
動画生成AIのプロンプトを何度も直したら、AI全般が上達した
AIを使っているのに、思った通りの答えや画像が出てこない。
「自分はプロンプトを書くのが下手なのかな」と感じることがありますよね。
僕の場合、その感覚が一番強かった動画生成AIが、結果的に一番いい練習になりました。
今、僕は55歳です。
現役会社員として働きながら、AIを仕事や副業で使っています。
自分で言うのもなんですが、以前と比べればプロンプトを作るのはかなりうまくなったと思っています。
ただ、何か特別な勉強をしたからではありません。
むしろ逆です。
何度も失敗しました。
特に動画生成AIでは、
「どう説明すればいいのよ?」
「なんでそこが動くのよ?」
「そこじゃないんだけど」
ということを何度も経験しました。
最近SNSを見ていて、
「動画生成AIを使ったことで、プロンプトが上達した」
という趣旨の投稿を見かけました。
それを読んだとき、
「ああ、僕もこれかもしれない」
と妙に腑に落ちたんです。
最初はChatGPTに本気で驚いた
僕はかなり前からAIを触っています。
最初にChatGPTを使ったときは、本当に驚きました。
普通に文章で質問すると、普通の文章で答えが返ってくる。
今では当たり前になりましたが、最初に触ったときは、
「これはすごいものが出てきたな」
と思ったのを覚えています。
そこから、
「どう書けば、もっと自分が欲しい文章になるんだろう」
と考えるようになりました。
海外、特に米国のユーザーが公開しているプロンプトを参考にして、日本向けに直したこともあります。
少し変える。
結果を見る。
また変える。
そんなことを毎日のように繰り返していました。
その後、画像生成AIが出てきました。
僕は新しいものを見ると、とりあえず触ってみたい性格です。
当然、画像生成もかなり試しました。
ところが、これも簡単ではありません。
頭の中では、
「こういう人物を、こういう場所に立たせたい」
と分かっている。
でも生成してみると、違う。
人物の向きが違う。
余計な物が入る。
表情がおかしい。
構図が違う。
そこで、
「右側に人物」
「左側は余白」
「大げさな笑顔にしない」
というように、少しずつ指示を具体的にしていきました。
今考えると、この時点ですでにプロンプトの練習をしていたんですよね。
ただ、画像生成までと動画生成では、難しさがまったく違いました。
なぜ動画生成AIはプロンプトの練習になるのか?
僕が思う答えは単純です。
動画では「何があるか」だけではなく、「何がどう動くか」までAIへ伝える必要があるからです。
静止画なら、一瞬の状態を作れば終わります。
動画は違います。
人物が動く。
物が動く。
カメラが動く。
時間が進む。
前の場面と次の場面もつながらなければいけません。
だから曖昧な指示を書くと、その曖昧さがそのまま映像に出てきます。
たとえば、
「男性がテーブルの上の商品を取る」
と書いたつもりなのに、違う物を取る。
商品を持ち上げてほしいだけなのに、別の場所まで動く。
動いてほしくない物まで動く。
以前の動画生成AIでは、こうしたことが本当に多かったんです。
ここで嫌でも考えさせられます。
「何が足りなかったんだろう」
「どこを固定すればいいんだろう」
「動かしたい物と、動かしたくない物を分けた方がいいのか」
「何秒目に何をさせるのか書いた方がいいのか」
文章だけを生成していると、多少曖昧でもAIがうまく補ってくれることがあります。
動画では、そのズレが映像になって目の前に出てくる。
これが僕には大きかったと思っています。
技術の世界でも、動画や世界モデルは単なる映像制作だけの話ではなくなっています。
Google DeepMindは世界モデルを、物理環境をシミュレーションし、環境がどう変化するかや行動の影響を予測する仕組みとして説明しています。
NVIDIAもPhysical AI向けのCosmosで、動画を使った世界の予測やシミュレーションをロボットなどの学習へ利用しています。
僕は研究者ではありません。
ただ、動画生成を何度もやっていると、
「AIに物の動きを理解させるのは難しいんだな」
ということは体感できます。
僕は、この「指示の曖昧さ」を実際に何度も思い知らされました。
月3万円使って「なんでここが動くのよ」を繰り返した
動画生成AIを始めた頃は、本当に苦労しました。
全然、思った通りに動いてくれません。
僕の頭の中では完成しています。
でもAIには、その頭の中は見えません。
だから動画を生成します。
