっています。独特と言っても、植民地だった場所あるあるの既視感ただよう街並みではあります。

おしゃれな街並み

街並みは昔植民地であったどこかと同じような感じなのですが、ここはバックウォーターへの玄関口であり、海上交通が盛んである点が他と異なります。
コチ・ウォーターメトロという公共交通が印象深かったです。

コチ・ウォーターメトロ(Kochi Water Metro)は、ケララ州コチの島々と本土を電動ボートで結ぶ公共交通システムで、2023年に運行を開始。従来の道路交通やフェリーを補完しています。
一般的なフェリーよりも「都市のメトロ」に近い感覚で利用できるのが特徴で、コチ市街地とフォート・コチ、ヴィッピン島などを水上で結んでいます。
観光客にとっても、単なる移動手段ではなく、水の都・コチの地理を実感できる乗り物だと思います。
沢木耕太郎が『深夜特急』のなかで語っていた香港のフェリーに匹敵する、いや、それを超える魅力を持った乗り物だと思います。

公共交通なので値段も安く、とにかく最高でした

コチは、中国式の漁網「チャイニーズ・フィッシング・ネット」も象徴的です。
ネットがあるエリアは公園になっていて、インド人観光客で賑わっていましたが、漁網の写真を撮っている人は少なめだったような…。インド人は興味ないんですかね。

夕日×ネットの組み合わせは最高

スパイス市場があることでも有名で、卸問屋や一般向けの販売店がありました。
カルダモンやシナモン、カシューナッツをはじめ、多種多様なスパイスやナッツが売っていました。

こういうスパイスショップに来ると、スパイスを使った料理を作るモチベが急に湧き出して、大量に買いたくなる衝動に駆られてしまいます。日本で買うよりも安いですし…。今回は長期旅なので郵送しようかと考えました。
ただ、買ったはいいけど、結局カレーすらも作らないというのが、過去2回訪印したときの学び。
スパイスはやめて、絶対に食べるカシューナッツを購入しました。

コチから少し離れたアレッピーという街にも行ってみました。
アレッピーは、バックウォーター観光の中心地で、湖や川、水路が網の目のように広がり、ヤシの木や水田の間をハウスボートで巡る風景が有名です。
州政府が運営する公共フェリーに乗りました。目的地なくただ乗って水路を移動しただけですが、とても楽しく、思い出に残っています。景観が非常に良かったです。

ケララ州は、インド国内において経済・教育水準が比較的高い地域になるそうです。だからか、しつこい客引きやぼったくりなどのウザさがほぼなく、穏やかに快適に過ごすことができました。声をかけてくれる人は全員親切かつ友好的でした。
インドに行ってみたいけど治安面で心配という人には、ケララ州をオススメします。

マイソール

マイソールは、カルナータカ州南部に位置し、ワディヤール王家が築いた王都として栄えた都市です。
最大の見どころは1912年完成のマイソール宮殿。インド・サラセン様式を基調にイスラム、ラージプート、ゴシックなどの要素が融合しています。
確かに、一見に値する豪華絢爛な素晴らしい宮殿でした。

マイソール宮殿は最大にして唯一の見どころでした笑
バンガロールから日帰り旅行する人が多いのも頷けます。
少し疲れていたこともあって、郊外に出る気力もなかったですし、暑い中を街歩きする気にもならなかったので、映画館に行って映画を観てみました。

チケットは1人200ルピーでした

汚くてカオスな映画館をイメージしていましたが、清潔で広々とした館内。音響設備も整っていました。
違和感を感じたのは、上映中に普通にスマホをいじったり、電話をしたりする人がいたことくらいですかね。
映画の内容はよくわからなくて、退屈しちゃいましたが、いい暇つぶしになりました。

比較的よく整った都市ですが、牛は至る所にいました。食堂でご飯を食べていたら、牛が覗いてきました笑
THEインドって感じの光景ですよね。なんだかんだで楽しい滞在となりました。

