
Claude Codeで作る「ホワイトボードアニメ」日本語版一式つき
※この記事は有料設定ですが、「日本語版一式のダウンロード」以降を除いてすべて無料で読めます。
まず、30秒だけ見てください。
※音は入っていません
この動画、動画生成AIは1フレームも使っていません。
Claude Codeだけで作りました。
用意したのは、イラスト1枚だけです。
この記事を読むと、こんなことがわかります
手描きアニメの「正体」がわかる(動画生成AIも、絵の技術も要らない理由)
失敗する絵の条件が6つわかり、素材づくりで遠回りしなくなる
Claude Codeに置くだけで動く日本語版一式が手に入り、初日から1本作れる
1|用意したのは、イラスト1枚だけです
ホワイトボードアニメ、作ってみたいと思ったことはないでしょうか。
白い紙の上を手が動いて、線が引かれて、絵ができあがっていく。 説明動画でよく見る、あの演出です。
調べると、だいたい同じところで止まります。 専用サービスは月額が高いし、テンプレの素材は日本語の動画に合わない。
でも実は、そこは本質ではありませんでした。
あの映像は、絵を描いているのではありません。
すでに完成している1枚の絵を、領域ごとに順番に見せているだけです。
例えるなら、スクラッチカード。 完成した絵の上に全面カバーがかかっていて、ペン先が通った場所から削れていく。
だから、下から出てくる絵は最初から完成しています。 こちらが指定しているのは、削る順番だけです。
AIを使う場所は、はっきり分かれています。
絵を1枚描く → 画像生成AI(ChatGPTなど)
段取りを組んで動かす → Claude Code
映像そのものを作る → AIは使わない。普通のプログラムの仕事
ここに地味な利点があります。
同じ素材と設定なら、何度動かしても同じ映像が出ます。
当たりが出るまで回す必要がありません。 尺も1フレーム単位で決まります。上の動画は、ちょうど30.00秒でした。
もうひとつ、先に言っておきます。 音の処理は一切含まれません。 出てくるのは無音の映像だけです。

2|使えるのに、日本語の情報がありませんでした
この仕組みは、GitHubで無料公開されています。 geeklee/srt-whiteboard-animation というリポジトリで、MITライセンスです。
つまり、誰でもタダで使えます。 それなのに日本語の解説がほとんど見当たらない。
理由は、開いてすぐ分かりました。
中身が中国語だからです。
しかも説明が中国語というレベルではありませんでした。 AIに読ませるマニュアルの中に、こう書かれていたのです。
「ユーザー向けの説明、設定、画面テキストはすべて中国語を使用すること」
これが効きます。 日本語で頼んでも、Claude Codeが中国語で返してくるのです。
作業ログも中国語、設定パネルも中国語。 日本語の動画を作りたいのに、手元だけ全部中国語になります。
そこで、こう直しました。
マニュアル本体を全文日本語化(出力言語の指定を中国語から日本語へ反転)
ブラウザで動く領域エディタのUIを日本語化
スクリプトのバグを2件修正
容量削減のため、サンプル動画だけ削除
この一式を、有料パートで配布します。
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3|失敗する絵には、共通点が6つあります
ここが、無料パートで一番お伝えしたい部分です。
やってみるまで、こう思っていました。 「きれいな絵を用意すれば、きれいな動画になるだろう」と。
逆でした。
きれいで情報量の多い絵ほど、この仕組みでは破綻します。
理由は構造にあります。 領域は四角い枠で指定するので、枠どうしが重なると、先に描いた絵が後の枠に食われます。
だから、絵の側に条件が出ます。 何本か通して分かったのが、この6つです。
① 要素は5つまで
6つ以上入れると、要素同士が必ず近づきます。 近づけば枠がぶつかり、順番に開けなくなります。
② 要素同士を触れさせない
抱きしめる、手をつなぐ、寄り添う。 こういう構図は物理的に不可能です。離して、浮かせて配置します。
③ 地面・空・床を描かせない
これが最大の落とし穴でした。
地面の線が画面を横切ると、その領域の四角い枠が他の全要素を飲み込みます。 順番に開けるという前提が、そこで壊れます。
やっかいなことに、生成AIは「かわいい絵」を頼まれるほど地面を描きたがります。 何も言わなければ、まず出てきます。
④ 文字を一切入れない
AIは看板や本の表紙に、勝手に文字を入れます。 その文字は高い確率で崩れていますし、線が密なので描画も不自然に長くなります。
⑤ 色は淡いパステルで
線画だけだと着彩の工程が見えず、動画が単調になります。 かといって濃い色は線を埋めてしまう。淡いパステルがちょうどいい。
⑥ 上下の端を空ける
生成した画像はトリミングします。端に置いた要素は切れます。

手元の絵を1枚選んで、この6項目で採点してみてください。 4つ以上当てはまるなら、素材に向きません。作り直したほうが早く終わります。
▼動画編集・イラスト作成するなら一家に一台
ここから先は、実際に動かす話です
仕組みと素材の条件は、ここまでで足りていると思います。
ただ、正直に言うと、このツールは素直には動きませんでした。
コンソールが中国語で日本語版Windowsが落ちる。 領域を小さく作るとスクリプトがクラッシュする。 描く手が、描かれる女の子より大きくなる。
原因が分かればどれも一瞬ですが、分かるまでに時間が溶けました。
ここから先で公開しているのは、次のものです。
日本語版一式のZIP(全文日本語化・UI日本語化・バグ修正・動作確認済み)
導入手順(Claude Codeが使えるなら10分)
Claude Codeへの頼み方(そのままコピーできる指示文つき)
つまずいた7件と、その回避策
そのまま貼れる画像生成プロンプトとSRTテンプレート
同じ場所で止まる時間を、丸ごと省くための記事です。
尚、僕のPCはWindows11ですので、Macではテストしていません。
これ以降の手順もWindows11を基準にしています。
---(ここから有料)---