違う。
プロンプトを直します。
もう一度生成します。
また違う。
「なんでここが動くのよ?」
と思って、また直します。
そんなことを何度もやりました。
動画生成の検証だけで、月に3万円ほど課金した時期もあります。
今考えると、なかなか使いましたね。
その頃に作り込んだものの一つが、ロボットアームが料理する動画のプロンプトです。
1本の動画を9シーンに分け、
どの場面で何をするのか。
何を動かすのか。
何を変えてはいけないのか。
前のシーンから何を引き継ぐのか。
かなり細かく指定しました。
実際、そのプロンプトを使って英語圏向けYouTubeショートを50本投稿しました。
ただし、これは成功談ではありません。
50本投稿したところで断念しました。
再生数が思うように伸びなかったこと。
動画生成に使うクレジットの消費が大きかったこと。
この2つが大きな理由です。
そのとき使ったプロンプトは、今も公開しています。
「こんなに細かく書いていたのか」
という意味でも、今見るとなかなか面白いです。
動画自体は思ったような結果になりませんでした。
お金も使いました。
時間も使いました。
50本作ってやめました。
普通なら、
「失敗だった」
で終わる話かもしれません。
でも今振り返ると、あの期間にかなり鍛えられたと思っています。
ところが、この失敗が動画以外のAIを使うときにも効いてきました。
実は、長いプロンプトを書けることが上手さではない
昔の僕は、
「細かく書けば書くほど、いいプロンプトになる」
と思っていた部分があります。
動画生成AIの性能が低かった頃は、実際に細かい指定が必要でした。
だから僕が作った昔のプロンプトを見ると、かなり長いです。
ところが今は、AIそのものの性能が上がっています。
以前なら何行も説明していたことが、短い指示でも通じる場面が増えました。
ここで考え方が変わりました。
プロンプトがうまい人というのは、
「長い文章を書ける人」
ではないんですよね。
僕が今、一番大事だと思っているのは、
「何をしてほしいのかを自分で分かっていること」
です。
もう一つあります。
出てきた結果を見て、
「どこが違うのか」
を言葉にできることです。
これは動画生成でかなり鍛えられました。
「なんか違う」
では修正できません。
人物の動きが違うのか。
カメラの位置なのか。
物の大きさなのか。
前後のつながりなのか。
AIが悪いと言って終わるのではなく、
「自分の指示のどこを変えるか」
を考えます。
これはChatGPTでも同じです。
記事を書かせて、
「AIっぽいな」
で終わらせない。
どこがAIっぽいのか。
一般論が多いのか。
自分の経験が足りないのか。
文章が長いのか。
読者が見えていないのか。
そこを分解して指示する。
画像生成でも同じです。
構図が違うのか。
人物の位置なのか。
表情なのか。
文字の余白なのか。
僕が今やっていることは、結局ほとんど同じなんです。
AIに一発で正解を出してもらうのではなく、
出力を見る。
違うところを見つける。
指示を変える。
また出す。
この繰り返しです。
ここで僕は、自分が動画生成以外でも変わっていることに気づきました。
55歳でも、使い続ければできることは増えていく
僕はいま55歳の現役会社員です。
いわゆるアラカンです。
若い頃からAIを勉強してきたわけではありません。
当然ですが、学生時代に生成AIなんてありませんでした。
それでも今は、AIを使っていろいろなものを作っています。
記事を書く。
画像を作る。
動画を作る。
サイトを作る。
ツールを作る。
WordPress用のプラグインを作る。
もちろん、全部を自分一人でプログラミングしているという意味ではありません。
AIに相談しながら作っています。
自分がやりたいことを説明する。
出てきたものを見る。
違えば直してもらう。
このやり取りができるようになったんです。
僕のプロフィールにも書いていますが、現在は50代会社員、副業、AI、ChatGPT、note運営などを中心に発信しています。
AIを使うようになって感じるのは、
年齢より「実際に何回やったか」の方が影響が大きい
ということです。
一度触って、
「よく分からない」
で終われば、当然分からないままです。
僕も動画生成AIを最初に使ったときは、よく分かりませんでした。
思った通りにならない。
意味不明な動きをする。
お金もかかる。
それでも何度もやった。
だから少しずつ、
「こう言えばいいのか」
が分かってきました。
これは50代でも同じです。
