見出し画像

【noteでBL】『バクが食べる』あとがき

 こちらの企画に参加しています。

 書いた作品はこちら。

(文字数:約2000文字)



80年代リバイバル

 あったんですよ2000年頃に。

 本来の姿ではないかもしれませんが、少なくとも私よりひと世代上の知人たちが、当時やっていた格好を拓海たくみの兄、瑞樹みずきにさせてみました。

 拓海には兄がいる設定にしていたけど、これまでに出す機会が無かった。
 苗字が天野あまのなので海系と山系の名前を付けて、兄弟っぽい雰囲気にはさせておいた。

 真一郎しんいちろうにも姉がいる設定にしてあるけど、より一層出す機会が無い。
 姉弟というよりは、長男と使用人として育てられており、耐えかねて早々に家を出ている。名前も一応構想してあって、実は真一郎が知らない所で、色々根回ししてくれています。


昭和歌謡の世界

 2000年当時は何かというと、親睦を深めるためにまずカラオケだった気がします。
 人によっては地獄の時間だったでしょうけれども、集団内の人間関係や、個々人の趣味嗜好はものすごくよく分かるので、私は結構面白がっていました。

 真一郎が、真面目に歌ったら最も面白い歌は何だろう、と考えて、
 小林旭『熱き心』
 に決定。

 他に候補に上がっていたのは、
 寺尾聰『ルビーの指輪』←真一郎が次に選んだ曲
 谷村新司『昴』←瑞樹のリクエスト
 沢田研二『時の過ぎゆくままに』
 堀内孝雄『愛しき日々』
 あたりです。

 あくまでも真面目に歌い切る事がポイントです。

 拓海くんはきっと、
 スピッツ『青い車』とか、
 小沢健二『僕らが旅に出る理由』とか歌います。

 瑞樹はきっと、
 TM Network『Get Wild』とか、
 BOOWY『マリオネット』とか、
 B'z『Love Phantom』あたりを、
 (よせばいいのに)イキリ倒しまくって歌いやがるでしょう。
 しかし真一郎同様、私も彼みたいなタイプは決して嫌いではないです。

 ところで「カラオケで選ぶ曲」とは、必ずしも「好きな曲」とは言い切れないのでご注意を。しかしそれも込みで人となりが忍ばれます。


他のお題「ハト」「睡魔」の消化

 睡魔、は拓海が大学のオリエンテーション時に眠っていたから、安眠できた事が無い奴だ、と判断して、そうした人間にありがちな症状として、落ち着ける環境に身を置けた途端に過眠になる。

 拡大解釈して「夢魔」とか「バク」のイメージも含ませました。
 バクがどうして悪い夢を食べてくれるのかと考えたら。

 あと「家事を丸投げ」とか「使い物にならない」のは、あくまでも拓海の認識ですからね。真一郎感覚では芦屋の大叔母様と交流したり、色々やってもらえています。

 ハト、は「ハト派(穏健派、平和主義者)」って事にして、ムリヤリ入れ込んだものの、結果真一郎のスタンスが決まってくれて、地味に重要項目になった。

 ちなみに九州の人間は、お笑いを馬鹿にしているわけじゃないんですよ。文化が存在していないから対応し切れないだけです。

 目上の、それも男性を笑うなんて、「冗談だ」と本人から申告してもらわない限り出来ません。本当に、真剣にそうした教育を受けてしまっているので、フリやボケに反応できなくともどうか長い目で寛容に御覧ください。


上級者向けの楽しみ方

 ところで真一郎は拓海の「お兄ちゃん」呼びが、可愛く感じて随所で萌えています。
 瑞樹もそれに気付いて真一郎をちょいちょいからかっています。

 そもそも拓海が帰って来るまでの間に、一体どういった会話が繰り広げられていたのか、想像してみるのは楽しかろうと思います。

 瑞樹ももちろん拓海と同じ、全寮制中学・高校の卒業生です。
 親は知らずに済んでくれたような、兄弟の評判も聞き及んでいます。

 と言うより価値観を共有する(と信じられている)集団内では、指導的立場にいる人々や上の世代同士の力関係が、後輩や次の世代にも影響を及ぼすものです。

 そこに気付いて教団を離れたものの、拓海を心配して様子を見に来た瑞樹は、わりと良いお兄ちゃんではあります。


執筆リアルドキュメント

 せっかくなので記録してみる。

7月27日:やってやんよ!宣言。
 本編とあとがき記事のフォーマット作り。あらすじ作成。
 夕飯を作りながら構想。仮タイトルを差し替え。1時間ほど執筆。

7月28日:仕事の合間に2時間半ほど執筆←合間じゃなくなる。約3000字。
 すでに構想は仕上がっているが、5000文字に収めるにはどこまでを書き込むかが問題になる。話の進行に伴いあらすじを30分ほど書く。
 九州地震で気持ちざわざわ。夕飯を食べて片付けた後で更に1時間執筆。

7月29日:寝ている間も脳内で構想を掻き回している。
 あと1000字ほどなので今日の午前中辺りに書き上げてしまえると、今週の予定とか助かるな。結果あらすじ込みで見直し含めて2時間書いた。
 本編5時間半。あらすじ1時間半。お疲れ様でした。

以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

いいなと思ったら応援しよう!

岡埜 由木古(偏光) 何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!