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Photo by3193note

白骨化スマホ

    祖父の本棚で見つけた死神召喚の儀式を暇潰しに試すと、簡単に死神が呼び出せた。

    「わ! 本当に出た」

    「呼ばれちゃったかー」

    「え?」

    「本来は契約の話に移るんですが、今はそれどころじゃなくて」

    「はあ」

    「困ったな。あ、これ契約のかわりに差し上げます」

    死神はスマホのようなものを差し出した。

    「なにこれ」

    「それは『白骨化スマホ』って言って、撮影すると、死期の近い人間は白骨化して写るんです。自分は写せませんが。」

    「面白そう、貰っていいの」

    「はい、連絡用は他にあるし、それはもう必要ないので。あのー、本当に忙しいんで帰りますね、では」

    死神はそう言い残して消え去った。

    「拍子抜けだが、まあ試してみるか」

    若者は、二階の自室から通りを歩く人々を次々と撮影した。

    「あれっ、全員白骨化してるぞ。くそー、あの野郎騙しやがったな。それか設定が悪いのか」

    「ん? なにこれ、検索履歴?」

    そこにはこんな言葉が並んでいた。


    地獄 獄卒 転職
    地球以外 死神 待遇
    隕石衝突 いつ



                    (410字)
               お題「白骨化スマホ」

    #毎週ショートショートnote

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