年齢は関係ありません。
もちろん、若い人より覚えるのに時間がかかることはあるかもしれません。
僕も新しいサービスを見るたびに、
「また増えたのか」
と思います。
でも全部覚える必要はありません。
一つ触ってみればいい。
僕なら、AIをまだ十分に活用できていない人には、動画生成AIを一度試してみてほしいです。
すごい動画を作る必要はありません。
5秒でも10秒でもいい。
「コーヒーカップを男性が持ち上げる」
くらいの簡単な動画でいいんです。
もしカップではなく別の物を持ったら、
なぜだろう。
人物まで移動したら、
どう書けば止められるだろう。
そこからプロンプトの練習が始まります。
完成した動画より、
「なぜ思い通りにならなかったか」
を考えた時間の方が、あとで役に立つかもしれません。
僕にとっては、まさにそうでした。
自分で一からプロンプトを作るのが大変な人へ
僕は、こうした試行錯誤をしながら、仕事や副業で使うAIプロンプトやツールも作ってきました。
「一から全部試す時間はない」という50代会社員向けに、本業、副業、記事作成、発信などで使えるものをまとめています。
必要な人だけ見てみてください。
「50代会社員がAIを使って、本業をラクにしながら副業の商品作成・集客まで一通りできるセット」
https://note.com/hb449108/n/n462b7a5b6933
この中には、僕が実際に試行錯誤しながら作ったプロンプトやツールをまとめています。
まとめ|失敗した動画は消えても、考え方は残る
今回伝えたかったのは一つだけです。
動画生成AIで何度も失敗して修正する経験は、動画だけではなく、AI全般に使えるプロンプト力を鍛えてくれる。
僕は動画生成に月3万円ほど使った時期もありました。
50本作ってやめた企画もあります。
今なら、もっと短いプロンプトで作れることも増えました。
それでも、あの頃の試行錯誤を無駄だったとは思っていません。
文章。
画像。
動画。
ツール。
サイト。
やっていることは違っても、
「やりたいことを言葉にして、出力を見て、修正する」
という部分は同じだからです。
まだAIをうまく使えていないなら、今日1本だけ短い動画を作ってみてください。
思い通りにならなければ、それでいいんです。
むしろ、そこからが練習です。
実際に僕が何度も修正して作った動画生成プロンプトは、こちらの記事に残しています。
50代会社員がAIを実際に使ってみた記録を、これからも成功も失敗も含めて書いていきます。
同じようにAIを試している方は、スキやフォローで次の記事も読んでもらえたら嬉しいです。
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50代会社員向け|AIで仕事をラクにしながら、商品作成・発信・集客まで進めるセット
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【自己紹介】7000万円の借金から復活した55歳会社員の話|正社員×副業で生きる理由
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34歳での独立、会社の倒産、7000万円の借金、正社員として働きながら続けてきた副業など、僕が今の発信をするまでの経緯をまとめています。
https://note.com/hb449108/n/n8ef204960542
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記事URLを入れるだけ|X・Threadsの投稿文を作れる無料ツール
ブログやnoteの記事URLを入力すると、SNS投稿文を作成できます。
「記事は書いたけれど、SNS投稿を考えるのが面倒」という方におすすめです。
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X・Instagram・Threadsの発信をラクにする無料ツール一覧
SNS投稿作成やコメント返信など、発信作業を少しラクにするツールをまとめています。
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気になるものがあれば、全部見る必要はありません。
今の自分に必要そうなものだけ、使ったり読んだりしてもらえたらうれしいです。
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