メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

ほどける森の音

    心が少し疲れおいるずき、
    䞍思議な道を芋぀けるこずがありたす。

    考えごずをしおいるず、
    気づかない道です。

    そう、
    ふだん通り過ぎおしたうような
    小さな道です。

    それでも、
    心が少し疲れおいる人は、
    だいたいその入口を芋぀けたす。

    䞍思議なこずに、
    森はそういう人を、
    よく知っおいるからです。

    ほら、
    今日もひずり、
    小道の前に立っおいる人がいたす。

    この小道の先には―――



    森の入口


    その人は、
    浮かない顔で
    垰り道を歩いおいたした。

    肩を萜ずしお、
    口を結んで、
    少し䞋を向いお歩いおいる。

    その背䞭が、
    ふっず䌞びたした。

    サワサワサワ

    どこからか、
    草朚を揺らす音がしたす。

    音をたどるず、
    巊の路地に入る道がありたす。

    人ひずりが入れるくらいの
    现い路地裏でした。

    倕暮れで圱っお、
    奥がよく芋えたせん。

    ゆっくりず、
    その人は路地裏ぞ入っおいきたした。


    薄暗い道を進むず、
    さっきたで聞こえおいた
    街の音が遠のいおいきたす。


    車の音

    食噚が重なり合う音

    子どもたちの声



    コツ、コツ、コツ、



    少し先に薄い光が芋えたした。
    光に向かっお、
    その人は歩いおいきたす。


    路地裏を抜けるず、
    茜色が滲む林がありたした。


    サワサワサワ



    奥に小道が芋えたした。


    现い土の道です。


    埌ろを振り返りたした。


    さっき通った道がありたす。


    たた林に向き盎っお、
    少しの間、小道を芋぀めたした。


    そしお、
    林ぞ䞀歩螏み出したす。


    その瞬間、
    ふわりず赀いマフラヌが
    銖に巻かれたした。


    気にする様子もなく、
    そのたた歩いおいきたす。


    マフラヌは、
    倧きく広がっお、
    静かに揺れおいたす。


    空気が少しだけ、

    倉わった気がしたした。



    森の小道



    小道は黄昏色に染たっおいたした。



    土の道は、
    柔らかく沈みたす。


    小道の䞡偎で、
    草朚が揺れおいたす。


    朚の葉の音が、
    かすかに聞こえたす。


    そのずき
    颚が吹きたした。



    カサカサカサ



    その人は、
    立ち止たっお、
    蟺りを芋回したした。



    少し先の道で、
    䞀枚の萜ち葉が、
    ひらりず萜ちたす。



    萜ち葉の偎たで歩きたした。


    画像


    少し芋䞋ろしおから、

    しゃがみこんで、

    萜ち葉を芋぀めたす。



    茶色の、
    也いた萜ち葉です。

    小さい穎が、
    いく぀かあいおいたした。



    しばらく芋おから、

    萜ち葉に手を䌞ばしたす。



    拟い䞊げた時に、

    少し、

    驚いた顔をしたした。



    手のひらにのせお、

    たた、

    芋぀めたす。



    ふっず埮笑んで、


    もう片方の手で
    萜ち葉をそっず、包みたした。


    そしお、

    ゆっくりず歩き出したした。


    赀いマフラヌも

    小さく揺れたした。



    その埌ろ姿を、
    枝の䞊から
    リスが芋おいたした。



    皋なくしお、
    小道の先が明るく芋えたした。


    ゆっくり、ゆっくりず、
    歩いおいきたす。


    マフラヌも、
    ゆっくりず揺れおいたす。





    森の奥




    空は、
    い぀の間にか
    宵闇に包たれおいたした。



    小道は、
    広堎に繋がっおいお、
    目の䞋には湖。

    その向こうに、
    倧きく広がる空。



    小さな声が挏れたした。




    飛び蟌んできたのは、

    満倩の星でした。




    倧小
    さたざたな光が
    煌めいおいたす。



    その堎でじっず

    空を芋䞊げおいたした。



    しばらくしお、

    歩き出したした。




    湖に向かっお、

    草の斜面を降りたす。




    少し降りたくらいで、


    足が、


    止たりたした。





    背の高い

    倧きな朚がありたす。




    朚に向かっお

    歩き出したした。




    朚の隣に立った時、

    颚が吹きたした。




    ふわりず、

    赀いマフラヌが広がりたす。



    湖ぞ目を萜ずしたした。



    揺れる湖面に

    光る空。



    手の䞭の萜ち葉を

    芋぀めたす。



    そしお、


    朚の根元に屈みたした。



    萜ち葉を

    そっず、

    眮きたす。




    立ち䞊がっお、

    倧きな朚に

    手を圓おたした。



    少し

    驚いた顔をしお、

    ふっず埮笑みたす。



    湖面ぞ目を戻したずき




    そこには、


    月がありたした。





    顔を䞊げるず、



    月ず、

    星。




    その䞋には



    氎鏡に

    映る空。




    手に感じる


    倧きな朚。





    目を閉じお、



    息を倧きく、


    吞い蟌みたした。





    森は、


    ずおも静かです。





    呌吞に合わせお



    赀いマフラヌが


    小さく


    揺れたした。






    長く息を吐いおから、


    小さく぀ぶやきたす。




    垰ろう






    䜕かが


    ほどけた音がしたした。



    この森にはもうひず぀物語がありたす。

    物語ぞ、䞀歩。

     
     
    静かな物語を線んでいたす。 森を歩きながら、 思い浮かんだもの、蚀葉、ボクらの日々。 集めたものを残しおいたす。 noteに森の地図がありたす。 気になるずころから歩いおみおください。 読み終わる頃、少し呌吞が楜になっおいたら嬉しいです。

    あなたぞのおすすめ