ハンピ

初めはゴアに行こうと思っていたのですが、ポンディシェリやゴール(スリランカ)など、似たような歴史的背景を持ち、似たような景観(海×植民地)をもつ街に行っていたので、予定変更。
趣向を変え、内陸部のハンピに訪れました。

ハンピは、カルナータカ州北部、トゥンガバドラ川沿いに広がる、ヴィジャヤナガル帝国の旧都で、14〜16世紀には南インド有数の巨大都市として繁栄していました。
1565年のターリコータの戦い後に破壊され、都市は放棄。現在は、巨大な岩山と遺跡が織りなす独特の景観が残るのみです。

一部遺跡は有料でしたが、それ以外は無料。
「立ち入り禁止」や「触らないでください」といった注意書きや侵入防止/転落防止の柵がほぼなく、巨大な岩山と遺跡を自由に歩くことができるのも良かった点です。

50ルピー紙幣の裏面に描かれている石の戦車

学生時代、部活動の先輩がボルダリングをするためにハンピに行っていました。ボルダリングの聖地としても有名みたいですが、やっている人を1人も見かけませんでした。
辺り一面岩山ですから、人の目が気にならないスポットがあるのでしょうね。

猿がたくさんいました

ムンバイ

学生時代の2018年に来たことがあるので、実に8年ぶりのムンバイ。
メトロの路線網が拡充されていましたし、ビルも建設ラッシュ。タワマンの数が明らかに増えていました。
経済発展が著しいエリアの8年は、目に見えた変化をもたらしますね。

世界最大の屋外洗濯場として有名な「ドービーガード」も変化していました。
不動産開発・再開発による土地の減少と、近代化と機械化による手洗い洗濯需要の減少におり、ガート自体の規模が縮小していました。

前に撮影した写真と見比べると、一目瞭然。周りの景観がだいぶ変わりました。
ガートの活気もなくなったことがわかります。
これは良いことなのか、悪いことなのか、どっちなんでしょうね。

2018年9月のドービーガート
2026年9月のドービーガート

今後、インドにとって、このガートに住む人、洗濯業を営んでいる人にとって良い方向に進展することを祈ります。
そういえば、ガートを上から覗く展望台ができていました。
展望台からスラムを見るって…。違和感を覚えました。

ヒンドゥー教の祭り「ガネーシャ・チャトゥルティー」の最終日を見ることができました。
この日は、祈りを込めて祀ったガネーシャ像を海や川に沈める儀式が行われるとのこと。

太鼓や花火でドンちゃん騒ぎをしながらガネーシャ像を海まで運んでいました。
ホーリー祭のように粉末染料を全身に塗している人もいました。パリピが楽しむ祭りっぽいです。

チャトラパティ・シヴァージー国際空港からオマーンのマスカットへ。空港まではメトロで行きました。
タクシーやトゥクトゥクを使わずに空港に行けるのは、時間と支出の見通しが立つ。この点において快適でした。

総括

インド旅は楽しいけれど、エネルギーを使いますね。学生の頃のように、毎日アグレッシブに活動し、刺激を全て受けとめる、「なんでもみてやろう」という気力・体力・感性はなくなっていました。
無くなったというより「摩耗した」というのが正しい表現かもしれません…。
それなりに快適で、無理をせず、けれどインドの風を感じる。
29歳・3度目の訪印者には、そんなスタイルが合っているようでした。

費用

13日間でかかった費用は以下のとおりです。一人当たり1日5,541円でした。
スリランカ航空(コロンボ国際空港→コーチン国際空港)が67,042円でしたので、その分、1日あたりの費用が嵩んでしまいました。旅のポリシー的にも費用的にも、飛行機はなるべく使いたくないものです…。

  • 交通費…79,850円
    →飛行機(スリランカ航空、コロンボ→コチ)、路線バス、高速バス、トゥクトゥクなど

  • 宿泊費…29,346円
    →ホテル

  • 食費…24,559円
    →朝〜夜ご飯代、お酒、お菓子代など

  • 雑費…10,325円
    →eSIM・VPN代、入場料、映画鑑賞、日用品など

  • 合計…144,080円

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