
#25 生きることを決めた、無職のわたし| 17歳のあなたへ
※この作品は事実をベースにしていますが、プライバシー保護のため、一部の事実を変更・省略しています。
※この作品には、自傷・希死念慮・摂食障害など精神的に辛い内容が含まれています。読み進める際はご自身の状態に合わせてペースを調整してください。
職場を離れてから、今後のことについて考え始めた。
家にいて何をしたらいいか、これからどうやって生きていったらいいかわからない日々が続いた。貯金はあったので、できる限り彼の負担はかけないように過ごしていた。
彼はSFやテクノロジーが好きな人で、自分の好きなものがはっきりしている人だった。そんな彼とある日食事をしていた時、こんなことを言った。
「世界でどんなテクノロジーが使われているか見れるのであれば、100年先だって生きていたい。」
それを聞いてわたしは、ふとこう思った。
「その世界を見ている彼を見ているのも楽しそうだな」と。
その瞬間、初めて「未来を生きているのも楽しそうだな」と思った。本当に初めてだった。子どもの時から、早めにその灯火は消えるのだなと思っていた。そんな自分がまさか未来を明るく想像するなんて思わなかった。
そこからわたしは変わった。
「100歳まで笑顔で生きるには」という視点から物事を見るようになり、そのために何が必要か考えるようになった。
わからないなりに、「小さく積み重ねて自信をつける」ことをする必要があるとわかった。
まずはジムに通うことにした。運動したくなくても行って、5分で帰ってもいい。まずは「毎日行く」という積み重ねだけにこだわった。1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月続けた。すると自分に少しだけ自信がついてくる感じがした。姿勢も良くなってきて、日常が前向きになってくるように感じた。
この間、仕事をしていない。
でも生きていくにはお金がかかる。
そこで「ギグワーク」という働き方をすることになった。食品生産工場に行って、流れてくるピザにエビを乗せたり、大きな倉庫に行って、ECサイトの注文通りに服をピックしたり、銘菓の工場に行って、5時間あんこを機械に入れ続けたり。体を使う仕事をメインにして、月に10万以上稼いで日常を生きていた。
そうしていくうちにまた働く気が出てきて、仕事を探し始めた。
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