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あとがき



    小説【普通に殺される僕ら】を、
    最後まで読んでくださってありがとうございました。

    後味は決してよくないですが、あなたの心を動かすなにかになったら嬉しいです。

    思い込みは人を裁いて殺す。
    全てを分かったなんて幻想。

    この作品は、この二つの言葉から始まりました。

    これは、昔エブリスタという媒体を使って漫画で描いていたもので、完結できていませんでした。言語化がうまくできず、うまく形にもなりませんでした。
    それがこうして、長い時を経て小説という形で完結できたことに、ほっとしています。
    当時、漫画を見てくださっていたかたに、届きますように……。


    小説の解説をする気はありません。
    バラバラの感想を持つのは、そういうものだと思うし、
    見たいところを見るのは、この小説にふさわしいと思います。

    ただ、最後に独り言。

    子供だろうが大人になっても、透明の首輪ってあると思っています。
    苦しくてめんどくさいですね。引っ張られて、ぐるぐる、ぐるぐる。でも、そんなものです。ただそれだけのもの。だから、自分の首を縛るものにしないでほしいなと願っています。


    なにか落ち込むことがあっても、それがすべてじゃない。
    嫌いだったものが、別に気にしなくなることもあれば、
    嫌いだったものが、結構いいじゃんと思えるものになったりもする。

    好きになることもある。
    当然、嫌いなままのものや、嫌いになるものもあります。

    でも、しょうがない。

    自分がいなかったら自分も他人も分からないし、他人は自分じゃない。みんな自分の判断軸で他者をジャッジして、自分のためのものを探してるんですし、お互い様。
    同じ言葉を使っても通じないことだってある。
    しょうがない。
    目の前の人は自分じゃない。
    でも、だから面白い。寸分たがわず同じ存在なんていらない。だってもう鏡に映る。

    物事はいい方にも悪い方にも、なんだって変わっていく。
    最悪だから理想の光景を夢見れるし、理想に向かって歩く楽しさは生きるのが面白くなるし、なくなってしまっても世界は広い。びっくりするぐらい。

    だから何があってもいっぱい落ち込んで、でも、そのあとはご飯を食べて、ゆっくり寝て、自分の好きなものを探しに今日もなにかしてみよう。

    そう、思います。


    改めて、最後まで読んでくださってありがとうございました。
    また、別のお話で。


    普通に殺される僕ら|1話
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