
#26 障がい者手帳を取得した、無職のわたし | 17歳のあなたへ
※この作品は事実をベースにしていますが、プライバシー保護のため、一部の事実を変更・省略しています。
※この作品には、自傷・希死念慮・摂食障害など精神的に辛い内容が含まれています。読み進める際はご自身の状態に合わせてペースを調整してください。
これから働くにあたって、通常雇用では難しさを感じていた。
なぜかいつも大量に仕事が降ってくる。なぜかいつも行動に問題がある人と2人だけで仕事になる。なぜかいつも退職してしまう。この時はまだ、このなぜがわかっていなかった。
でも、習慣的に日々を過ごすと自分の体調で説明がつかない変化が出てくる。理由なく、体調が良い日と悪い日がある。
長く働くために、「助けてもらうための証拠」として障がい者手帳を取得した。
取得するのは怖かった。
「あんたは普通なんだから、そんなの必要ない」と言われ拒否されてきたこともあった。
これまでの人生の中で「普通なんだ」と自分自身を思い込んでいたため、認めることが難しかった。
でも、取得しに行った。長く、明るく生きるためにはこれが最善策と確信してた。
取得してから、初めて障がい者雇用の求人票を見始めた。
雇用形態は契約社員やパートタイムが多く、正社員での募集は少ない。
給与は一般雇用と比べると低い水準になりやすい。仕事内容は、事務補助・データ入力・軽作業など、定型的な業務が中心になりやすい。
もう少しグラデーションがあるものと思い込んでいたが、これは間違いだった。
これから生きる道は過酷だと、この時点で少し感じ始めていた。
面接をいくつか受けてみた。一つ印象的なエピソードがある。ある物流系の会社へ面接に行った時に、執行役員にこう聞かれた。
「働く上で、飲みニケーションも大事だと思いますが、どう思いますか。」
障害者雇用の面接で、どういった意味だったのだろうと今でも思う。もちろんお断りした。
就活する中で、考え方がすごく合いそうな企業を見つけた。
ご縁があり、入社することになった。
給料はこれまでの半分になった。
それでも、お金をいただけるだけありがたいと思って、入社を決めた。
まだこの時は、働き始めて何に葛藤するのかわかっていなかった。
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